AIによって内容の価値が下がるとしたら、最も大事なのは「語り口になるのではないか」という仮説
こんにちは!
先日も書きましたが、AI記事を今年は強化していこうと思います。最新情報とかは基本的に結構どうでもよくて、「AIと働く上で、どういうふうにマインド変えていかないといけないのか」みたいな方が重要だと思っているので、その辺りを書きまくっていきます。
以下みたいな記事を毎日書いてて、月に20本くらい届くマガジンなんですが、いったん、初月無料にしてみたので、是非とも入ってみてください。
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では本編です。
AIが発展しまくっている昨今ですが、マジで動きが早いです。そして、ご存知の通り、例えば、テキストにおいてはかなりの部分をAIが描けるようになりました。
誰もが高品質な文章を書けるわけです。
そうすると、気になるのは「コンテンツの差はどこで出るのか」です。
誰しも同じようなAIを使って、品質の高い中身が作れるようになったら、どうなるのか、ということですね。
結論としては、僕は「表現」だと思っています。コンテンツをものすごくざっくりと分けると「内容」と「表現」になると思うんですが、表現側の重要度が上がるんじゃないかなあ、と。
一言で言うと「その人らしい語り口」の重要性が上がると言うことかなと思っています。
というわけで、そのことについて書いてみます!
語り口が重要な理由
まず、語り口が重要な理由を説明します。
例えば、記事に限っていうと、要素としては
内容:「記事の切り口」「内容を考える力」「情報収集力」
表現:「基礎的な文章力」「論理性」「その人らしさ」
などがあるじゃないですか。これらが総合的にあると、ライターとか、物書きとかで食べていけたわけです。
しかしAIによって、例えば「切り口さえあれば、情報を収集してきて、内容を考えてくれる」などはできるようになりましたし、読みやすく論理的な文章を書くとかもできます。基礎的な文章力や論理性も担保できてしまいます。「基礎的な文章が書けて、情報収集力が高い人」みたいなのだと、これからライターとしての仕事のニーズが減ってしまう可能性があります。
じゃあ人間はどこで勝負するのがいいのかか?というと、「クリエイティビティ」や「オリジナリティ」という意見をよくみます。要は「AIって平均的なものを出すから、型破りな発想はできないよね」というところです。
これらは内容側の話ですね。
これは一定の説得力がありますが・・・。そんなに人間、斬新なアイデアを出し続けられるわけでもないですし、才能も必要なので、すべての人がこれで勝負し続けるのは難しいかなあ、と。
なので、僕は「内容が同じでも、表現とか、その人らしさが出ていれば、それが選ばれる」と言うふうになるんじゃないかと思っています。
滲み出る人柄、とか、語り口が素敵だ、とかですね。Podcastなら「声がいい」とか「リアクションがいい」とかも入ってきそうですし、YouTubeだとルックスとか、動きとかも入ってきそうです。
内容の重要性はそもそも低い?
こういうと「いやいや・・・。コンテンツで大事なのは内容でしょう」と思う人も多いと思うんですが、、、
心理学やコミュニケーション論の分野では、「第一印象」や「見た目」「声のトーン」といった、いわゆる「非言語的要素」が、相手に与える影響が非常に大きいと言うのはよく言われたりしています。
プリンストン大学教授のアレクサンダー・トドロフ氏によると「人は他人の顔を100ミリ秒みただけで、その人の性格や印象を判断してしまう」らしいんです。
参考:
https://www.bmw.com/ja/innovation/how-to-make-good-first-impression.html
その人のことを全くわかっていないはずなのに、判断しちゃうわけですね。
またよく引用されるんですが、メラビアンの「7-38-55の法則」というのがあります。これは、人がメッセージを受け取る際、
言語情報(話の内容)は7%
声の質(トーンや話し方)が38%
視覚情報(表情や見た目)が55%
を占めるという理論です。聞いたことがある人もいるかもしれません。
これは、なんか調べると、あくまで好意・嫌悪の感情を伝達するときの限定的な実験だから、すべてのコミュニケーションがこうだ、というわけではないので注意が必要ですが、「内容がすべてではない」というのはあるんじゃないかなあ、と思っています。
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