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今の幸せの延長で「なりたい自分」を決めるのは危険か?

こんにちは!

今日も質問に答えていきます!質問は以下のマシュマロからお願いします。

https://marshmallow-qa.com/kensuu

「アル開発室会員です」といってくれれば、長文で答える率があがります!

ではいきます!

アル開発室の会員です!

先ほど下記noteを見て、自分の物語思考の根本が間違っていたかもしれないと思ってしまって質問しております!

https://kensuu.com/n/n735c2ffd31d5

結論、自分の物語思考の出発点であるなりたい状態だと考えていたことの半分以上が「今幸せなことをずっと続けられるようにすること」的なものだったのですが、こういう思考でなりたい状態を考えるのはけんすうさん的にはちょっと違いますか?その場合はどのように考え直せばいいでしょうか?

noteの中では「一番もったいないのは「これは自分の幸せの価値観と違う」と思って、変化を拒否すること」とありましたが、今まさに「自分のなりたい状態になりたい状態=今幸せだと思うことを維持すること」だと思って、幸せだと感じること以外をシャットアウトしようとして行動してしまってました。

今自分は仕事と創作と子育て、すべて両立してこなすことに何よりの喜びを感じていて、特に創作に関してはどんなに忙しくても絶対に続けていきたいと思っています。

しかしこれも「今バランスとってこなすことが幸せ」であり、「今創作することが幸せ」だから、今後幸せの価値観が変わるとしたら、そもそもこの幸せを継続しようと行動することは間違ってるのでは?と思ってしまいました。

まずい方向に進んでるなら軌道修正したいのでご教示願いたいです。。

答えます!

答え

上記で紹介されているnoteはこちらですね。

夢を叶えたいけど、そこは1日12時間働くところで、それは自分の幸せの価値観と違うからどうしよ、という質問なんですが、それに対して「今の自分の幸せの価値観って、永続的なものでもないので、あまりそれに縛られなくてもいいのでは」みたいなことを答えた記憶があります。

んで、僕の「物語思考」という本では「自分のなりたい状態を決めて、それに向けてキャラクターを作って、物語を作るように行動するといいよね」みたいなことを書いたんですが、

これと合わせた時に、どう考えればいいか?ということだと思います。

未読の方のために、ちょっと細くしておくと、「なりたい状態を考える前に、頭の中の枷を外しましょう」というのが僕の本では書かれています。

頭の枷を無くすというのはどういうことかというと・・・。

人間って、どうしても勝手に限界を決めてたりするんですよね。常識的にこうだろうとか、今までこうだったからこうだろう、みたいな感じです。

何の制限もなくていいとしたら、どうなりたいですか?と聞いても「今は年収300万円なんですけど、600万円になりたいです」みたいに言ってしまうんですね。

これは多くの人にとって普通の現象です。でもそこで「何の制限もないんですが、年収1000万円よりも年収600万円の方がいいってことですか?」と聞くと、「あ、1000万円のほうがいいです」となったりします。つまり、何の制限もない、と言われても、自分の思考の限界があるわけです。

また、例えば「年収1000万円」とかならなんとなく想像できても「それになれたらいいなあ」と思うんですが、そこで「でも1000万円って激務だろうな」みたいな変なトレードオフを作ってしまったりします。だから「激務でもいいので1000万円」みたいな変な条件をつけてしまったりします。

制限がないなら「楽しい仕事で、そんなに激務じゃなくて年収1000万円」とかの方がいいんだったら、それを想像した方がいい。

だからと言って「年収100兆円です」みたいに、想像もできないくせに適当な大きな数字をいってもやっぱりあまり意味がなくて、、、「自分が想像できる範囲をどれだけ広げられるか」が重要だと思っています。

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