見出し画像

夢を叶えるためには幸せを犠牲にしないといけない?

こんにちは!

なんか最近「死人」と言う言葉が頭の中に浮かびやすくて、なんだこれ、超怖い、と思っていたら、キッチンの目に着くところに「くちなし」の実のパッケージが置いてありました。おそらく「死人に口無し」を連想してたんだと思います。

というわけで、今日も質問に答えます!

今年の夏に5年間働いた病院を辞めました。将来的にクラフトビールのお店をするために憧れだったクラフトビールの世界に転職しました。しかし、転職先で人間関係が上手くいかず、すぐに退職し現在はクラフトビールを扱うお店でアルバイトとして働いています。今はクリスマスイベントの時期ということもありひとまず1ヶ月ほどイベントのアルバイトをして、業界について考えてから、ウチで働くか決めたらいい。と言われています。内情を知るために社員やアルバイトの人に勤務などについて聞いているのですが、どうも10〜12時間勤務は当たり前レベルのようです。これまでの業界とのギャップに驚くと同時に、この働き方は自分の幸せの価値観には遠いと思っています。店舗運営を行う以上、遅い時間まで勤務することはある程度しょうがないとは思うのですが、勤務時間が長くほとんど1日拘束というところに引っかかっています。憧れの仕事をするにあたり自分の夢を取るか、生活を取るかという天秤に揺れています。自分の夢を取るために生活を犠牲にしなくていい方法はないものかと悩んでいます。もういっそのこと覚悟決めてお店をして自分のリズムで働く方が幸せかもなとも思っています。色々と認識が甘いことは重々承知ですが、幸せに働くと言うことと、夢との両立はやっぱり難しいんでしょうか。

面白い質問ですね!答えます!

自分の幸せの価値観

結論でいうと「自分の幸せの価値観」みたいなのは流動的なものだ、と思っておくほうが、自由度が高くていいんじゃないかと思っています。

僕らは、なんか「今、これが幸せだ」と考えているものはこれからもそう思うだろう、と考えがちなんですが、全然そうではないんですね。例えば「仕事は8時間で、あとはプライベートの時間があるべき」というのが幸せだったとしても、やってみれば「1日12時間、大好きな仕事に関われる方が幸せだと感じる」ということがあるかもしれません。逆に、仕事に時間を費やして、それが幸せだ、充実感があると思ってた人が、仕事を辞めたり、病気でそうでない働き方になった時に「こっちの方がいいな」と気づくこともあります。

要は、結構変わるもんだし、わからないんですよね。

僕も、結構コロコロと変わるタイプなので、あまり今の自分の幸せの価値観を信じていません。

一番もったいないのは「これは自分の幸せの価値観と違う」と思って、変化を拒否することです。質問主さんの今までの働きっぷりを知らないですが、長く働くことが本当にダメなことなのか?というのは、実は2-3年やってみないとなんともいえなかったりします。最初は変化があるので、絶対に辛いと思うんですが、慣れてきたら「あ、でも好きな仕事だったら長い間働くのはそんなに辛くないな」かもしれませんし、そもそも「長く働く、というイメージだったけど、意外とのんびりしているので、時間拘束はそこまで問題じゃないな」となるかもしれません。

というので、自分の幸せはこうだ、とあまり決めつけないで、やってみるといいんじゃないかなあ、と思います。

本当に12時間労働か?

また「平日に時間を取られるのは辛くないけど、休みの日は必須だな」と思うかもしれないですし、「3年やってみたけど、絶対に無理だわ、この生活は続けられない」と思うかもしれません。

ここから先は

1,086字
けんすうの視点でわかりやすくまとめた記事が毎月20本ぐらい読めます。ビジネス書1冊ぐらいの金額で様々な話題をキャッチアップできて便利です!

アル開発室

¥980 / 月

【全記事読み放題】クリエイターエコノミーの事業に挑戦しているアル社の裏側を知れるマガジンです。代表けんすうが、やっている事業の裏側やリリー…

サポートされたお金はすべて、クリエイター支援のための会社運営に使われます!