PRをするためにカテゴリを勝手に作って、その中に紛れ込ます方法

こんにちは!

今日は「なるべくお金をかけずにPRをしたいよね」というスタートアップあるあるの課題に対して、何をやったか、みたいな話をしたいと思います!

※この記事は2021年2月17日に、Facebook版の「アル開発室」にて公開された記事をnote用にリライト・追記したものです。文末に、追記があります。

なるべくお金をかけずにPRしたい!

おそらく、アル開発室にいらっしゃる方の中でも、集客とかに困っている人というのは多くいると思います。

というか、だいたいにおいて一番困るのが集客です。

よく「とはいえ、けんすうさんは、Twitterのフォロワー数が20万以上いるので、、集客やPRには困らないでしょう」と言われたりするんですが、まったくそんなことないんです。

たとえば、新規サービスを出してTwitterに投げても全く反応ないときもあります。

有名な人が作ったから、とかで簡単にいくものではありません。芸能人がお店やブランドを作っても、流行るかどうかは別だったりしますよね。なので、どうPRをすればいいのか、というのはかなり知恵を絞らないといけません。

PRと広告の違いはざっくりというと、広告はメディアの広告枠を購入して、届けたいお客さんにお金を払って知ってもらうことです。PRは、メディアが取り上げたいと思う内容を知ってもらって、メディアの人のコンテンツになることで、お客さんに知ってもらう、という感じです。

PRの方法はいくつかあるんですが、僕がやるのは「キーワードを作って、そのキーワードを流行らせる」みたいなことをやります。

簡単にいうと、ジャンルを作ってしまう感じです。

プロセスエコノミーなどのジャンルを勝手に作る

たとえば、最近でいうとクリエイターの作業中を配信するという「00:00 Studio」というサービスを作ったのですが・・・。

ここでやったのは「プロセスエコノミー」という言葉を作ったことです。

プロセスエコノミーとは、「アウトプットだけじゃなくて、これからはプロセスも一つの稼ぎ方になる」みたいな概念です。すでに、キングコングの西野さんや、作業配信をする人、プロセスを公開する人(クラウドファンディング)など、多くの成功例があったのですが、これらをまとめていう言葉がありませんでした。

これについて、まずブログを書きました。

そうすると

  • プロセスエコノミーという概念があるらしい、と話題になる

  • すでにやってた人たちも言葉を使い始めてくれる

  • ちなみに「00:00 Studioという、プロセスエコノミーを体現したサービスがあるらしい」

というので、話題にのぼりやすくなったんです。実際に、テレビの取材や雑誌の依頼がちょこちょこ来たりしました。


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