就活生が、クリエイティブな仕事につくには今何をすればいいか?
昨日から、マシュマロで記事ネタとか質問を受け付けています。昨日もたくさん答えたんですが、今みたら60件以上溜まっていて、ありがたい限りです。
昨日の記事はこちらです。
飽きるまでまだまだ募集しているのでこちらからお願いします。
では、今日は質問を1つピックアップして、それをネタに書いてみます。
クリエイティブな仕事に就職するには
今日の質問はこちらです。
質問者は学生さんだと思うので、記事は無料で公開しておきます。これを読んだ社会人の人で「けんすうを応援してもいいな」と思ったら、アル開発室を購読していただけると、平日毎日2000-3000文字くらいの記事が読めます。
これは多くの人が思ってたりしそうですね・・・。
で、個人的な意見としていうと・・・。結論からいうと「就職活動するよりも前に、今すぐ作り始めるがいいのでは」です。
というのも経験上でも周りを見ていても、「クリエイターみたいな仕事をしたいので、就職活動時期にそういう会社を受ける」という人が、クリエイティブな仕事につくのはちょっとハードルが高いんです。
もちろん無理だとは言わないんですが・・・。周りでは
毎日TikTokで映像を投稿していました。バズることもよくあり、フォロワーが10万人います
とか
ゲームが好きなので攻略サイトを創っていました。この分野では一番です
とか
美大卒 / 専門学校 / 小さいころからものづくりで賞をもらっている
みたいな人とか、いろいろな人がいるんですね。
ゲームやVRコンテンツ、映像に関しても僕のアイコンを題材にフォートナイトで実装されたものを作った人たちのグループ、すごい若い人ばっかりで、、
聞いてみると、高校生だとか、20歳前後だとか、そういう人たちです。そういうのはゴロゴロいます。
それで作ったステージが100万人を突破してたり、有名な案件を手掛けてたりするわけです。
想像してみてほしいんですけど
知識や経験はないんですけど、興味あります
という人と
すでにフォートナイトを使って、自分でステージを開発しています。こういステージなどを作りました。来場者は100万人を超えていて、企業案件なども手掛けています
みたいな人がきたときに、どちらが興味をひくか・・・みたいな話になっちゃうんです。
作りたい人はもう作っている
残酷な話をすると、「作りたい人はもう作っている」ということがクリエイティブの世界では起こります。
インターネットでも「こういうサービスが作りたいんです!」という人は、だいたい「じゃあ作ればいいのでは?」と返されちゃうんです。作りたい人は作っていたりするのです。
電通さんとかに入りたい学生が「企画がしたいんです、したことはないんだけど」といってたら競争に勝てません。なぜなら多くの人が、学生時代のときにガンガン企画やったり、おもしろいことをやったりしているからです。「なんでやらなかったの?」という話になっちゃうんですね。
みたいな話をすると、学生さんからは「いや、自分の力ではできないので、だから会社でやりたいんです」みたいになるんですが・・・。会社だろうと学生個人だろうと、いろいろな人を巻き込んで説得してやらないといけないので、実は大差ないんですね。個人的には会社の中のほうが説得コストが高いとすら思っています。
むしろ、「学生の時に1万人を集めたイベントをやりました。収益は3000万円です」みたいな学生に「それを会社でやるのは大変だよ」みたいに言われる、みたいな世界観だと思っているといいかなあ、と。
特に今は、ゲームも映像も個人で作れちゃう時代なので、作りたいならさっさと作るのがいいかなあ、と。そうすることで、経験もたまるし、やりたい方向見つかるし、面接の時とかも説得力がでるので。
たとえ、まったくヒットしなかったとしても「自分でやってみる熱意があるんだな」というのはわかってもらえます。
難しいことではないよ!
といっても、難しいことではないので、興味がある範囲でやればいいと思います。
そしてこれは完全に就活の攻略の話ですが・・・。面接官がまだ良く知らないところを狙うといいと思っています。さらに、できれば他の学生の競合がいないところがいいです。
たとえば、まだ「TikTokで動画を創って、○○再生いきました」というのは価値はあるんですが、ぶっちゃけ、結構な学生さんでいるんですね。「インスタで10万フォロワーです」とか「YouTubeで10万チャンネル登録います」とか「TikTokでこんくらいです」とかはたまにいたりして・・・そうなると、自分が3万チャンネル登録数で、結構すごいのに5万登録の人がいたら負けてしまうわけです。
なので、できればもうちょっと新し目のもの、たとえば「NFTを盛り上げるための動画を作る担当をしていました」とか「web3の情報発信をしていて、1万フォロワーいます」とかだと、数字がしょぼくても、新しいので価値があったりするんです。
映像やVRの分野よく知らないんですが、まだまだ狙い目のところがたくさんあると思うので、そういうのをやるといいかなーと。
ゲームだったら、確実にBCG(ブロックチェーンゲーム)が今、話題になっていますし、そのあたりに詳しい人があまりいないので
国内外のBCGに対して詳しいです。特に、トークンエコミクスを分析していて、そのあたり含めたゲームの設計状況の知識があります
とかであれば、ゲーム会社に採用される可能性などが上がるかなーと思いました。
というわけで
就活生のみんなは、結構「自分のやりたいことは何か」とか「自分はどんな適正があるのか」とかを調べるのに一生懸命だったりします。
自分のことを知るのは楽しいし、快感だし興味があるので気持ちはわかるんですが・・・。企業からしてみたら、大量の学生を見るので、その人達のやりたいことにそこまで興味ありません。
んで、学生からしてみても「よし、自分は考えるのが好きだから企画職だな」と思ったとしても、会社に受からなかったらほぼ無意味なわけです。
というか、学生時代のやりたいことはあまり当てにならない、というのを企業は知ってたりします。会社に入ったり、数年たったりしたら、ぜんぜん変わったり、やってみて適正がわかったりするので。
それよりかは「今なにに情熱を持っていて」「本当に情熱があったらやることをやっているか」みたいなほうが質問したいです。「ガクチカ」と呼ばれる、学生時代に力を入れたこと、とかはまさにそのあたりですね。
なので、質問者さんみたいに「ゲームとか映像に興味があるなあ」くらいで十分なので、そこからは「興味がある仕事の会社に受かるために何をしておくといいか」みたいな逆算で考えるのも手かなーと思っています。
というわけで、参考になれば、、、では!
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