「何者かになりたくなる」SNSはそろそろ衰退していくのかな?という予感

こんにちは!けんすうという名前で、インターネットサービスとかをよく作っているものです。

このnoteでは「何者かになりたいという欲を刺激して、一部のインフルエンサーと大量のワナビーを作りだすようなSNSがそろそろ飽きられて、違う目線のSNSが増えていくんじゃないかな?」的なことを書きます。

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あ、ちなみにまとまりは全くない、ふわふわした記事です。ロジックも何もないので、注意です。

なんでこんな記事を書いたかというと、5年くらいに振り返った時のためです。

こういう未来予測は「未来なんて予測していないで自分で創ろう」派ですし、自分でも創っているんですけど、あの時のあの空気感で、何を思って創ってたか、というのは残しておかないと、自然と自分の頭の中で、結果に合わせてストーリーをでっち上げちゃったりするので、積極的に残しておいたほうがいいなあ、と最近思っています。

というわけで、インターネットサービスを創る人目線でふわっふわな記事を書いているだけなので、ご了承ください。

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スマホとSNSの時代だったこの10年

というわけで、この10年くらいの振り返りから。

20年くらい前から、インターネットコミュニティとかにどっぷり使っていて、自分でも何度も作ったりしている観点から感じているんですが、2004年ごろから日本でもSNSが流行して、2007-2009年くらいからはTwitterが人気になったのですが、スマートフォンが一般に普及しはじめた2011年くらいからのこの10年の間は「スマホとSNSの時代だった」と言えると思います。

世の中の中心がSNSになった、というと大げさに聞こえるかもしれませんが、政治から世論まで、かなりSNSに振り回されたといってもいいでしょう。

SNSは麻薬的なおもしろさがあるため、みんな多大な時間が費やしており、また、フォロー・フォロワーの仕組みで自然と意見が合う人がクラスタ化していくことで意見が相乗効果のように膨らむ、というので、陰謀論やQアノンなどの問題も起こりました。

また、圧倒的なフォロワーを集めてインフルエンサーになる人も多く出現しました。芸能人とはまた違った、商品を勧めたりすることでビジネスの場にも影響力を持ったり、D2Cがやりやすい環境になったことで自分のプロダクトを創るインフルエンサーも増えてきています。

そんなこんなで、TwitterやInstagramを開くと、多くの人がだいたい

- 友達とかの投稿
- 趣味や意見が合う人の投稿
- その中でも有名だったり人気がある人の投稿

が目につくような感じになっているんじゃないかなと。

そして、これによって、一部の若者が強烈に「何者かになりたい」と思うようになったのではないかと思っています。

何者かになりたい人たち

「何者かになりたい」という人はいろいろな人と話してても非常に聞く話でして・・・。

どういう定義なのかは人によって違いますが、なんとなく

- SNSとかで影響力を持ちたい
- フォロワー数を多くしたい
- いいものを紹介したりして、それで暮らしていきたい
- 自分の発信力を仕事にしたい
- 自分はこういうことをやっているこういう人物だ、と胸を張りたい

みたいなところっぽいです。

こういう人と仕事をすると、だいたいのケース、お金よりもフォロワーのほうを重視していたりします。これはある意味では合理的で、短期的に100万円もらうよりも、1万フォロワーが増えたほうが、1万フォロワーに何かを発信することでのちのちのリターンが多かったりするからです。

成功例としては、SNSでフォロワーが20万とか30万人くらいになって、それでYouTubeとかに手を出してファンを集めていき、オンラインサロンなどで会費を集めて収益を安定しつつ、企業の顧問とかをやって儲けていく、みたいな世界観ですね。なんか周りにもたくさんいます。

こういう感じで、年収5000万とか1億円とかいっている人を大量に見るような環境のSNSを使っていると、羨ましいなあ、自分もなりたいなあ、となっているんじゃないでしょうか。

ちなみに、Z世代のなりたい職業1位がインフルエンサー、という調査もあるらしいです。

さらに、この調査では、「人生において大切にしたい価値観」の断トツ1位が「好きなことをやって生きる」(78.1%)らしく、そういう面もSNSの影響が強いんじゃないかと思います。SNSで活躍している人、YouTuberの人とかって、好きなことをやって生きている感じ、すごいしますもんね。

ただ、これらはなんか「スマホと今のSNSの形がそうさせている」というものな気もしていて、、、2020年代は、だんだんとこういうSNS自体が人気なくなるんじゃないか、という気もしています。

というのも、インフルエンサーになる方法とかはかなりハックされつつあって、「一部にウケる過激な意見を言い続ける」とか「お金持ちのふりをして成功者になりきり、ビジネス書からとってきた名言ぽいものを出しまくる」とかでなれちゃったりするので、だんだんと偽物が刺激の強さで勝負しようとしているので、大味になっちゃっているからなのかなあ、と。

次の形の予兆

というので、次の形の予兆はすでに多くではじめています。

若い人とかは「当たり前じゃん」の世界だと思うんですが、たとえば、Discordとかパラレルを使ってゲームとかのつながりの人たちとずっと音声チャットでつながったりとか、REALITYとかMirrativYay!でゆるくつながった人たちと配信やチャットを楽しんだりとか、そういう世界のほうが今はちょっとしっくりきてたりします。

フォロー・フォロワーの世界は継続していますし、その中でも人気の人ももちろん生まれていますが、それでもTwitterやInstagramほど格差は生まれないフラットな世界観を感じます。だからといって、Facebook、LINEほど身内に閉じているわけでもありません。

なんか・・・うまくいえないんですが、Twitterとかって、「フォロワー数多い人が、えらそうに意見を言う」というのが多くじゃないですか?そういう人がガツーンと意見をいって、たくさんRTされて、話題になる、みたいな。

ああいう「意見ばかりある」というSNSにそろそろ飽きが来るんじゃないかと思っていて。今、ヤフーニュースのコメントとかに投稿している人は高齢化している、と聞いたことがありますが、そういう感じにTwitterとかもなっていくんじゃないかなと。

今のSNSは、空気を読んで意見を言ったり、メディアの意図通りの感情にさせられて、感情の波にのってツイートしたり、とかが多かったりする気がするんです。

というので、次のSNSの雰囲気は、「何者かにならないといけない感じとかしない」「上から目線とかにならない」「みんなが自分の意見とかを言い続けない」とかになるんじゃないかと思っています。

次のSNSの輪郭は何によって作られるか?

そろそろだいぶ抽象的になってきて、分かりづらいと思うんですが、この先は、ビート感だけで感じ取ってもらえればOKです。

まず、次のSNSの輪郭は何か・・・を考えると、一つはあまり人を中心におかないような気がします。

Mirrativとかだと、ゲームがサービスの輪郭を創っているので、人にあまり注目しないんですね。REALITYとかもVtuberぽいガワをかぶっているので、あまり人の個性を意識しない。

人を意識しないということは、人との境界線が曖昧になるということです。VRの世界とかになると、境界線をぼやかすのは大事になりそうな予感がしています。あまり距離や格差ができないほうがよさそう。

あとはなんか目線。次のSNSには、目線が上からにならないような工夫が必要なんだと思います。

「作業中を配信する」というコンセプトの「00:00 Studio」では、ドヤ顔で自分の作品を見せたり、ものすごいアウトプットが見れるというよりも「いや、今作業中だから」という言い訳ができるようになっていたり、「今、練習中です」みたいな感じで、ギターとかイラストの練習をしている人の配信があったりします。

TwitterとかYouTubeにあげると「え、これでうまいと思っているの?」と言われたりとか「下手くそ」とか言われたりするので、スキルがまだ低い人にとっては怖いんです。スキルが高い人は賞賛を浴び、フォロワーが増え、インフルエンサー化したりするんですが、そうでない人のほうが圧倒的に多いわけで。

というので「作業中だよ」とか「練習中だから」みたいなので、自然と言い訳できるような設計がいいんじゃないかなあ、と思っています。

あとはやっぱり「意見の価値が相対的に低い」というのはありそう。多くのライブ配信サービスみたいに、トークの軽快さ、仕草、声の感じとかだけのほうが気持ちいい、とかは多くなるんじゃないかなと。

Spoonとか使っていると、途絶えることない喋りで、ひたすらと来てくれた人の名前を連呼しておはようといってくれたり、リクエストに答えて声を出してくれたりする楽しさがすごいですし、Pocochaでも、入室したらいらっしゃい!といってくれ、ギフト送ったら喜んでくれる、みたいなの"だけ"で成り立っている人が多くいますが、もうこれだけで超楽しいなと思うわけです。

いや、もちろん、そこで「この商品がよかった!」みたいなのもトークの中に入るんでしょうけど、Instagramとか、Storiesで「このアイテムが神だった」と投稿を見ると、最近はどぎつく感じるんですよね。Twitterでも「これがよかった」という投稿、よく見られるんですが、1つのツイートとして独立しているのでやはり目立つというか、重い?感じがするんです。

なんで、2時間のライブ配信の中で、さらりと商品をすすめたり、この意見に賛成だ反対だ、とかの話は出てくるものの、それだけが主題にはなりづらいというか。

ひろゆきさんとかは、YouTubeではそのスタイルでライブ配信してて、Twitterでは刺激的な意見を入れる、というのをおそらく意図的に使い分けて、それぞれをハックしているの、さすがだなあ、と思っています。

というわけで

収集のつかなさも高まってきたので、そろそろ記事を終わりにしますが、個人的には

- すごい人が、すごい人目線で発信するものではなくて、普通の人でも発信できる場をつくる
- 意見の価値が下がる = 何かモノを創る人が増えて、そういう人たちの人気があがる

という未来があるなと思っていて、クリエイティブ活動をする人のためのライブ配信サービス、というので「00:00 Studio」を創っている次第です。

イラストレーターさん、漫画家さん、ハンドメイド作家さんとかが、モノを創っているのを淡々と投稿したり、ギターの練習している人が淡々とやってたりするんですが、何日も続けていると、だんだんとなぜか観る人が増えたりして、少しずつ交流が生まれたりするという不思議な雰囲気になりつつあります。

なんかこのあたりじゃないかなー、なんか次の形の種くらいがありそうだなーと思って創っています。それが何なのかまだ言語化できていないけど。。

というので、2021年の5月段階ではこのくらいの解像度で考えていたよ、というメモ的なnoteでした。

では!

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けんすう

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インターネットでコミュニティサービスとかをよく作っています。今は「アル」というマンガサービスを作っています。