【お知らせ】
12/28（木）から1/3（水）まで、開発室の投稿はお休みします！お休み期間は、過去の開発室noteから毎日1記事を無料公開します。通常投稿は1/4（木）スタート予定です。

※2023年5月30日にアル開発室note版に投稿された内容をお届けします。

こんにちは！

最近「成長速度が早い人とは何か」みたいなテーマでちょっと考えてたんですが、結局「1のことから、10を学べて、実践で100使える人」みたいな感じなんじゃないかと思いました。

このことについて書きます！

どういうことか？

どういうことかというと・・・。

シンプルに、1つの学びがあったときに、1つのことにしか使えない、という場合は1つのことしかできるようになりません。

しかし、1つの学びがあったときに、それを抽象化することで10の学びにし、それをさらに100回使える状態になっていると、効果が大きいんです。

たとえば

「料理をするときに、包丁で切る速度を一生懸命がんばっても意味がないですよ。やめましょう。」というのを料理教室で習ったときに、普通の人だと「なるほど、じゃあ包丁で切る速度を早くするのはやめよう」と思います。

優秀な人だと、「なるほど、たしかに包丁の切る時間は全体の中の少しであり、3分くらいしかないな。それをどんなに熟練して1分にしたとしても、2分しか短縮できない。しかし、何かを煮ている間に、他の作業をするということをやっておけば、5分近く短縮できるな。ということは、影響度の高い時間短縮のところを見つけて、そこをどう効率化できるか考えよう」みたいに思ったりします。

野菜を切るスピードをあげるかどうか、みたいな話ではなくて、全体の中で、何を効率化をしたほうがいいのか？というところを考えたほうがいいな、というところまで思考が進むので、学びの数がこの時点で大きいですよね。

さらに「これは他のことでも同じだな。たとえばメールの文章を早くするために、キーボードのタイピングを早くしても限界がある。それよりも、必要なメールだけを返信するようにすることで、時間を省略できるのでは？」みたいなことまで転用すると、これはいろいろなところで使えるわけです。

というので、「料理教室で一言言われただけで、日常から仕事のあらゆる場面で使える学びを得ている」みたいなことが起こります。

成長速度が早い人は、こういう感じで学んでいたりするので、仕事などでも、どんどんと吸収していっちゃうわけです。

優秀な人が多趣味な理由

こういう事を考えると、仕事ができる人などが、いろいろな趣味を持ってたり、アクティブだったりするのは、これがうまいからできているとも言えます。

趣味のスポーツや音楽などからもどんどんと学びを得てしまっているからです。

そういう人たちは本当に「これは仕事でも同じだな」とか、「こういうときに使えそうな考え方だな」としてしまうのが得意なんです。

特に、読書しているときなどにこれを発揮している人はとても学びが早くて・・・。歴史や科学の本など、リベラルアーツを学びながら、ビジネスについての思考まで深めているわけなので、知識も知恵も身に着けている、という感じとも言えます。

さらに、優秀な人ほど「共通項を見つけるのがうまいので、学ぶスピードも早くなる」というのがあったりします。普通の人が理解するのに10の時間がかかるものでも「あ、これは、料理でいうところのこれと同じだな」みたいに理解することで、3の時間でいい、みたいになっていくわけです。

結果として、同じ24時間を過ごしていても、1日に1しか学ばない人と、100学べちゃう人の差ができますし、この差は広がり続ける・・・という仕組みになっているともいえます。

メモの魔力は正しい

前田裕二さんのメモの魔力というのはまさにこのことです。僕は、これメモの本だとは思っていなくて、上記に書いたことが説明されていると思っているんですが・・・。

とにかく、具体例から抽象化して、それを他に転用するというのを実践する本です。

この記事を読んで、成長速度をあげたいな、という人はこれを愚直にやってみるといいんじゃないでしょうか！

というわけで

いろいろ考えた結果、具体例から抽象化して学び、それをいろいろなことに転用できる能力が高ければ高いほど成長速度が早いよね、という結論になりました。

それができりゃあ苦労しないわ・・・と思うかもしれませんが、メモの魔力という良い本があるので、そこからやってみてもいいかなーと思います。

では！