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努力ができている人は「努力をする努力」を減らせている人

こんにちは!

今日は努力について書いてみます!記事の内容としては、

  • 結果や成果を残すための要因としては、努力の有無が大きい

  • しかし人間は基本的に努力をしたくない生き物

  • 努力をするためには、「努力をする努力」を減らすのがいい

  • しかし、それにはリソースが大きくかかるよね・・・

  • 格差がでやすいところになってしまっているのでは

みたいな感じです!

ではいきます。

「努力」の領域で差がつくところはどこか?

何かを成し遂げるには、どんなに才能があっても、一定の努力は必要とされます。野球の才能があるプロ野球選手たちだって、当然のようにハードなトレーニングをし続けているわけです。

才能があるから努力がまったくいらない、みたいな領域はほとんどないのではないでしょうか。

んで、、当然、人によって一定基準までに到達する努力の量は違います。努力の時間が80%でいい人から、120%かかる人がいたりします。

また、「効率のいい努力」と「そうでない努力」もあります。勉強する上で、1日10時間勉強しても、全然意味がない、というときもあります(たとえば、教科書をすべて丸暗記しようとする、など)。

ただ、このあたりも

  • 才能の違いなどは、本当のトップクラスを目指すなどをのぞくと、80%〜120%程度じゃないか?

  • 効率のいい努力の方法は、各分野でどんどんと開発されていっているので、今の時代には努力の方法は学びやすい

というのがあるので、実はそこまで差がでないんじゃないかと思っています。

じゃあ、どこで差がついているのか・・・というと端的にいうと「努力そのものをできる人と、できない人がいて、努力ができている人は伸びてて、努力していない人は伸びていない」だと思っています。

どういうこと?

何かを成し遂げたり、結果を出すには、努力以外にも、遺伝や才能や能力や運も大事だと思うんですが・・・。そのあたりはコントロールできないのであまり気にしてもしょうがないですよね。

それよりも大きな要因は「努力できるか、できないか」です。

じゃあ「努力すればいいじゃん」という話になるんですが、基本的に、人間はあまり努力できるようにできていないわけです。やったほうがいい努力を誰しもできるなら、ダイエットに失敗する人はいませんし、英語で挫折する人もいないわけです。

ダイエットで痩せた人が体重を維持できる確率は20%くらいらしいです。一般的なフィットネスクラブだと、退会率は、半年で70%くらいなんだとか。

なんでこんなことが起こるかというと・・・。誰しも同意してくれると思うんですが、努力するのは面倒だからです。

ものすごく当たり前なんですが、人はエネルギーが必要な行動をしようとするのを避ける傾向にあるからです。

休日で、いろいろやろうと思っていたのに、ダラダラとYouTubeを見て終わってしまった・・・みたいな経験がある人もいると思いますが、たとえ「買い物にいく」とか「映画を観に行く」とかのほうが楽しいとわかっていたとしても、身だしなみを整えて、家を出て、電車にのって移動して、何かをやる、みたいなのはそれなりに大変なので、「スマホをとってタップするだけ」のYouTubeに惹きつけられちゃったりするわけです。

人は「もっとも抵抗が少ない道」を選ぶ傾向にあるので、たとえばギターの練習をしたければ「クローゼットから出すのに20秒かかる」みたいなものだともう無理だけど、「0.5秒で手に届く場所に常においておく」とかだと、ギターをサボるのと比べても、抵抗が少なくなって続いたりします。

これらの話は「幸福優位7つの法則」という本に詳しく書いてあるので、よければ読んでください。

つまり、シンプルにいうと「『努力をしようとする時の努力』が少ない人は努力ができるので、結果が出やすい」みたいなのがあるんじゃないかなーと思っています。

努力しづらい人

というので、結果を出そうとしたら、基本的には「努力をするための努力を減らす方向にリソースを投下する」というのがよさそうです。

たとえば

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