見出し画像

孤独ビジネスについて淡々と考えてみた

こんにちは!

今の日本人は、過去に比べて圧倒的な孤独状態になっているという説を聞きました。これは「孤独感を感じるか」「単に単身者や、一人で行動する生活者のことを指しているのか」というので、意見は分かれると思いますが、「これから、孤独という状態が一般的になるよねー」という前提で、ビジネスを考えるのはちょっとおもしろそうです。

というわけで、せっかくなので、メモがてら、いろいろ調べたりしたものをまとめてみます。

単身者の数など

まず、単身者の数ってどんなものか、という点ですが、2050年には、40%に達するみたいです。

なるほど。

よく話題になる、生涯未婚率ですが、「人口統計資料集(2023)改訂版」によると、50歳時の未婚割合は、1980年では、男性2.6%、女性4.45%だったのが、2020年だと、男性28.25%、女性17.81%となっています。

グラフにすると以下みたいな感じです。

1980年くらいからぐぐぐっと上がっていますが、男性でいうと、30%近くが生涯未婚になりそうですし、このあがりっぷりを見ていると、もうちょっといきそうですね。

たとえば30%の人が結婚しない社会になると、結婚というものが当たり前の制度だよ、とは言えない感じにはなります。雑ですが、30%というのは、血液型がO型の人みたいな感じになるので「O型なの!?珍しいね」とは当然ならないですし、なんなら「O型の人がいても別におかしくないよね」みたいなニュアンスすら消滅します。社会に当たり前にいる属性、となります。

ちなみに、国際比較ではどんなもんか?というと、OECD諸国で15歳以上の成人の中で結婚している者の比率が高い国ベスト3は以下です。

1.トルコ 66.3%
2.日本 65.4%
3.イタリア 63.5%

日本が2番目だとか。以下のサイトに載っています。

このあたりは、婚外子の割合がめちゃくちゃ少ないというのはありそうです。日本の婚外子の割合は、2.3%だとか。

ここから先は

1,315字 / 1画像
けんすうの視点でわかりやすくまとめた記事が毎月20本ぐらい読めます。ビジネス書1冊ぐらいの金額で様々な話題をキャッチアップできて便利です!

アル開発室

¥980 / 月

【全記事読み放題】クリエイターエコノミーの事業に挑戦しているアル社の裏側を知れるマガジンです。代表けんすうが、やっている事業の裏側やリリー…

サポートされたお金はすべて、クリエイター支援のための会社運営に使われます!