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雇用する立場の人は、あくまで従業員は「ビジネスのプロ同士の対等な関係だ」ということを忘れちゃいけないよね、という話
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雇用する立場の人は、あくまで従業員は「ビジネスのプロ同士の対等な関係だ」ということを忘れちゃいけないよね、という話

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こんにちは!

今日はちょっと「こんなイメージで会社の社長をやっているよ」というのについて書いてみます。

「ラーメン再遊記」という超おもしろいマンガがあって、僕は大好きなんです。インターネットでもよく画像が使われる、ラーメンハゲこと、芹沢さんという主人公が、ラーメンとラーメンびじねすにまつわるいろいろなことをしていく話です。

芹沢さんはカリスマ的なラーメン創作者でもありながらビジネスの手腕も優れているんですが、この1巻で、こんなセリフがありました。

社長になる汐見という若いメンバーが社員たち、スタッフの人生を背負うということだからがんばらなければいけない、と意気込むのに対して、こういうんです。

ちょっと長いですが引用します。

バカを言うな。あいつらの人生を背負う必要などない。

家族的経営を標榜する社長などがそういうことをよく言うが、保護者気取りの思い上がった物言いだ。

つまりは社員たちを、自分が養ってやらないと生きていけない子供のように見なしているってことじゃないか。

それでうまく行っているケースがないわけではないが、そういう会社は常に危うさを孕む。

何故なら、営利組織において上から優しくする人間は、容易に上から殴りつける人間に変わるからだ。

本物の家族と違って、会社における雇用関係やつまるところ、損得で結びついた疑似家族。

いくらよくしてやっても社員が利益を上げなければ社長は、「優しい親」から「怖い親分」に様変わりし、「恩を返せ」「命がけで働け」とサービス残業もパワハラも当たり前のブラック企業になっていく。

そこまでいかなくても家庭的経営の社長は「親の言うことを聞く子が良い子だ」とばかりにおべんちゃらがうまいだけの無能社員を重用し、耳の痛いことを言う有能社員を遠ざけがちだ。

「経営者になると、社員の人生を背負っている」みたいな考えになる必要はない、ということが書いてあります。そして、そうすると、保護者のように振舞ってしまうよね、と。

昭和の会社などは、「従業員は家族のように扱う」というのは、たまにあったらしいです。社員は家族です、という社長もいたとか。

これはもちろん、前提として大事にする、という気持ちから出ていると思うんですが、、、上記の引用であるように、「保護者目線で、上から下へ」というような気持ちでいると、「おまえのためなんだ」といって押さえつけたり、思い通りに動かそうとしたりする、ということが起きたりします。

マンガではこの先に「雇用者と従業員はあくまでビジネスでの関係であり、立場は違えどフェアだ」という事が書かれていたりします。

個人的に、その考えには非常に同意です。

前提としてフェアなビジネス関係ということ

当たり前ですが、ビジネスの場において、「お金を払っているからえらいわけではない」というのがあります。

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