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オフラインとオンラインのコミュニケーション媒介は違うという話(またはZoom飲みが流行らない理由)

こんにちは、けんすうといいます。

最近「00:00 Studio」という、作業中をライブ配信するサービスをがんばって作っているんですが、これがすごい盛り上がってておもしろいんですね。

で、他サイトとかもチェックしてて思ったんですが、「オフラインでいうところの、お酒の役割が、オンラインではゲームとか、作業配信になっているんだろうなー」という気がしました。

そのことについてちょっと書きます。

オフラインのお酒の役割

まず、オフラインで、会食とか、お酒を飲んだりして交流を深めることって、社会人だと結構多いじゃないですか。

あれって、ご飯とかお酒みたいな、何かしらのモノがないと成立しないと思うんです。やっぱり「歓迎会」となったら、ご飯とかお酒とか出そうな雰囲気があります。「はい、何もないですけど、歓迎会をやりましょう」となったら結構きついですよね。手持ち無沙汰というか・・・。

椅子に座って、食べ物も飲み物もコンテンツもなくて、歓迎会です、となると全然盛り上がらなそうです。

なので、お酒や食べ物は、コミュニケーションを円滑にするための媒介みたいなものなわけです。アルコールの力がなくてもたぶん問題ありません。シラフの人たちでも、食べ物と飲み物があれば、会食は普通にできるのです。

で、、これはオンラインになった時には、食べ物やお酒は媒介にならないんじゃないかと思っています。オンラインになったときに、コミュニケーションの媒介は食べ物やお酒じゃないんです。むしろ向かない可能性すらあります。

咀嚼音とか、飲み物を飲む音とかが入るんじゃないか・・・と不安になったり、なんとなく自分で持ってきた食べ物や飲み物だと盛り上がりづらかったりとか・・・。

Zoom飲みがあまり流行らないのはそのためで・・・。こんな調査を見ました。オンライン飲み会の満足度はオフラインよりも低そうです。

オンライン飲み会と飲食店での飲み会と比べた満足度について、「飲食店での飲み会の方が満足」が56.9%と、過半数を占めた。「オンライン飲み会の方が満足」は16.0%だった。

「どちらとも言えない」が27.1%と3割近いのは、オンラインとリアルそれぞれの長所があるからかもしれない。

性年代別では、女性20代の61.9%、女性30代の58.9%、女性40代の59.9%が「飲食店での飲み会の方が満足」と思う割合が、同世代の男性に比べて高かった。

過半数が「オンラインより飲食店での飲み会が満足」と回答!!【日本政策金融公庫調べ】

食べ物はお酒は、オフラインでの交流のときには有効な媒介ではありますが、オンラインであまり有効ではないかもしれない?と考えた時に、何ならうまくワークするのか・・・と考えると、それはゲームとかだろうなと思いました。

オンラインでのコミュニケーションツールは?

オフラインでは食べ物や飲み物がないと、会話しづらいように、オンラインでも何かないと会話しづらいというのはありそうです。

そこのニーズを捉えている一つは、ゲーム配信だと思います。ゲーム配信というと、話の上手なYouTuberやVtuberが配信して、それを楽しむもの、、というイメージもありますが、「友達とゲームをやりながら配信をする」、もしくは、Discordやパラレルなどを使って「友達をしながら音声で会話をする」というのが多いです。

ミラティブとかはまさにそのど真ん中ともいえます。

もちろん、昔からゲーマーの人とかはSkypeとかでつなぎながらやってたわけですが、それが一般までおりていっている印象です。

高校生とかにきくと「友達と間が持たなくて電話はできないけど、ゲーム対戦をしながら会話はできる」みたいな意見が多いんですが、これは、大人が飲み会とかじゃないと会話が弾まない、みたいなのと同じなのかもしれません。

ゲームという共通の「コト」があるから、コミュニケーションが円滑になるといった感じです。

で、若い人とかならゲームとか中心だよなーと思って、うちの会社でも「マンガを一緒に読む体験」とかをいろいろなパターンで試してたんですが、そのうちの一つが、最初にあげた「00:00 Studio」で、作業の配信だったんです。

自分たちで作りながら「作業の配信なんて誰が見るんだろ?」とたまに不安になってたんですが、ちゃとん使ってもらえるのって、たぶん「作業を媒介にして、コミュニケーションがとれるから」だと気づきました。

作業しているから、という理由があるので、すぐにレスをしなくてもよかったり、レスが返ってこなくても気にならなかったりします。また、作業中と並行できるので仕事が進むのも特徴です。

精神的にも、言い訳ができるのもちょっとよくて、よく会社の飲み会を「会食だ」というのと同じ効果もあります。会社の飲み会が、完全に仕事をすすめる上での会食のケースもあれば、マジでただの飲み会だったりすることもあるんですが、一応「これも仕事だ」というのがあるから、楽しくやれたりもするのかなと。

というわけで

というので、オフラインにおけるコミュニケーションツールは食べ物やお酒ですが、オンラインではこれらはワークしない。

オンラインでは、若い人はゲーム配信したり、一緒にプレイしたりすることが媒介になるし、クリエーターとかだったら、作業配信が媒介になるんじゃないかなーと思いました。

なので、Zoom飲みというのは、飲み会をデジタルに持ってきただけなので、コミュニケーションのDXとはいえないわけです。それよりかは、オンラインでは、一緒にゲームを通話しながらやったり、作業を配信して、みてもらったほうがコミュニケーションの媒介になるのかなーと思いました。

漫画家さんやイラストレーターさん、作家さんなど、クリエーターさんの方はぜひとも試してみてくださいー!


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けんすう

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インターネットでコミュニティサービスとかをよく作っています。今は「アル」というマンガサービスを作っています。