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イシューからはじめよの「答えが出せる」とはどういうもの?

こんにちは!

今日も質問に答えていきます!

『イシューからはじめよ』には、よいイシューの条件として「答えが出せる」ことが挙げられています。
しかし、実際にイシューの見極め前に、答えが出せるかどうかって分かるものなのでしょうか。出せる/出せないの分水嶺をどのように判断するのかが分かりません。
けんすうさんのお考えを聞かせていただけますか?

ずいぶん前に読んだのですが、、イシューからはじめよはマジで名作ですよね。

書いた人じゃないので間違っているかもしれませんが、自分なりに書いてみます!

本ではなんて言ってる?

まず、本書ではなんて言っているかというと、以下のような感じでした。

・「本当に既存の手法、あるいは現在着手し得るアプローチで答えを出せるかどうか」
・「現在ある手法・やり方の工夫で、その問いに求めるレベルの答えを出せるのか」。

図にすると以下みたいな感じらしいです。

(イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」安宅和人著より)

「めちゃくちゃいい問いだけど、答えが出せない」みたいなものはイシューとしては向いていないということですね。よく考えたら当たり前ですね。

もしも、ものすごい大事な問いだったとしても「15年後の2月1日の天気は何か」だったら答えが出ないわけなので一生懸命に取り組んでも無駄、というわけです。

じゃあ「答えが出せるものとそうでないもの」の差は何かというと、、

個人的には「仮説を持った時に、その検証方法の実行可能なプロセスが大体わかること」だと思います。

例えば、答えが出しやすいものだと「20年後に20歳になる日本人って何人くらいいるのか」というだとしたら「じゃあ今年生まれた人の数を調べて、そこから病気や事故などでの死亡数を今までの統計から出して、それを引いたら出てくるな」とかが思いつきます。

仮説を検証するプロセスにはいろいろなリソースが必要です。上記の例だとデータですが、他にも専門知識、実証する時間とお金、他の関係者の協力などがありそうです。

「100年かけて10兆円かけたらわかるんだけどな」というものは答えが出ないもの、といってもいいでしょうし、「競合他社が秘密で開発しているもの詳細な情報」であれば、「競合他社の人が情報を漏らしてくれたらわかる」けど、今回で言うと、答えが出ないもの、なんじゃないかなあ、と。

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