
「考え抜く」とは一体なんなのか?
こんにちは!
以下のような悩み相談が来ました。
「考え抜く」ということに苦手意識があります。
答えがすぐ出るパズルのようなものは好きですが、論理的思考力やシステム思考は本を読んでも実践できている感覚が持てません。
すぐに他人の答えに飛びついたりその場を取り繕うような楽な方に流れてしまう癖があります。
20代の頃はそれも一つの個性だと割り切って弱みに向き合わずに過ごしてきました。
しかし30代になり、きちんと考え抜く同僚との差が気になり始めて、苦しくなってきました。
例えば自分の意見があっても、他の人に別の意見を言われた時に、そっちの方がいいかも?と思い、すぐに意見を変えることが多いです。
職場では大体の状況において自分以外の人の方が正しそうな答えを言ってくれるので、自分が意見を持つ必要はないのではないか、みたいに考えて落ち込むこともあります。
ここ数年はたくさん本を読んでみたり、Voicyを聞いたりインプットの量を増やして見ましたが、アウトプットは全然できていません。(日記はいつも三日坊主です)
私から見るとけんすうさんは考え抜くことが得意そうに見えます。
筋肉へにゃへにゃな私にこれから筋トレを始めるアドバイスをもらえないでしょうか?
ご質問ありがとうございます!というわけで答えます!
まず・・・。「考え抜くとは何か?」というところから考えてみます。
辞書的な意味だと「最後まで考えることをやめない」みたいになると思うんですが、この質問主の方が、どういう意味で使っているかというと、、
読む限りでは、「自分の意見を持っていて、他人の意見があった場合に、意見が変わること」に対して課題感を持っていそうです。
パッと思いつく感じで、「このあたりが課題なのでは?」というのがあるんので、順に説明していきます!
適当に言葉を使っていないか
まず、そもそも「考え抜く」とは何か?というところを、説明できるか?をやってもらいたいんです。
というのも、これを質問してい時に「考え抜くことが苦手」と言っているけど、そもそも、考え抜くとは?というところを、説明できないのではないかなあ、と思いました。
この方も言っていますが、「インプットはたくさんしているけど、アウトプットはできていない」という方によくありがちです。なんとなく「考え抜く力」みたいなものを言葉として知っている気になっているけど、きちんと説明して、と言われたらしどろもどろになってしまったりしないでしょうか。
たとえば、僕だったら、「仕事において考え抜くというのは、課題を発見し、その課題を論理的に考えた上で分解をし、それぞれの要素に対してもっとも適切な解決方法を導き出して、それを周りに説得力を持って説明できること」と言いそうです。
仕事は、大体において「課題の発見と、その解決」で成り立っていますが、考え抜くとは
課題を発見すること
課題を分解し、解決できる状態まで細分化して
それぞれの解決方法を論理的に考えて
その結果、解決法を導き出し、
その解決法を周りを巻き込んだ形で伝えることができること
までを範囲に入っているということです。
理由を聞かれても「なぜなら、辞書的な意味だと、最初から最後まで考えるということなので、仕事においては、課題の発見から解決をシェアするところまでが、個人においての考える範疇かなと思ったからです」とかの説明ができる状態だと、まあまあ、使っている言葉に対してのポリシーがあるので、説得力が出てきます。
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