
「予算を作りながらIPを作る」というのが主流になりそうだと思っている話メモ
こんにちは!
今日は、今後のエンタメ業界で、みんなが気になり始めている「予算を作りながらIPを立ち上げていく」という件について話したいと思います。
これもまだ生煮えの話なので、考えながら書きつつ、まとまったら今後、もっとちゃんとかくかもしれません。
西野さんの手法
この考え方は、もう随分まえから、キングコングの西野さんがいっています。
そうすると、どこに一番違いが出てくるか?というと「予算」なんです。
もっと言うと「予算を作る能力」です。
普通のスタッフというのは会社から用意された予算内でやりくりしようとするのですが、発信力を持っているスタッフというのは、日頃の発信で、予算の作り方を知っているから「ここでプラスαの予算を作れますよ」というのがポンポン出てくるんですね。
これ、才能でもなんでもないんです。
シンプルに経験値です。
エンタメを作る上で、予算を作れるようになるプロデューサーとかが強いよね、みたいな意味だと捉えています。
実際に西野さんは、たとえばクラウドファンディングで事前に予算を集める、企画会議への参加権を売る、イベントのオンライン配信チケットまで戦略に組み込んだ上で、予算をかけて大規模なイベントをやる、など、様々なマネタイズ手法を事前、事後にやることで、予算を増やすということをやっています。
これは何のためにやるかというと、単純に「失敗をなくす」ということもありますし、「クリエイティブの底上げ」に使える、というのもあります。
当たり前ですが、「3000万円かけたけど、全部赤字だった」みたいなことがあるとダメージが多いです。しかし「3000万円かけて、実際にエンタメを提供する前に3000万円をすでに回収できている」となればどうでしょうか。
リスクとしてはかなり抑えられますよね。これだったら挑戦回数を増やせます。
さらに、今は知見の共有がインターネットでされるので、同じ予算ではクオリティの差がつかなくなっていきます。なので、「プロセスエコノミー」的に、プロセスで収益を得られるようになっていれば、予算UPの分だけ、クオリティをあげるということができるようになります。

このあたりがヒントですね。