「行動しろ」と言われても、どう行動したらいいかわからないよ、という人向けの記事
前回こんな記事を書きました。
おかげさまで、たくさんの人に読んでもらえてうれしいです。
多くの人からレスもらっているんですが、やっぱり成功している人は、いろいろやった結果、今のその人があるんだなーと思うことが多いです。
たとえば、メルカリを作った山田進太郎さん。
進太郎さんも、いろいろやっているわけです。Webサービスだけでも相当な数チャレンジしている人です。
LINEの父と呼ばれる舛田さん。
「舛田さんのプロフィール、何度聞いても頭にはいってきません」という冗談をいうんですが、LINEをやるまでにも、本当にいろいろやっているんですよね。そして今も・・・。
あとこんな人も。
全然ぐっと頭に入ってこないほどいろいろやっておる。
というわけで、バラエティを増やすために、いろいろ行動しておいたほうがいいよという話しだったんですが・・・。
一方で「バラエティを増やすってどうやるの?」「行動ってどうすればいいの?」「行動そのものができないんだよ!」という反応も多くありました。
「おまえら、行動しろしろいうけど、その『行動する』ってのができないんだよ!」という声もあるのです。
それはまったくそのとおりです!
というわけで、記事を書いてみますよ。
行動の仕方
バラエティを増やすための行動、っていうのは何かというと、「興味あるものははじめてみる」というのが一番いいのですが、、、
それが難しいんですよね。
じゃあなんで難しいのか?という点を分解してみると
- 興味あるもの、がわからない
- 興味あるものを可視化できていない
- 興味あるものがあっても最初の一歩を踏み出せていない
これです。
なので、1つづつ解決していけば大丈夫です。
まず最初の「興味あるものがわからない」と悩んでしまう人もいるのですが、これはもう本当に、ちょっとでもやりたい度があるものでいいと思います。
映画見に行きたい、でも、脱毛したい、でも、ギターやってみたい、でもなんでもいいわけですね。
なので、少しでも興味あるものは何か、を紙とかに書き出してみるといいと思います。ポイントは「興味あると思ったけど、実はなかったわ」ってあとでなっても全然OKなのです。
別に誰かに迷惑かけるわけでもないですし、減るのはその一行を書いた時間くらいなのです。
よくある失敗としては「自分が勝てる分野を見つけたい」とか欲がでちゃうんですが、そのあたりはあまり気にしないほうがいいです。
そんな感じで、やりたいことリスト(ゆるい版)を作ります。あ、ここでは「○○したい」と書かずに「○○する」と書いたほうが、のちのち行動しやすいので、その書き方がおすすめです。
そもそも、あまりやりたいことがでてこないな・・・という人は、
「職業一覧」とか「大人の趣味一覧」とか「資格の一覧」を見て考えてみてもいいかもですね。これらは適当に検索して出てきたやつなので、なんかの行動の一覧を見てみるだけでもアイデアはでてくると思います。
で、ここからがポイントです。
このままだと、単なるリストになって、ずーとTodoリストのように残り続けます。数日もすれば、何もしない自分に落ち込んで、やる気もどんどん削られていきます。
僕らがよく陥るパターンですね。なので、ここでやめずにさっと次にいくのがいいのです。
というわけで、「カンバン」という手法で管理できるツールを使います。
カンバンで何をするのか
そういうことができるツールはたくさんあるんで、別になんでもいいんですが、Trelloとか、Notionとかがいいんじゃないですかね。僕は「asana」っていうのを使っています。
カンバンっていうのはこんな感じで「スタート前」「進行中」「完了」みたいな感じで、ステータスを一覧でパッと可視化できるやつです。
これを使います。
で、、、上は今適当につくったやつなんですが、このままだとずっと「スタート前」なわけですね。
なので、これをとりあえず「進行中」にすることだけを目指します。
たとえば「卵焼きを極める」っていうやりたいことがあったりします。この場合、だいたい「極めたいな〜」と思っているだけなので「スタート前」なのです。
こういうのをすべて「進行中」にするのがいいのです。
というのも、人は、何かをやる前は、やる気がおきないようになっているので、やっている途中にすると、急に行動ができるようになるんですね。
部屋を片付けたくないなーという時は、ティッシュの位置とかをすこし調整する、ということをするだけで「片付け前」から「今、片付けている途中」という感じになるので、ぐんと進みやすくなります。
あと、、、だいたい行動できないときって「どうすればいいのかの指針がない」っていう感じなんですよね。
「卵焼きを極める」ってゴールなので、要は何をすればいいのかわかっていないんですよ。実際に今、わかっていない。
なので、「卵焼きを極めるにはどうしたらいいのか?」を分解していって、一歩一歩すすめるようにしたほうがいいなと思っているのです。
というわけで、ネットで調べたりして、解像度をあげていくのです。その調べた内容を、とりあえずコメント機能などを使って記載していきます。なんでもいいです。
こんな感じです。
一件でも記載したら、それはもう「進行中」なので、カンバンを動かします。
やりましたね。
こんな感じで進行中のものをたくさん作っていくといいです。進行中、ってステータスになっていると、これだけでやる気が出てきます。人間って不思議!
もうちょっと行動に移す方法
ただこれだけだと、実際の「行動をしたよ」という完了までいかないので、卵焼きの事例を使って、もうちょっとだけ深掘りますね。
いきなり「卵焼きを極めるぞ」となるから、タスクが重すぎてやる気がでないんです。なので、分解しまくりつつ、全体像をはっきりさせて、行動の一歩手前まで持っていきます。
たとえば、調べていくうちに「卵焼きをおいしく作るには、なんか銅製のフライパンがいいらしいぞ」とかを知るわけです。
次は、銅製のフライパンっていくらするの?とかを調べます。
アマゾンとか適当でいいです。
すると「お、3580円で売ってるんだな」とかわかるわけですね。
さらにレシピとかも調べておきます。
おいしそー!
というわけで、ここまでいくと、そうすると「このフライパンを買って、材料を買って、レシピを見ながらやればとりあえず卵焼きは作れるわ」っていう状態にするのですね。
そんな感じで、実際に行動しなくても「だいたいこういう感じでやればいいんだな」というのを記載していくわけです。
すると「あとは行動するだけ」という状態まで持っていくわけです。すると、一気に「あ、あの卵焼きを極めるのやってみようかな」ということができるわけです。
行動して失敗したくない!という人も多いと思うんですけど、調べるだけならほぼタダですし、リスクもほとんどないので、おやすみの時とかに、やってみてはいかがでしょうかー!
あまり関係ないんですが「波よ聞いてくれ」という本が、「いきなりラジオDJになれよといわれた女性が主人公」でめっちゃくちゃおもしろいのでおすすめです。
では!
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