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自分で勝手にバイアスをかけるのはもったいないよね、という話

こんにちは!

最近、こんな感じで、外の人と1on1をやる機会が多くていろいろな相談にのっているんですが、、

これをしてみて思うのは「みんな本当に自分にめちゃくちゃなバイアスをかけてしまっている」ということです。

周りの環境のせいなんでしょうけど、たとえば「起業をするなんて無理」とか「成功するわけない」みたいに思っている人の中にいると、そう思ってしまうんですね。

起業なんて無理だ、という人が周りにいて、それを言われ続けていると「やってみないとわからない」と理性で思ってても、感情的には追いつかなかったりするんです。

一方で、僕とかは周りに上場企業の社長とかが多いので「上場するだけなら誰でもできる、簡単なこと」「時価総額500億円くらいまでは普通にやっていればいける」みたいに言われると「あれ、そうなのかな」と思ってしまったりします。

いや、普通はできないんですよ。そんなの理屈ではわかるんですが、あまりに周りが上場したりしていて、「自分は普通だ」「ちゃんと普通にやれば上場できる」みたいな意見が多数派になっていると、感覚的に、普通になってしまうんです。

というので、どうしても環境によって自分に制限をかけてしまうので、せっかく1on1をするなら、そのあたりを取り外してあげたいなと思って話していたりします。

バイアスをはずす方法

まず、だいたいのケースできくのが「5年後に、何の制限もなかったとしたら、どうなっていたいですか?」です。なってたい状態を聞くんですけど・・・。

年収500万円とかそういう「がんばればいけそうな範囲」をみんな答えたりするんですね。このあたりの話は何度も書いているので省略しますが、要は「制限がないという条件下でも、自分の想像の範囲が狭いことに気づいてもらう」ということをやっています。

そして、もうひとつの質問としては「何ができて、何が不得意ですか」というものです。自己評価を聞くんですが、これには「ちなみに、ご自身は、人の能力やスキル、向き不向きについて正確に判断する能力と経験はありますか?」と聞きます。

これは、いじわるな書き方をすると、「人の能力や向いていることを判断するのはものすごい難しいことだけど、そんなのできるんですか?」ということになりますね。もちろん、1on1は相手のための時間なので、嫌な気持ちにさせるような言い方は極力避けますが、いいたいこととしてはそんな感じです。

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