「バカアイデア発想法」の紹介〜たけのこきのこ戦争の例を使って
こんにちは!
今日はかなり雑感的なんですが・・・。企画をするときの話です。
企画やアイデアってどう出していますか?というのを質問されるときがあります。
アイデアの種の集め方とか、発想法とかは、いろいろなフレームワークがありますし、そういうのを適時使うといいと思いますが、僕は「どんなアイデアでも、それが最高のアイデアだという仮定にしちゃって、かつ無理やりアイデアをひねり出す」というのが好きです。
そして、それをさもすごいアイデアのように人に説明したりします。そこでツッコミとか、違うんじゃない?という反応をもらっても、ひたすら詭弁と屁理屈で返してみます。
いわゆる「バカアイデア」みたいなものです。
こうやって出来たアイデアの99%が当然ほとんど使えないわけですが・・・。それらがまたアイデアの種になったりするんですね。
こういう遊びを友達とかと繰り返しまくると、そのうちなんかが使えたりとかしたりしますし、ありえないアイデアが出たりする、ということです。
というので、このやり方についてちょっと書いてみます!
具体例
お題はなんでもいいです。たとえば「たけのこの里と、きのこの山で、なんかおもしろ企画を考えてくれ」などのお題があったとします。
これは今適当に考えたお題です。これに対して、今、記事を書きながら速攻で作っていきます。
あくまで「発想法」なので、正しさとかどうでもよく、反射神経だけで書くのがコツです。
前提を決めちゃう
まずは
みたいなことを言います。
もちろん、全くこんなこと思っていません。インターネットユーザーが遊んでいる中で、明治さんが何かをするのはちょっと冷めてしまいますし、そこでビジネス化なんてしたら、反感を買う可能性があります。
だからこそ、無理やり、「ビジネス化が必要だよね」という前提を作ってしまいます。
ここでやりたいのは、発想をいろいろ出すことなので、ありえない仮定を作ることで、発想の幅を広げます。
適当に問題点をでっちあげる
問題点をさらに適当に付け加えます。
このあたりもバカバカしい話で、そもそも「だれも白黒つけようと思っていない」というのが、たけのこきのこ戦争ですし、白黒ついたところでおもしろくないので冷める、というのがあります。
たけのこきのこ戦争は、正しいデータで勝敗を決めて欲しいわけじゃなくて、キャッキャとじゃれ合いたい、というほうが強いニーズなので、こんな仮定は論外です。
しかし、「お客さんのニーズや課題からビジネスを考える」という正攻法からは出てこないアイデアを出すために、あえて適当な課題をでっち上げます。
最新テクノロジーを持ち出す
最新テクノロジーを使うとそれっぽくなるので、無理やり入れてみます。
まあ適当ですね。適当ですが、なんとなく企画の方向性が見えてきました。
つっこまれそうなところを先に潰す
ここまで書いたら、次は「実際に企画を担当者に話してみたら、どんな反応がでるだろう?」を考えます。
当然、いろいろな懸念が出てきそうです。たとえば
お金を払えない学生とかは疎外感を感じるのでは?
買ってから成長させるの面倒じゃない?
この戦争をお金にするのはちょっと会社的に避けたいなあ
とかです。これに対しての答えを考えてみましょう。
これをなぜするかというと、、、前提のところで、結構間違った前提でやってたり、ありえないところから出発しているので、あえて無理やり戻すというのが必要なんです。
無理やりでも戻して企画をまとめないと、本当に単なるバカなアイデアが発散してしまうんです。それはそれで楽しいんですが、「たけのこの里を大量に集めて、惑星を作って、そこに住もう!」みたいなのがでたところで、何も使えないアイデアになってしまうんです。
なので、一度、現実的なもの、たとえば予算とか効果とか、そのあたりの説得力があるものに、「無理やり戻す」ということをすると、より企画としてのおもしろさになるので、それをやります。
こんな感じになります。
こんな企画を考えたことは一度もないですが、今、お題を見てから完全に反射神経だけで書きました。所用時間は10分もありません。
なので、企画としては全然粗があると思いますし、良いかどうかもわからないんですが、とりあえず屁理屈と詭弁だけでも、一つの企画例ができたということです。
こんな感じで
こういうのを毎日何度もやる、というのがバカアイデア発想法です。
上記の例は、たぶんそのままだと使えないですが、やり方によっては何かありそうな気がします。お客さんが何かの投票に熱中しつつ、そこで集めたお金を使って何かをする・・・みたいなのは、NFTなどと相性がいいのでありかなあ、とかですね。
とにかく、アイデアを出す段階だと「くだらなくて、バカっぽいもの」をたくさん作っておいて、引き出し的に用意しておくと、真面目な企画の時も一味違ったものになるので、オススメです。
何かの参考になれば・・・。では!
書いてて思い出したんですが、最近、いろいろな企業の方とNFTの話をしたり、企画をしたりしています。
「いろいろな発想ください」とか「コミュニティが絡むNFTを作りたい」みたいなのがあったら以下からお問い合わせください!
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