本当の自分なんて存在しないと思ったほうがいいよね、という話
こんにちは!
こんな質問が来ました。
これに答えます!先にいっておくと「セミナーに出る」みたいなのは、高額な割に、より課金されるみたいなことになりやすいので、いったん避けておいたほうがいいと思います。本は読んでもいいけど、スピリチュアルなものや、占い的なものは避けてもいいかもっすね。
自分がどうしたいか?
自分がどうしたのか?がわからなくなる、というのは割と普通にあると思います。というのも、人間、基本的に「どうしたい」というのがあまりない生き物だと思うんですよね。
犬とか猫とか、人間に近い猿とかチンパンジー、ゴリラとかでも「何をしたい」というのってあまりなさそうじゃないですか。短期的には、ご飯食べたい、とか、散歩したい、とかはあると思うんですが、長期でいうとたぶんありません。
人間も同じです。ほとんどの歴史の、ほとんどの人間は「これをしたい」というのが別にないまま人生が終わっているはずです。そもそも、農民に生まれたら、農民のまま終わる、が一般的だったので。
というので、自己啓発ブーム、自分で好きなことを見つけて、好きなことをやるブーム、やりたいことをやるブーム、というのはつい近代のことで・・・。もっというと、50年、60年くらいの歴史しかないわけです。
10万年とかの人類の歴史で、めちゃくちゃ最近のブームです。なんで、あまり気にすることないと思います。
なので「本当の自分がいるはずだ」というのがおそらく勘違いです。人間の価値観は、基本的にその時の社会のあり方とかに規定されていくからです。日本では、1860年とかまで、ちょんまげの侍さんが刀持って歩いてて、切り捨てたりしたわけです。人権という概念すら入っていなかったわけで・・・。
どうすればいいか?
なので、世の中や両親から影響を受けて今の自分の考え方があるのは当然です。もちろん、そこに自信を持つ必要もないと思います。
自信を持って「自分はこういう人間だ!これをやりたいんだ!」という人が羨ましかったり、眩しかったりするのはわかるんですが、そういう人間のほうが稀です。まあ、だいたいのケース「すごく運がよくそれが見つかった」くらいの感じです。
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