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新規事業を行う上で、Deep Reserchを使うとどうなるか
こんにちは!
ChatGPTのDeep Reserchというものが話題です。どういうものかは調べていただくとわかると思うんですが、一旦は「良い感じに、AIが検索をしてきて、色々取りまとめてくれて、レポートにしてくれる」くらいの認識を持ってください。
こう聞くと「検索してまとめてくるだけ」に聞こえますし、すでにそういうAIを使った検索みたいなのは、PerplexityやFeloなどもあったので「あったじゃん」と思うかもしれませんが、ChatGPTのDeep Reserchは、o3と呼ばれるモデルを使っていて、「推論がすごいので良い感じ」というのが特徴です。
で、すっかり虜になって使っていていつも遊んでいるんですが、この前、ふと「こんな感じですよ」というのを見せたら、びっくりされたので、まだまだイメージがついていない人もいるんだなと思うので、紹介してみたいと思います。
どんなイメージか
例えば、あなたが「山梨県で、サウナを開きたいと思っている」とします。しかし、Googleで「山梨県でサウナを開く方法」などを調べても当然出てきません。たぶん。
また、サウナを開くために色々と情報を知っておく必要がありそうです。こういう時に、Deep Reserchが便利です。
で、どういうふうに聞くかというと、こんな感じで大丈夫です。
山梨県でサウナ(室内)を開こうと思っています。
・一人当たり集客するのに、どのくらいのコストがかかるのか
・その人たちは、どのくらいの割合でリピートしてくれるのか
・その人たちは年間に何回くらい来てくれるのか
などを調査し、推論しつつ、家賃やサウナの規模感、単価をいくらくらいにするといいのかを考えてみてほしいです!
AIに不慣れな人ほど「プロンプトを工夫して良い感じでだそう」と思ってしまいますが、正直、一発で良い答えを出す意味はあまりなくて、どんどんと知りたい情報とかを聞いていけばいいので、過度に囚われる必要はないのです。
というのでこれで聞くと、、
サウナのターゲット層(例: 20代〜40代の男性、女性専用、高所得層向けなど)を教えてください。
また、競合店舗のリサーチも含めた方がよいでしょうか?(山梨県内の他のサウナの価格設定や集客状況など)
さらに、
初期投資額(設備・内装など)の概算
ランニングコスト(光熱費・人件費・維持費など)の目安
も合わせて考慮しますか?
これらの情報があると、より具体的な事業計画を立てやすくなります!
こんな感じで、質問をされます。つまりは、調査するのをより細かく聞いてくれます。
これは結構便利で、どの解像度で、何を調べたいのか?を具体化してくれるので、単に質問に答えればOKです。例えば以下みたいに。
サウナのターゲットは、サウナ好きで20-40 歳くらいと仮定します。特に高所得者向けではなくて、一般層向けです。 競合店舗のリサーチなども可能な限り考えてください。初期費用やランニングコストもお願いします!
すると、調査を開始してくれます。
ありがとうございます!山梨県で室内サウナを開業するにあたり、以下の点について調査します。
一人当たりの集客コスト(マーケティングや広告費用の目安)
来客のリピート率と年間利用回数の推測
山梨県内の競合店舗の価格帯やサービス内容
初期費用(設備投資、内装工事、その他開業費用)の概算
ランニングコスト(家賃、光熱費、人件費、メンテナンス費など)の目安
適正な料金設定と店舗規模の検討
調査結果がまとまり次第、お知らせします!
5分くらいかかるので、コーヒーでも飲んで待ちます。
すると以下みたいなのが出てきます。
1. 集客コスト(顧客獲得単価と集客手段)
顧客獲得単価(CPA)の目安: サウナ・スパ業界における新規顧客1人あたりの獲得コストは、約2,000~5,000円程度とされます。
(dojobusiness.com)
例えば米国のデイスパの例では、$8,000の広告費で120人の新規顧客を獲得しており、1人あたり約$67(約7,000円)という報告もあります。
(clearvoice.com)
ただし、日本の小規模温浴施設ではSNSや紹介を活用することで、数百円~数千円程度まで抑えられるケースもあります。
広告宣伝費の相場: 集客に投じるマーケティング費用は媒体によって大きく異なります。例えば、チラシ配布は数万円規模、**ウェブ広告(リスティング等)**は数万円~数百万円、SNS広告は少額(数千円)から始められます。
(bros-sauna.jp)
オープン時は認知度向上のためある程度の広告費を計画し、その後は口コミやリピート獲得によって広告効率を高める戦略が有効です。
(bros-sauna.jp)
実際、最近では無料で使えるSNSを活用する店舗も多く、開業初期やフォロワー獲得までの間は有料広告で補うケースが一般的です。
(onesauna.jp)
効果的な集客手段: サウナ業界では、以下のような集客施策が効果的とされています。SNSマーケティング: InstagramやX(旧Twitter)でサウナ室や利用者のリラックスした様子を写真・動画で発信し、視覚的に魅力を伝える。
(roronto.jp)
口コミ・紹介プログラム: 満足度の高い常連客は新規顧客獲得のカギです。友人紹介やレビュー投稿へのインセンティブ(次回割引券やドリンクサービス等)を用意し、ポジティブな口コミを広めてもらいます。特にサウナ好きは仲間内で情報共有する傾向が強いため、評判作りが集客効率に直結します。
リピーター施策(会員制度など): 初回来店時に次回使えるクーポンを渡す、スタンプカードで来店回数に応じた特典(例えば「5回来店で1回無料」等)を設定することで再訪を促します。山梨県甲府市の「源泉湯 燈屋」のように会員制を導入し、ビジターより割安な会員料金(例:ビジター1,390円→会員880円)を設定することで継続利用を誘引する方法もあります。
(akariya.info)
ローカルSEOと情報発信: Googleビジネスプロフィール等に力を入れ、営業時間や写真、口コミへの返信を適切に行うことで地域の検索で上位表示され集客につながります。また、開業エリアの地域情報誌やフリーペーパーに掲載し、地元客に認知してもらうことも有効です。
以上を組み合わせ、初期集客コストは広告に頼りつつも徐々に口コミ・紹介によって低減させていく戦略が望ましいです。効果測定を行いながら媒体ごとの費用対効果を検証し、最適なマーケティングミックスを図りましょう。
集客コストの部分だけでこのくらいです。(ちなみにファクトチェックはしていないんで注意です)。
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