友だちが多い人が、芸能人の不倫ネタに興味がない仮説

なんか、芸能人が不倫とかするじゃないですか。それに対して、結構な熱量で怒っちゃう人って多いと思うんです。

それに対して、「なんでそんなに芸能人の不倫ネタに熱くなれるの?」と本気で不思議がっている人たちもいます。

そういう人たちが、みんな他人の噂話とかに興味がない人たちかというと、別にそうではありません。友だちのうわさ話は好きだったりする人も、「芸能人の不倫ネタとかどうでもいいじゃん」となってたりします。

なので「他人の下世話な話題に興味がある / ない」は関係ないかもしれない。では、下世話な話題が好きな人の中でも、芸能人ネタに熱くなれる人と、そうでない人がいるのはなぜなのでしょうか。

友だちの多さが関係している仮説

なんでだろー、と思っていたんですが、ふと気づいたことがあります。僕の周りで、「芸能人ネタに興味を持たない人」の多くが、Facebookの友だち数が多い人が多かったんですね。

そこで、ちょっとした仮説が生まれました。これは「友だちの数が少ない人のほうが、芸能人ネタに熱くなれる」というものです。

友だちの限界数と、映像を認識できない脳

友だちの数は何人?」という記事で読んだのですが、気の置けない友だちの限界数は、だいたい150人くらいという噂なのですね。そして、200人以上友だちがいる人もかなり稀らしいのです。本には

ひとりひとりをきちんと認識できるのは、150人前後の集団まで(P25)

と書いてあります。

逆にいうと、150人まではいけるんですね。

そして、こういう説もあります。人間の脳は、映像と実際の人間を区別できないという説です。

藤沢 人間の脳は仕組み上、映像の中の人間関係と実際の人間関係を区別できないんです。

—— 区別ができないって、どういうことでしょう? ドラマを見ていても、テレビの向こうの話であることや、フィクションであることは認識できると思うのですが。

藤沢 もちろん時間をかけて考えれば区別できるのですが、もっと原始的な感情の部分では、うまく現実の中の世界とモニターの中の世界の区別がついていないんです。

インターネットは、現代社会にバラ撒かれたアヘンである。

となると、もしかしたら、友だちの数が少ない人は、テレビの中で、よく見る芸能人とかを、友だちや仲間だと錯覚してしまっているのではないかと。

これが友だちが150人以上いたら、テレビの芸能人を知人だと思う余地がないので、単なる芸能人として認識される。だからそこまで熱くなれない。

もちろん理性ではわかっているはずです。芸能人は友だちではない、と。ただ、原始的な、本能の部分では、あまり区別がついていなとしたら・・・。

まるで、自分が知っている人が不倫をした、みたいな感じになるので、身近な話題になるわけです。なので、割と盛り上がってしまうんじゃないかなあ、と。

本当はどうなんだろ

まあ、というものを考えてみたんですが、本当のところ、どうなんでしょうねえ。。。

単に、石を投げやすい人に石を投げて憂さ晴らしをする、というだけかもしれないですし、ネットで炎上が可視化されたことによって、「芸能人ネタに熱量を持てる少数の人」が目立っているだけなのかもしれません。

まあ、ただ個人的には、芸能人の不倫ネタとかが、ワイドショーの大きな時間を割かれてしまうのは、(コンテンツとして)つまらないなあ、とは思うので、減っていくといいなあ、と思う派です。




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