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たいした在庫がないくせに、「自分の棚卸し」とかをしても無駄じゃないですか?

こんにちは!

タイトルでいきなりひどいことをいっているんですが、今日のテーマは「棚卸し」です。

なんか、よく自己分析をしよう、とかの時に「自分の棚卸しをしよう」みたいなことをいわれることあるらしいんです。就職とか、転職とか、「○○歳になったから」とかのときに発生するらしいんですが・・・。

僕、結構「自己分析とかしてもあまり意味がないんじゃない・・・?」派なんですよね。就活のときとかに、流行ってたりしたので、やっている人も多かったんですが、意味あるのかなあ、と思ってみていました。

いや、気づきがあるのかどうか?でいうと、あると思いますし、自分を振り返ったり、自分のことについての解像度をあげたり、認知したりするのはとっても大事だとは思っているんです。

僕がいいたいのは「就活のときとか、キャリアを考えるときに、自分の棚卸しをしたら、過去の延長線上にしか設計できないので、ものすごく限定しちゃうんじゃないか」ということです。

たいした過去がない人は

たとえば「自己分析をするときには、自分の好きだったものや、継続しているもの、今までやってきたものの共通点を探しましょう」みたいなことをいわれたことがあるんですが、

ぶっちゃけ「さほど好きなものもないし、継続もしていないし、やってきたことも少ないんだけど」みたいに思ったんですね。

棚卸しのメタファーを使うとしたら「棚にそんなに良いものがないので、棚から出して並べても、良いものがない」という感じです。

で、それらから少ない共通点を探して「僕は人に喜ばれることが好きですね」みたいなのを出したとしても、なんか「・・・で?」みたいになっちゃうんですよね。しかも、それって本当にそうなんだっけ?とも思うわけです。

充実してきた人生を送ってきて、魅力的なものがたくさんある棚の人は、棚卸しをする価値があるかもしれないですが、そんないいものがない僕みたいな人は、棚卸しをすることで、むしろ「そのいいものがない状態の延長線で人生を考える」ということになるので、足かせでしかないんじゃないかと思ったんです。

自由度高くなりたい自分を考えるほうがいい

となると、やはり「未来にどうなっていたいか?」を考えて、その上で「その未来に向けて何をするのがいいか?」を考えるほうがいいと思うんです。

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