「一生懸命やる」の解像度を上げてみよう
こんにちは!
今日、質問で以下のようなものがきました。
これ、確かに「そもそも一生懸命って何よ」というのがわからないと、「一生懸命頑張れ」と言っても相手に伝わらないし、一生懸命やろうと思ってもできないわけです。
んで、特に自分で「頑張ろ」と思っている時は定義なんて曖昧でもいいんですけど、人から「一生懸命やれよ」と言われた時に、自分なりに一生懸命やってても「お前は一生懸命やっていない!」と怒られたりすることもあるわけで・・・。これはちょっと嫌ですよね。
というので、こういうよく使う言葉こそ、きちんと言語化できていると、色々便利だなと思うので書いてみます!
一生懸命やるとは
まず、こういう時は辞書とAIに聞いてみます。
辞書では
らしいです。
ChatGPTによると
らしいです。これは辞書よりもさらに分かりやすいですね。
自分の力を出し切るという以外にも、「誠意」というキーワードや、持続性・忍耐力というキーワードが出ているのも良さそうです。
これに乗っかる形で、僕も考えてみると・・・。
まず質問主さんが「成果」はおそらく範囲外なので、それは含まれないという感じです。結果の話ではなくて、過程の話、と整理しました。
その上で、それぞれの項目に関して考えてみると、
全力を尽くす
基本的に、これは「人的資本」のリソースの大部分を使うという感じの意味かなと思いました。
人的資本とは
教育と訓練によって得たスキルと経験
健康状態・体力による下支え
人脈など仕事に活用できるネットワーク
創造性など
などが含まれます。言い換えると、今持っている、自分の武器、みたいに想像する方がしっくりくるかもしれません。
そして、人的資本を使うための「ガソリン」は
時間
エネルギー(体力、疲労度)
モチベーション(関心、興味、動機づけ)
集中力
などがあります。
「一生懸命やる」の中にある「全力で尽くす」とは、基本的に、人的資本を駆動させるために、ガソリンを大量に使う、ということを指しているという整理がわかりやすいそうだなと思いました。
例えば、多くの場合「モチベーションが高く、集中した状態で、ヘトヘトになるくらいまで、長時間やる」というのをやったら「一生懸命やったね」と思われるんじゃないでしょうか。
誠意を持つ
ちなみに、この辺りの「全力を出す」は、人によっては「集中した状態でモチベーション高くやれば、時間は短くてもいい」とかもあるかもしれませんし、「エネルギーがないから3時間しかできない人は、一生懸命やったとみなさない」という、相手にも相手なりの事情がある、というのを理解できない人もいると思います。
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