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才能を発揮して成功するとは?という点についてのあれこれ

こんにちは!GW明けでお久しぶりです!

というわけで今日は「才能がある人というのはいったい全体、どういう人のことなのか?」ということについて、最近つらつらと考えていたので、それについて共有します!

才能がある=はじめからできる人ではない

才能がある人とは何か?というのを考えたときに、マンガとかでいうと「はじめてやったときから、すごい才能を発揮してめっちゃすごい」みたいな感じで描かれることが多いと思うんですが・・・。

実際はそういう感じのことってあまりないんですね。

もちろん、初期の段階で、筋がいい人と、筋が悪い人というのはいるのは事実です。ただ、初期の段階でできちゃう器用な人は、なんでも最初からできるタイプなので、「もっといいものがあるかも」とかで、いろいろ手を出した結果、器用貧乏と呼ばれる状態になったりしちゃうことも多いです。

なので、意外と初期値の差は思ったよりも重要ではないんじゃないかなと個人的には思っています。

じゃあ何か?というと、よく言われるのが「めちゃくちゃ長い時間やった人が才能ある人なんじゃない?」という説です。

たとえば、以下の記事は「フロリダ州立大学のアンダース・エリクソン教授の30年間に渡るスポーツ、音楽、チェスなど様々な分野における『超一流』とされるプロフェショナルに対する研究とロチェスター大学のエドワード・L・デシ教授の動機づけに関する研究」について書かれています。

この論は、めちゃくちゃシンプルにいうと『練習時間と練習の質だけ』とのことです。

いわゆる1万時間の法則というやつで、日本でも当時、話題になりましたよね。もちろん、これには「遺伝的な要素を無視している」という批判もあったりします。必要な練習量って人によって違くない?みたいな意見もあります。

たとえば、タイガー・ウッズさんは生後9ヶ月の時からゴルフをやって、2歳くらいでもうテレビに出ているくらい幼児ゴルファーとして有名になり、3歳でハーフ50、5歳で100を切り、8歳でジュニア大会で優勝しているそうです。これ、どう考えても1万時間到達する前に結果がでちゃっているので、「遺伝がすごい」という話になります。

遺伝といっても「この遺伝子があるからゴルフがうまい」みたいなのがあるわけじゃなく、様々な要素の組み合わせなはずですが・・・。どのみち、「生まれの運」みたいな話も無視できません。

どこで戦うか?

となると、結局は「生まれの遺伝子の要素があった上で、投下した練習の質と時間が大事」みたいな話になるので、なんというか「まあそうだよね」という結論になってしまいそうです。

もっというと「どういう遺伝子で生まれたか」と「質のよい練習ができる環境下にいるか」にものすごく左右されるので、どの家に生まれたのか、とかがとても効いてきちゃいます。

そうなるとなんだかやる気がなくなる話ですが・・・。ちょっと視点を変えます。

それは「才能がある人の、上位何%まで活躍できるのか?」という点です。たとえば、以下のような投稿を最近見ました。

お医者さんになるのはすごい大変というイメージがありますが、33万人いるともいえます。もちろん、競争は相当熾烈です。倍率は13.8倍、という記事もみました。

全国の医学部の数は、国公立大学が51校(防衛医科大学校を含む)と私立大学が31校で、合計82校あります。これら82校の入学定員総数は約9400人。これに対して、医学部志願者数は毎年約13万人。単純に計算すると、倍率は13.8倍、13~14人に1人しか合格することができないということです。

壮絶…令和の医学部受験、「上位6%の偏差値」でも「最低合格ライン」という頂上決戦

しかし、プロ野球選手になろうとすると、かなり大変です。夏の甲子園だと、49校出場して、ベンチ入りが20人なので、1000人くらい出場しています。プロ野球入りするのは、毎年84人らしくて、高校生と大学生は60人くらいだとか。まあ、40人が高校生だと仮定しても・・・。めちゃくちゃ狭き門ですね。

甲子園にベンチ入りで出場できるだけでもすごいのに、そこの1000人のうち、400人が3年生としても、10%なわけです。日本高等学校野球連盟によると、全国の高校に約170,000人の野球部員がいるらしいので、甲子園に出れるだけで上位0.5%ちょっとです。

で、そこまでいったとしても、プロ野球選手は892人おり、ベンチ入りできるのは25人なので、12チームあると、まあだいたい300人しか「テレビとかで試合に出ている人」にはなれないんですよね。もちろん、たまにベンチ入りする人、とかまで含めるともっといるんでしょうけど、、

上位300人しか陽の光を浴びない、みたいに考えると、これはもうトップクラスの才能しか残らなくなります。たとえば、「甲子園に出場したあとに、プロ野球選手になった」というだけで、とんでもない天才のはずなのに、ずっと二軍だったら、成功者とは呼ばれないわけで・・・。かなり厳しい世界ですね。

しかし、たとえば、エンジニアだと、日本におよそ122万人いるといわれています。プロでお金をもらっているのが122万人なわけです。エンジニアで仕事ができる人の上位10%に入ったとしても、12万人いるわけなので・・・。一定の才能があると成果が出やすいともいえますね。

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