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お金ないけど本を買うべき?
こんにちは!
今日も今日とて、質問に答えていきます!「アル開発室会員です」とかいうと、noteで書きやすいです!
質問は以下のマシュマロからお願いします。
https://marshmallow-qa.com/kensuu
けんすうさんのオススメの「人生の経営戦略」の目次と前書きと試し読みしてレビューも読みました!これは名著でした!
目次と前書きから内容を予測して大体は理解できました!でも本も実際に買って読んだ方がいいでしょうか?
金融資本も社会資本も人的資本もまだまだなので人生の戦略を立てたいものです。今はあんまり働いてないので時間資本はまあまあありますが、金融資本に不安があるので、買うのをためらっています。
地元の図書館に入荷するまで待とうかな、でもなるべく早く読んだほうが人生変わるんですかね?
ありがとうございます!答えます!
答え
これ結構難しい問題でして・・・。
まず、このあたり、法則みたいなのがあって
資本は複利の効果が高い
リソースがない人ほどリソースに対してシビアにならざるを得ない
の二つがあるからです。
1つ目は単純な複利の話で。例えば、今10億円持っていたら、年に5%づつ資産運用で増やせるとしたら、30年後には約43.2億円になっているわけです。となると、早めに10億円を持っている人というのは、30年後には40億円というとんでもない資産を持つことができるわけですね。
しかし、これが「20年後に10億円を稼いだ」という人だと、30年後(つまりは10億円をゲットしてからの10年後)だと、16.29億円になります。なんか結果が全然違いますよね。
これは金融資本の話ですが、別の資本、例えば人的資本・社会資本スキルとかも同じです。スキルなどの人的資本があると、仕事がどんどんときて、仕事を通じて経験値が上がり、より良い仕事がもらえるようになったりします。社会資本も同じで、人脈が人脈を呼び込んでくるので、どんどんと膨れ上がります。
つまりは、「早く資本を得た人ほど、複利の効果でとんでもない増え方をする」というのがあります。
残酷な話ですが、20代の前半で何かの仕事で、たまたま評価されて出世すると、さらに良い仕事を取れるようになり、、というので、どんどんと出世ルートを駆け上り、地位もお金ももらえるという人もいれば、たまたま評価されないことで、パッとしない状態が続いてしまう人もいるということです。
そして、2つ目ですが、基本的には、リソースってあればあるほど使うのに迷わないからです。
例えば、僕は本を買うくらいの余裕はあるので、本は迷わずに買うというのをやっています。10冊かって1冊当たれば十分なわけです。なので、ガンガンと本を買って読んでいけます。となると、知識の増え方が早いので有利になってしまうんですね。
もっというと「じゃあこの本を書いた人と話してみよう」とかも、社会資本(人脈とか評判とか)があると、可能になります。本人と書籍について語らったら、インプットの質としては最上級ですよね。
みたいな感じで、資本を持っているからこその有利な動きができてしまうわけです。
しかし、「今お金に余裕がない」という状態だと、本を一冊買うのもなかなか大変だったりします。なので、失敗したときのダメージも大きくなります。お金を払ったのに無駄だった時のダメージが多いからですね。
そして、それを避けるために、迷うといったような、時間資本を失ってしまったりするとかも起こってしまうわけです。さっきの「資本は早く持てば持つほど有利」の法則から考えると、迷ったりする時間が長ければ長いほど不利になってしまうわけです。
というので、この世の中は「持っている人はより多く持つようになり、持たざる者はなかなか持つことができない」という残酷なルールで動いていると言えるでしょう。
負のループから抜け出すために
じゃあ、どこにどうリソースを配分をすればいいのか・・・、というところが、質問主さんが書かれている「人生の経営戦略」なんですが・・・。
時間資本をどこに投下するか、が最も大事です。
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