NFTを一般に広げるための「sloth」プロジェクトの紹介
こんにちは!
すっかり今年に入ってから、NFT系のことしかやっていない、アル株式会社のけんすうと申します。
今日は、新NFTプロジェクトの「sloth」について話させてください!
「NFT」という単語が広まってずいぶんと経ちます。
NFTについてあまり詳しくない人は、「アート的な画像を高額で取引している」とか「安く買って高く売る」というイメージがあるかもしれません。「詐欺とかの温床だ」というネガティブな印象を持っている人もいます。そして、残念ながらそれらの一部は事実です。
一方で、ポジティブに解釈する人でも、「NFTは基本的には価値があがりそうなプロジェクトを見つけて儲けるもの」みたいな感覚があったりします。
個人的には「NFTはいろいろなことができる余地があるのに、お金の話が先行しすぎているのもったいないなあ」と思っています。お金の話は重力が強いので、どうしても寄ってしまうんですよね。
そこで作ったのが、前作の「marimo」です。
「売り買いではなくて、育てるNFT」というのをわかりやすく出したことで、Pre Sale(先行販売)と、Public Sale(一般販売)で1万個を開始数分で売り切ることができ、また「こういうのをやりたい」という企業からの問い合わせを多くつくることができました。
また二次販売でも、現在0.0145ETHで、販売時の140%くらいの値段になっています。
https://opensea.io/ja/collection/marimo-life
というので、marimoは一定の成果が出たのかなと思っているのですが、、これはまだ黎明期のNFTのテストにすぎません。marimoは「NFTにまだ慣れていない状況なので、なるべく複雑なものを排除した、一番シンプルなものを出した」といえます。
そこから半年たって、状況も変わってきたので、第二弾を出します。それが「sloth(すろーす)」です。まりもの次は「ナマケモノ」です。
slothとは?
sloth(すろーす)を一言で説明すると「コラボ型きせかえNFT」です。
まず「きせかえ」の部分ですが・・・。お察しの通り、着ている服などを着せ替えることができます。
ナマケモノ本体の表情や色、模様は「ジェネラティブ」と呼ばれる手法で生成しているのですべて唯一無二です。
そこに、本体のNFTとは別に衣装のNFTを購入し、slothのサイト内でお着替えすることにより、合成されたNFTが生成されます。
このNFTをそのまま二次流通させて売ることもできます。買った人は、そのままでもいいし、衣装を脱ぐこともできます。そうすると、NFTが本体、衣装、アイテムと分離されます。そのあとに、衣装だけを売るのも出来ます。
ここまで大丈夫ですか?ついていけてなくても大丈夫です。なんとなく単語と画像で雰囲気つかめてもらえれば大丈夫です。
ナマケモノは「ナマケモノだけど仕事をがんばっている」という設定なので出社するという概念があります。出社すると各パラメーターがあがったりして、ちょっとしたゲーム要素があります。
なんとなく「仕事でがんばってて毎日疲れてしまっている人たちが、かわいくがんばっている、でも動きがゆっくりなナマケモノを見て癒やされてほしい」みたいなことを思っています。
なんでやるの?
なんでこんなNFTプロジェクトをやろうと思っているかというと・・・。基本的に、僕らの会社のミッションは「クリエイティブ活動を加速させる社会をつくるぞ」的なものなので、それに向かっています。
で、日本において、NFTが盛り上がることで、日本のクリエイターたちが世界で売れたり、ファンが増えたり、収益がちゃんとあがったりするようにしたいなと思っているんですね。
で、今回やりたいことの一つが「企業参入を容易にする」ということです。
NFTをやりたい!という企業の方から問い合わせをよくいただき、話してみるんですが・・・。大きくて有名な会社ほど「これはできないかも」ってなっちゃうんですね。
理由は簡単で、マーケティングが特殊すぎるからです。
たとえば「NFTをやるなら、売る前から、他PJとコラボしてALを募り、ALをちゃんと磨きつつTwitterやDiscordでコミュニティ形成が必要です」とか言われても、特殊すぎて難しいんです。さらに「つながりがあるNFT業界の人と仲良くなってそこ経由で話を持っていかないといけない」みたいな、村社会みたいなことが今起きちゃっています。
これは別に誰かが悪意あるわけでもなくて、まだ業界が未熟だからこそ、みんなで協力しあって、持ちつ持たれつでやっているからこそ発生する現象なんですが、企業が入る時には、プロトコルが違いすぎて難しくなってしまう。
そこで、たとえば企業が持っているキャラクターとか、制服とか、その企業のイメージする服とかを元に衣装のNFTを売ることで、参入しやすくならないかなと。
そうすることで「衣装だけを売るので、マーケティングとかコミュニティとかはやらなくていい」となりますし、だいたいの部分は僕らが作るので、slothに乗っかることで、NFT参入の第一歩が出来ます。
これで話を持っていっているんですが、驚くほどのIPホルダーや大企業さんも興味を持ってもらえるので、このあたりを促進させることで、NFTを盛り上げていけないかなと思っています。
そして重要なのは「クリエイターが活躍できる場を作る」ということです。衣装は今は運営が作ったものだけですが、7月くらいには「ユーザーが作った衣装も売れるようにする」という機能をつける予定です。
「普通にNFTコレクションを作っても売るのが大変だけど、slothの衣装だと、売れる」みたいな状況になれば、デザイナーさん、クリエイターさんも参入しやすく、収益も発生しやすくならないかなと思っています。
ユーザーさんの敷居も下げたい
そして、当たり前ですが、NFTを買うユーザーさんの敷居も下げたく思っています。
marimoは4割くらいの人(ウォレット)がはじめてのNFTでした。もちろん、複数アカウントなどを作った人も中にはいるかもしれませんが、基本的にあまり値段があがらないプロジェクトなので、そういう人は少数のはずです。
今回も、初心者に向けて作っています。とはいえ、「AL(アローリスト / 優先購入権のようなもの)」などを配る、といったような今されているNFTのマーケティングももちろんしています。「AMA(何か質問ある?)」と呼ばれる音声での配信もやっていたりします。
しかし・・・。多くのNFT初心者にとって「ALって何?!」「AMAって何?聞かないといけないの?」みたいに困惑してしまうのもあるなと思っていまして、、
基本的には、このnoteで書かれていることがざっくりと理解できれば大丈夫、という風にしたいなと思っています。
(追記) よりわかりやすくするために、ヘルプページを公開したので、NFTを買ったことがない!という人はぜひともこちらをお読みいただければ。
事前購入権の申し込み
というわけで、2月14日から先行販売をはじめる予定ですが、「先行購入権利」の募集をここでもします。
ALと呼ばれるものは事前に配布しているんですが、「ALよりは優先順位が低いけど、一般よりは早く買える」という権利になります。
前回のmarimo、初心者向けといいつつ開始7分で完売してしまって、今は価格もあがってしまっているので・・・。今回、「なるべく焦らずに買いたい」という人のために用意をしました。
(追記) 現在は終了しました!たくさんのご応募、ありがとうございました!こちらは2/22 12:00〜から購入が可能の権利となります!
ちょっと他との兼ね合いで「確実に手に入ります!」とは言えないんですが、先着順に、なるべく買えるようにしたいなと思っているので、よければ御検討ください。(なお、事前購入権の配布次第では、Public Saleの数が少ない / もしくは0になる可能性が理論的には存在するのでご注意ください。marimoでもさすがに事前では3000くらいだったので、たぶん大丈夫だと思いますが・・・)。
というわけで、頑張っていきますので、よろしくおねがいします!