見出し画像

企業のIP化とNFTを絡めるとしたらどうする?

こんにちは!

今日も今日とてマシュマロに答えます!

アル開発室会員です。
現在、大手日系航空会社で弊社IPとNFTをかけ合わせた新規事業を立案中です。
立案の目的は、航空会社の新たな収益源を確保するとともに、エアラインのIPをもっと多くの方に所有&楽しんでもらうためです。

具体的な商品は以下3つです。
・弊社の航空機の写真を弊社公認の一点物の航空写真として販売
・その日に搭乗した思い出を残す「デジタル搭乗記念NFT」
・200機前後ある弊社機体の所有権の販売。→格納庫見学の優先権などの特典をつける。

けんすうさんにお聞きしたいこと。
飛行機好きの自分からしたら「どれも欲しい!」となるんですが、NFTを知らない&飛行機にもそんなに興味がない人には刺さるかどうか全然分かりません。(ここをある程度はっきりさせないと、重役に対して説得ができないです。。)
NFTサービスを手掛けるけんすうさんからみて、一般的なお客様にも刺さると思いますか?
それとも別のやり方でエアラインのIPを販売していきますか?

あー、おもしろいお題ですね!

回答

まず、最近、どの業界もIP化の推進を目指す方向にあるので、方向性としてはとても良いと思います。

その上で、NFT系の事業をするときとかに問題になるのが

  • そもそもそれをほしいと思う人がいるか

  • NFTという敷居を超えられるか

みたいなところが大きいです。このかけ算になると、極端に少なくなってしまうというのはあるんですよね。

特に、現在の日本だと正直「好きなユーザーが買う」という点においては、NFTはかなり向かないです。「じゃあ、これを買うのはMetamaskをDLして、ETHを購入して買ってください。売買したいときはMagicEdenを使います」とかいわれてもちんぷんかんぷんになっちゃうんです。

なので、NFTを投資として見るユーザーとかを集めないとあまりうまくいかないんですが、、そうするとマーケティングがかなり難しくなるんですよね。NFT特有のマーケをしないといけないので。

なので

飛行機好きの自分からしたら「どれも欲しい!」となるんですが、NFTを知らない&飛行機にもそんなに興味がない人には刺さるかどうか全然分かりません。(ここをある程度はっきりさせないと、重役に対して説得ができないです。。)

  • NFTを知らないユーザーは買えない

  • NFTを知っている人は値段があがるなら買うがそうでないなら買わない

みたいになってしまうというのがあります。

弊社のslothだと、そのあたり「お客さんにちゃんと教える」というのを地道にやりつつ、少しずつファンを増やしていくという地道なことをしています。

また、「NFTをやりたいけど、ファンがかってくれるかどうか」みたいな企業やブランドの方向けに、コラボ衣装をやってたりします。つまりは「slothというコンテンツにのっかることによって、NFTを売りやすくする」という試みです。

このあたりは参考になるかなと思います。また、コラボ依頼はDMとかをいただければ対応できるかもしれないので、よければXとかでご連絡ください。

ユーティリティなど

そういう観点を考えた上で以下ですが、

  • 弊社の航空機の写真を弊社公認の一点物の航空写真として販売

  • その日に搭乗した思い出を残す「デジタル搭乗記念NFT」

  • 200機前後ある弊社機体の所有権の販売。→格納庫見学の優先権などの特典をつける。

今までやった体感としては「航空機の写真」みたいなデジタルアイテムを売るのはそこそこ困難です。もちろん、500円で1000点、とかなら売れるかもしれませんが、コレクターズアイテムとしてはあまりワークしません。それなら、トレカみたいな形にしたほうがまだ一般ウケはいいと思います。

ここから先は

967字 / 2画像
けんすうの視点でわかりやすくまとめた記事が毎月20本ぐらい読めます。ビジネス書1冊ぐらいの金額で様々な話題をキャッチアップできて便利です!

アル開発室

¥980 / 月

【全記事読み放題】クリエイターエコノミーの事業に挑戦しているアル社の裏側を知れるマガジンです。代表けんすうが、やっている事業の裏側やリリー…

サポートされたお金はすべて、クリエイター支援のための会社運営に使われます!