音声入力でどのようにブログを書いているのか

今年にはいってから音声入力でブログを書いているのですが、どんな感じでやっているかというものを、まとめてみたいと思います。

と言ってもそんな大したことはやっていません。

単純にAndroid端末でGoogleの音声入力を使って入力しているだけです。iOSでもそんなに精度悪くないんですけど、Googleさんのほうが良い気がしています。

まずやり方ですが、僕は最初に下書きを Google Keep に入れています。

ちょっと特殊なことをやっている点は、Google Keepを立ち上げるのをショートカットで簡単にしているぐらいです。Nova Launcerというアプリを使うことで、ホーム画面でダブルタップをすればGoogle Keep をすぐに立ち上げるように設定できます。これがあれば、思い立った時にすぐにメモを取ることができるので便利です。

音声入力の良さはやはり入力スピードの速さです。一般的にテキストをキーボードで入力するより3倍ぐらいのスピードが出ると言われていますが、まさにそのぐらいのスピードが出ます。

これによって何が起こるかと言うと、まずめんどくさくてキーボードを叩かないであろうようなこともガンガンと音声だと喋ってしまえばいいという状態になります。これは勝間さんもいっていましたね。

これは書くのめんどくさいなーという内容は、書く前に悩んでしまっていたのですが、音声入力の場合、一度書いてしまって後は削除すればいいわけですので、とりあえず喋っておこうという形になります。

これによって文章の情報量が増えていくので単純にアウトプットの質が良くなるのではないかと。

よく言われるのは「精度が悪いんじゃない?」という問題ですが、今の音声入力では、感覚的に98%以上の精度は出ています。ちょっとした間違いを修正すればほぼ使い物になるというレベルです。

もちろん音声入力の弱点もあります。たとえば、Google音声入力だと句読点や改行ができないところです。これに関しては自分でテキストでやるしかありません。また人がいるところでは、こいつ何喋っているんだっていう感じになるので向きません。家で一人のときくらいしか出来ないです。

一度、思い立って散歩中に音声入力をすることができれば非常に効率的じゃないかと思ったことがあって試してみたのですが、周りの雑音が多いとなかなかうまく聞き取ってくれなかったりします。この辺もまだ改善の余地があるかなあと思ってます。

ちなみになぜ音声入力が面白いかという点ですけれども、これは手書きの内容とタイピングの内容と音声入力の内容で、それぞれ入力する時の感覚が全然違うため、投稿される内容が変わるのではないかという仮説があるからです。

以前、「手書きはタイピングよりも自由度が高いため創造性になるのではないか」という記事を読んだことがあります。これは自分の中でも実感値としてもあって、アイデアを出したい時は、手帳か何かにメモをまとめていた方がスムーズというのがあります。

一方で、タイピングで文字を書く場合においては、論理的で構造的人にとって分かりやすい説明を書くときに向いているような気がしています。前述の通り構造的な文章を書くときは、だいたい私はタイピングで書いています。

さて音声入力は何に向いているのでしょうか。

すでに記事を書いてくれている人もいましたが、「ストラクチャーではなくストーリーで発言する時は音声入力の方が良い」と思っています。

例えばコラム的なものは、実は音声入力の方がすっと入ってくる感じになるのではないかとと。

というのも、音声入力では、難しい言葉を言ったり分かりづらい言葉を言ったりすることがあまりありません。もっというと「発音しづらい言い方は入力しづらい」ので、すらすらと話せる内容が、自然と増えてくるのです。

また、自分で喋った内容が自分の耳にも入ってくるので、違和感があるような発言をしずらいというものもあります。テンションも割と一定に喋りやすいので、過激な表現というものも減っていきます。

ツイッターなどテキストになると、どうにも強い言葉を使って人を攻撃する人っていうものが増えがちですが、音声入力を使うとあまりそういうことができづらいのではないかと思っています。

というのも、携帯端末に向かって過激な言葉を使ったり攻撃的な言葉を使うのはちょっと恥ずかしいからですね。。

ということともあり、音声入力は確実にタイピングと違う内容が書きやすいのではないかと思っています。

今後、全ての入力が音声入力になるとは思っていませんが、一部の入力音声入力にすることで、インターネット上に投稿される記事が、よりクリエイティブになる可能性もあります。また、入力速度が上がることによって出てくるコンテンツの質も変わってくるので、めっちゃ興味深いです。

というわけで、個人的には、音声入力を積極的に使っていきたいと思っているこの頃です。

※ちなみにこの記事は2000文字くらいなんですが、音声入力で5分くらい、修正で10分くらいで投稿しています。割と早いですね。

おすすめ記事です。

音声入力のすゝめ:「決算が読めるようになるノート」の作り方

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