ChatGPTの事業を作るときに、それは「焼肉くらい求められているか」と考えるとか
こんにちは!
今日、投資家の人と話していて、たしかになー!と思ったことがあるので共有します。
昨日の引き続き「ChatGPTを使って事業をつくりたいんだけど?」というのに使えるかなーと思って書いてみました。
それは「飲食店をやるときに、めちゃくちゃに個性的なものを出すところよりも、焼肉みたいに人気があるものを提供し、そのやり方とかを変えたほうがいいケースってあるよね」ということです。
結論までいくと「当たり前じゃん、よく言われることじゃん」になるんですが、それは焼肉か?焼肉じゃないか?で考えるほうが振り返りやすいということを発見したので、このたとえを共有したくで記事を書いています。
新規事業でやりがちなこと
新規事業を新しい飲食店、と考えたときにやってしまいがちなことがあります。それは「見たことがない、新しい料理を提供する」ということです。
たとえば、「このお店は、タコのフェニックス焼きのお店です!」と言われても、なにそれ、ってなるじゃないですか。タコのフェニックス焼きとは、ジューシーなタコと鮮やかなフルーツを組み合わせた料理なんですけど、これは完全に「顧客に、全く新しいものを提供する」ということです。
最初は物珍しさから人が来てくれるかもしれないですが、「タコのフェニックス焼き」を食べに行こうとなるシーンってやはり少ないんです。
焼肉や寿司、ラーメンと比べるとニーズとしてはとても弱い。「なんか聞いたことない料理を食べに行こう」という狭いニーズの中の選択肢の一つ、という感じになってしまいます。
もちろん、そこからめちゃくちゃ人気になり、新しい食文化になる可能性もゼロでないですが・・・。多くのおいしいスイーツとか料理が消えていったりしたことを考えると、たとえ大ブームを起こしたとしても、難しそうです。
人間、食べたいものってそこまで増えないんですよね。今人気のものってやはり長い間残っているだけあって、普遍的なんです。焼肉やラーメンほどの料理を作るのはとてもむずかしい。
一方で、焼肉という店で、他の部分を変えることで、ビジネスで成功させることは、全く新しい料理を考えるよりも取り組みやすいはずです。なぜなら、焼肉というものはニーズがあることは明確だからです。その上で、他に顧客が求めているものを結びつける、というほうがいいわけです。
たとえば大阪・天満の「肉喰ホルモン すすむ」みたいに、「1人で入るのが容易な焼肉屋」みたいなのが流行ったりしましたが、あれは「1人でも外で焼肉を食べたい」というニーズを満たすものです。
他にも、ベビーカーで入りやすく、ファミリー層をターゲットにした焼肉屋、とか、深夜早朝にターゲットを絞った焼肉屋、とかいろいろあります。こういう感じで、焼肉という強烈なひきがある商品を出しつつ、お客さんが課題に思っているところを深掘って解決する、という手法はいいなーと思いました。
ビジネス設計で勝つ
他にも、最近見たのは「人気すぎて、半年後くらいにしか予約できない上に、来店時に、次の予約をとらないと、次はなかなか予約を取ることができない。」みたいな設計のお店もありました。そして、一緒に来た人は予約ができるが、一見さんは予約できない、みたいにもなっています。
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