「理解力」をあげる方法

こんにちは!

今日も今日とて、マシュマロに来た質問をネタに記事を書かせていただこうと思います。質問をいただけるので、とても記事が書きやすいです、ありがとうございます!

今日いただいた質問はこちらです。

理解力を上げるにはどうすれば良いでしょうか?

仕事でドキュメント読んでも理解できなかったり新しいやりたいことに挑戦しても色々調べて結局よく分からず止めてしまうなど自分の理解力のなさが悲しいです。

どうすれば改善するでしょうか?

なるほどなるほど、僕もおそらく、普通の人に比べると「理解力が低め」のタイプなのでよくわかります。

というので、僕がどうやっているのかとか含めて書いて見たいと思います。

なんとなくこれも若手社会人の方なのかな、と思うので、今日も無料で書いてみます。余裕ある人は、アル開発室に入会していただけると、980円で、平日毎日記事が読めますし、今までの記事も全部読めるので、ご検討いただけると。

ではいきます。

理解力とは何か?を考えよう

こういうときに、まず疑うのは「理解」とは何か?をちゃんとわかっているかどうか、というのから疑います。

結構僕らは、言葉を雑に使ってしまっていて、そこで解決法がわからなくなっているのがあったりするのですね。もしかしたら、質問者の方は「何かを知ろうと思ってもよくわからなかった」ということを「理解できなかった」としてしまっているのかなと。

ちょっと別の例で説明します。

たとえば「欲しいものが買えなかった私は"買い物力"がない」みたいな言い方を想像してみてください。

これだと、「買い物のどこでつまったのか?」というのがわからないですよね。

このように「買い物力」、というものがあると錯覚して、その能力が低い、と思ってしまうと、「買い物力をどう上げればいいのか?」と考えてしまった結果、言葉が大雑把すぎるので問題を特定できずに終わってしまったりします。

じゃあどうすればいいかというというと、細かく分解することです。買い物でいうと

  • 買うべきものを把握できる

  • 買うべきものをリスト化できる

  • 買うべきものが、どこに売っているかを調べることができる

  • 買うべき店舗がどこにあるのか、住所がわかる

  • 買うべき店舗まで、いく移動方法がわかる

  • 家からその店舗まで移動することができる

  • その店舗内で、目的の品物を探して購入ができる

  • 買った品物を持って帰ることができる

くらいまで言えます。

ここまで分解すると、「買いたいものはわかるし、どこで売っているかもわかる。しかし、そこの店の住所を調べる方法がわからなかった。だからお店にいけずに買えなかった」などと正確に問題を把握することができます。

問題を正確に把握できるようになると、「じゃあ、特定のお店の住所の調べ方を勉強すればいいな」とかわかります。ここまでくれば9割方解決していて、あとは「お店の名前 + "住所"でGoogle検索すると出るよ」というのを知るだけで、物事が解決したりします。

というので、「理解力」とか「コミュ力」とか、あまりに多く使われるがゆえに、なんとなくの雰囲気で言葉を使っちゃうことによって、問題がわからなくなる、というのはよくあるわけです。

理解力とは?

じゃあ、理解力とは何か?ですが・・・。有名なところでいうと「理解の6側面」みたいなのを使ってみてもよさそうです。

この本で書いてあるらしいんですが

ちょっと高い本だし、昔の本なので、以下のサイトなどを使っちゃいます。

このサイトによると、理解とは

① 説明できる
② 解釈できる
③ 応用できる
④ パースペクティブを持てる
⑤ 共感できる
⑥ 自己認識を深められる

らしいです。

これらの詳しい説明は該当サイトを読んでいただくとして・・・。おそらく一つ目の段階で躓いてそうです。つまり「いろいろな解説などを読んでも説明できる状態までいっていない」ということかなと。

ここの重要なポイントは「関係性」らしいです。

側面①のキーワードは「関係性」です。

原因との関係性(Why So?)、結果との関係性(So What?)、方法との関係性(How?)など、ロジックを繋げられること。これが「説明」です。

これは結構使えそうです。説明をできるようになるには

  • 原因との関係性を把握する

  • 結果との関係性を把握する

  • 方法との関係性把握する

このあたりが重要ということですね。

質問主さんが困っているのは、このあたりの「関係性を把握する」ということが足りていない可能性があるかなーと思いました。

関係性を把握するには

となると、質問主さんはおそらく関係性を把握するところを鍛えたほうがいいと思うのですが・・・。これはロジカルシンキングから学ぶとよさそうです。

古い本ですが、こういうものがあるので、おすすめです。ものすごい平易にかかれています。小学生の授業とかでも使えるみたいですね。

このあたりは、いろいろなフレームワークがありまして・・・。たとえば、MECEと呼ばれるものとかが有名ですが、そのあたりもざっくり知っておくだけで、関係性把握力はあがりそうです。

まずは、ロジカルシンキングの簡単なところから学んでいくといいんじゃないかなと思いました。

その上で・・・

その上で、もう一つだけ、僕がやっていることをいうと、「最初から難しすぎるものを読んでいるから」というのがありそうです。

例をあげますと・・・。たとえば、マルクスの資本論、みたいなのは難解で理解が難しいとされているんですが、こういうものを学ぶ時に、いきなり原書を読んでも理解が難しいんですね。

それをやって「自分は理解力がないんだ」と思ってしまうのはもったいないです。

じゃあ、こうするときにどうしたらいいのか?というと、まずは音声などでわかりやすいのから学びます。コテンラジオとかがすごくおすすめです。

これだけじゃなくて、YouTubeとかで検索するだけで、いろいろ出ると思います。そういう、「誰でもわかるよ」みたいなものをとりあえずざっくりと見て、なんとなくの雰囲気を掴みます。

その上で、僕の場合、「ものすごい簡単に説明している本」とかにいきます。下記とかを読みました。

絵ばっかりで、わかりやすくておもしろかったです。文章だといまいち頭に入ってこないので、こういうのでショートカットしてしまいます。

そして、いろいろなサイトを読んだりして・・・だいたいざっくり理解してからだんだんと難しい本にいったりします。

他にも「本の要約サイトを読む」「本のレビューを読む」などのハードルが低いものを使いまくってなんとか難しいことをわかろうとしています。

こうすることで、理解のハードルはだいぶ下がっていくので、こういう感じでやるといいんじゃないかなと思いました。

一つ注意なのは、わかりやすいというのは何かを削ぎ落としてたり、正確性を欠いてたり、単純化しすぎていたり、極端な意見だったり、陰謀論だったりすることがあって・・・。なるべく複数の文献とか意見を見つつ、信頼できるソースにあたっていく、というのを意識するのはいいかなと思いました。

というわけで

理解力がない、と悩んでしまう人に向けて答えてみました!

ちょっと参考にしてみてくださいー!

というわけで、引き続き質問募集中です。こちらから。

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