マンガが膨大なエンタメの中で勝ち続けるためのアイデアを考えてみた

こんにちは、マンガサービスの「アル」というものを運営しているけんすうといいます。マンガしか趣味がないので、マンガを世界一のエンタメにして、世界中の人がマンガを楽しめるようにする世界を作ろうと真剣に思ってやっています。

さて、この記事では

マンガが他のエンタメの中で、勝ち続けるためにはどうしたらいいか?

を考えてみたいと思います。

前提

競合はどこですか?と聞かれる事が多いんですが、明確に「YouTubeやTikTok」だと思っていまして・・・。他のマンガサービスや出版社さんは、協調する仲間ではあるんですが、敵ではないと思っています。

前にこんな記事を書きました。

マンガはいまや高級商材になってしまっている、というものです。

たとえば、キングダムを全巻(58巻)買おうとすると、34,452円かかるらしいんです。Nintendo Switchよもり高くなってしまうわけですね。

その割に、1巻20分だとして、58巻読むのに20時間とかで終わってしまうわけです。Switchを買って、どうぶつの森などを楽しめば、20時間以上はすぐに経つわけなので、「金額の割にコスパが悪い」と若い人がいってしまう状態になっていると。

Netflixにいたっては、スタンダードプランで1200円なので、もっと膨大にコンテンツが見れますし、YouTubeやTikTokにいけば、無料で超おもしろいコンテンツを大量に見れる、という状態なわけで・・・。

マンガが高いと思われてしまってもしょうがないです。

一方で、マンガは音楽のように、サブスクリプションにしなくてもガンガン売れる強いコンテンツ、とも言えるわけです。各出版社の決算情報をみても、かなり好調で、裏を返すと「この値段なのに未だに全然負けていない、すごいコンテンツ」だとも言えます。

「マンガはコンテンツとして未だにめちゃくちゃ強い」わけです。

となると・・・。マンガがYouTubeやTikTokに負けない仕組みをテクノロジーで作れれば、マンガは余裕で勝ち残れるんじゃないかと思っています。

どうやるか

んじゃ、どうやるといいのか・・・という話なんですが・・・。

結論からいうと「他のコンテンツと比較して、優先順位をあげる仕組みを創る」がいいんじゃないかと思いました。

膨大なエンタメからコンテンツを選ぶ時には、いろいろな要素があります。これはもう多岐にわたっています。

たとえばおもしろいかどうか、はとても重要ですが、おもしろさも「ただコンテンツを見てワクワクする」のか「そのコンテンツを知っていると友達と盛り上がれる」なのか、など、おもしろさの種類も違うんですね。

なので単純におもしろくしよう・・・とするのはとても努力がいります。そして、当たり前ですが、コンテンツを作っている人全員がそれを考えているし、継続的によりおもしろくしようと努力しているので、ここはめいいっぱい努力している = 差がつきづらいところなはずです。

じゃあどうすればいいのか・・・と考えてたんですが、優先順位をあげるには「緊急度をあげる」ことでできないかと思いました。

見たことある人も多いと思うんですが、仕事でよくこういう図を使います。

Weekly All Hands用まとめ

仕事をする際に、みんな「重要度が高く、緊急度が高い」仕事を1番にするのはできるんですが、次に「緊急度が高いけど、重要度が低い」ものをやりがちなので、「重要度高く、緊急度低いものをやりましょうね」という頭なのですが・・・。

なぜこんな図が必要かというと、みんな「緊急度が高いと優先順位があがっちゃう」からなんじゃないかなと。

この「緊急度が高い」状態を生み出せないかなと思いました。

※ここでは便宜上、「緊急度」といっていますが、エンタメにおいていうと、「時差が小さいほうが楽しい」くらいのイメージで使っています。

考えてみると、週刊誌のマンガとかは、まさに緊急度を上げるものでした。月曜日になればジャンプが発売され、来週には次のが出ちゃうので読まないといけない、とか、友達が月曜日中に読んで話したりするから、会話についていくためには月曜日中に読みたい、とかですね。

これは未だに有効な手立てなので、マンガアプリとかでも、曜日で更新日を決めたりしていると思うのですが、、、

いかんせん、ライバルたちの動きが早いので、相対的に効果が弱くなってしまっている気がします。

というので、「マンガを読むことの緊急度をあげる」方法を考えるといいんじゃないかなと。

どうやって緊急度をあげるのか

というので「じゃあどうやれば緊急度あがるか」と思ったのですが・・・。

突然、僕の話で恐縮なんですが、僕ってば、ジブリのDVDを全部持っているんですね。

ただし、DVDで見たことがほぼなくて・・・。にもかかわらず、テレビで「となりのトトロ」をやっているときに、ちょっと見ちゃったんです。

それは「テレビでやっていて、今しか見れない」というのと「今見ておくと、ツイッターでトトロの話とかが盛り上がるから見る」というのがあったんです。

持っているDVDは見ないのに、テレビでリアルタイムでやっているのは観てしまう・・・。これはヒントだなと。

つまり「リアルタイムでマンガを読む場所があって、とある時間のその場所にいかないとマンガが読めない」とか「そのマンガを読む過程がコミュニケーションになる」というのがヒント何じゃないかと思いました。

マンガがすべて紙だった時代から、電子でも読めるようになったことで、得たものもたくさんあるんですが、失ったものもあって、それが「友達とか周りとのコミュニケーション」なんじゃないかなと思ったのです。紙だと貸し借りしたりその場にあって読んだりできますからね。

というのでライブ配信ぽいマンガの読み方 x コミュニケーションあたりにヒントがあるんじゃないかと思っているこの頃です。

実装してみた

というので作っているのがこんなのです。

名称未設定

いくつかパターンを作っているんですが、これは「音声で誰かが解説しながら、それをライブ動画のように見て、コメントもできる」というものです。

名称未設定2

コメントを閉じたり、音声を消したりもできますし、ポインタみたいなので「ここについて話しているよ」と話者が表示できたりもします。

別のアイデアとして「友達5人を集めてワイワイと音声でつなげながらマンガを読む」みたいなものも作っていますし、純粋にチャットだけ・・・というのも作ったりしていますが・・・。

こんな感じで実装をしてみて、いい感じのものができないかなーと思っていたりします。

というわけで

完全にまだ途中の、5%もできていないプロトタイプなんですが、出版社の人とかと一緒にやってみると「あれ、、、なんかあるかもな・・・?」くらいの兆しはあったりします。

なんで、いろいろな人と協力しあって試したいのですが、、とりあえず、マンガ関係者というか、いろいろな出版社さんとか漫画家さんとテストしてみたいなと思っているので、興味あるよ!という方はぜひぜひお問い合わせください。

一般のお客さんにも観てもらおうと思っていたりするので、そのあたりは「アル開発室」というコミュニティでやろうと思っているので、こちらも興味ある方は是非〜。


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インターネットでコミュニティサービスとかをよく作っています。今は「アル」というマンガサービスを作っています。

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コメント (3)
ニコ静のマンガに音声ついたような感じですかね。
実況っておもしろいよね
これ超楽しいですね
このメイキング感がやばい
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