就活に落ちてフリーランスになるとしたら、僕ならどうするか

こんな記事を読みました。

プロブロガーやフリーランスや地方移住を掲げてしまうイケハヤの犠牲者たちへ

繰り返し言うけど、言及したブログは特別に責められるような内容じゃないし、イケハヤ的なカテゴリに当てはめて書いちゃうのも若いんだから当然。僕だって20歳くらいの頃はすごく馬鹿な考え方をしてた。具体的に言うと家に引きこもってゲームしながらいつか自分には可愛い彼女ができるんだって漠然と考えてた!若い頃ってそんなもんじゃね?

中身の本質とは、ほとんど関係ない話で恐縮なんですが、僕も20歳くらいの時は今以上にバカだったなあ、と思ったので書いてみます(なんか昔も書いたりしたかもしれないけど)。

20歳くらいの時の周りの大人

20歳くらいの時に何をしていたか、というと、僕はミルクカフェというサイトをやったり、1ch.tvというのをやったりしていました。

で、高校時代くらいまでは「大人」といえば、学校の先生とか、割とちゃんとした人たちばっかりだったわけなので、僕の大人感は、普通の大学生と同じくらいでした。しかし、上記のようなインターネットの活動をして、インターネット経由の友達ができると、がらっと変わってしまいました。

たとえば、15年くらい前に、やまもといちろうさんという、今では有名ブロガーやコメンテーターとして有名な人の家にいったことがあります。そこのオフィスにいて知りあった人とは、今でも仕事を一緒にしていたりしますが、その人が「けんすうな、世の中で一番いい言葉は『不労収入』だぞ」と教えてくれたりしました。

他の友人たちも、会社で働いている人は少数派で、何の仕事をしているかわからない感じで、毎日ダラダラとゲームしたりして遊んでたりしたのですね。

僕は、大人というのは、働くものだと思っていたのですが、割といい歳をした人たちが、楽しく遊んで暮らしてたわけです。

そして、その「楽しそう」という感じが、みんな半端じゃなくて高いんですよ。

人生を楽しみ尽くしている感じ、ああいうのはすごくよかったですね。なんとなく、大人になると仕事が大変で、疲れたりするんじゃないか、と思い込んでいたので、それはとてもいい衝撃を受けました。働いていなくても、ダメ人間でも、貧乏でも、こんなに人生を楽しんで過ごせるんだ、というのを見れたのは、今でもよかったと思っています。

その中にいた人の中で、とびきり変だったのは西村博之さんという人です。当時、彼は、2ちゃんねるという掲示板の管理人をしていました。周りからはひろさんと呼ばれていました。

ひろさんは、ヘラヘラしながら遊んで毎日を暮らしているように見えたのですが、実際、ヘラヘラ遊びながら暮らしている感じでした。

一方で、打ち合わせしたりビジネスなどの話になると、異常にすごかったりもしました。好奇心も旺盛で専門家に難しい話を聞きまくったり、本もたくさん読んだりするタイプでした。そして、その知識を使ってルールの裏をかいたり、ハックしたりするのが好きな人でした。

そういうのを見て、なるほどなあ、すごいなあ、こういう生き方もあるんだな、と、とても感心したのを覚えています。

就職活動の時期

んで、僕も2004年くらいになると、大学3年生〜4年生くらいになり、就職活動の時期になるわけです。周りの大人がそんな感じなので、当時は「このままインターネットとかでサービスを作っていけば、それなに食べていけるんじゃないか」と思っていたわけですね。当時の僕はもうすっかりダメ人間になっていて、それはすべて周りの悪影響を受けてしまっていたわけです。人間は易きに流れますからね。

「けんすうは就職とかどうするの?」みたいなことをひろゆきさんに聞かれたか何かで、そんな話になった時に、僕は「いやあ、なんかインターネットを使って食っていけるかな」とか言ったんですね、たしか。

実際に、食っていけると思っていましたし、どうせ生活費もあまりかからないから、人生なんとかなるんじゃないか、、と思っていました。

しかし、ひろゆきさんは、そんな僕に「このままいくと、おいらみたいになるよ?」と忠告してくれたんです。

日本で「西村博之みたいになりたいか」というアンケートをとったら、おそらく99%が「やだ」と答えると思うんですが、僕も当時「あ、無理だ」と思ったのですね。

それで、真面目に就職活動して、リクルート社に入ったりしたというわけです。人生わからないものです。

あのまま就職活動せず、1人でインターネットで食べていく方向を選んでいたら、僕はイケダハヤト氏のポジションはなっていたかもしれません。

たぶんはあちゅうとかと有料noteを販売して、サロンとかやってそうですし、おそらく家入さんとは一度会社をつくって、3ヶ月くらいで飽きて放置して、叩かれたりしてそうです。

そう考えると、何気ない一言で、人生は大きく変わるんだなあ、と思いました。

自分の人生は自分で決めるものですし、いろいろな選択肢があっていいと思うんですよね。一方で、ひろゆきさんが僕に言ってくれたのは「このままダラダラいくよりも、この子はちゃんと働いたほうがいい」という判断があったからだと思いますし、実際に、そちらのほうが茨の道だったというか、大変だったとも思うので、今でも感謝しております。

自分が落ちまくってたらどうするか

思い出話しが長くなってしまいましたが、就職活動が大変→フリーランスになる!というのは、それはそれでいいんじゃないかと思います。僕も、リクルート以外落ちまくったので、もしどこも決まっていなかったら、結局、インターネットを使って一人で生きていく道を選んだ可能性が高いわけですし。

んでは、僕が今、就活生で、どこも受からなかった場合、インターネットデどう生きていくかなあ、と考えてみたのですが。

せっかく就活生ですし、それを使った何かをするとかやってみてもいいのかなあ、と思いました。

たとえば、「1000社受けてみたけど、全部落ちた」というほうが「日本の就活はおかしい!」ということを書くブロガーとして有名になりそうです。就活がおかしい論は結構人気が得やすいので、うまくいくと雑誌とか、テレビに出れるかもしれません。フリーランスになるなら、メディアに載るほうが得そうなので、そういう波にのるという道はありそうです。

あと、どうせフリーランスになるなら、精神的な余裕があると思うので、入社しやすそうな有名なブラック企業に一度入ってみて、しばらく働いたあとにやえて「あそこはこんなにおかしいんだ」と暴露してみるとかもおもしろいかもしれません。ただ一社しかできないので、賞味期限は短そう。

あ、たとえば、ブラック企業として有名なところの面接を受けまくって、全部録音して、それを書き起こして公開するとかやりたいなあ、と思いました。「ここはこんな面接だった」という書き起こしが読みたい就活生とか多いと思いますし。それが反響を得たら、いろいろな就活生に頼んで、録音してもらって、有名企業の面接の書き起こしが大量に集まるサービスとかをやったら、おもしろいかなあ、と思います。すごい怒られそうですが。

そういうのをやっていると、たとえば「企業の面接官に向けてのコンサルサービス」とかもできるわけです。1000社の面接を受けた就活生とかなかなかいないわけですからね。こういう面接をするとインターネットで叩かれますよ、というのをマニュアルにして売るとかもできそうです。

とにかく、フリーランスとかになるのであれば、今あるものを全部使って換金化するのがいいわけで、それがポジティブなものでも、ネガティブなものでも利用しまくるといいと思うんですよね。40社受けて全部落ちた、という人は大量にいると思うので、せっかくなら1000社くらい受けて落ちて、その落ちたことをビジネスにしてほしいと思うこの頃です。

まあ、なんとでも生きていける可能性はあるわけなので、明るく、人生を楽しみながら、ネガティブなことはなんとかやりすごして、いい感じに生けれるように前向きにいってほしいです。





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