他人が得をしているという考えは捨ててもいいかも
こんにちは!
先日、おもしろい質問がありました。それは「自分は少食だが、大盛りが無料のお店が許せない。大盛りの人たちは得をして、自分は損をしている気になるから」というものです。
これはちょっと面白いですね。何となく気持ちはわかります。
しかし基本的に、こういう考えを持っていると、いろんなところで不幸な気持ちになってしまうと思うんです。
ちょっと抽象度を上げると、これは人が得をしているとイライラすると言う気持ちがあるからじゃないかなぁと思いました。
もちろん、今回の質問者さんのケースだと「自分が損をしている側だから」みたいなのがあるとは思うんですけれども、、
ともかく、自分ではない人が得をしていると、なんとなく自分も損した気持ちになると言うのは、経験がある方も多いのではないでしょうか。
ゼロサム思考は正しいか
こういうのはゼロサム思考が関係しているかもしれません。
ゼロサム思考とは何かと言うのを簡単に説明すると、、
これは、「相手が勝つということは自分が負ける」という考え方です。
例えば、あなたと友達がお金を賭けて、じゃんけんで勝負をします。もし、友達が勝ったらあなたがお金を払わなければならなくなりますが、逆にあなたが勝ったら友達がお金を払わなければならなくなります。これがゼロサム思考です。
勝者と敗者が決まって、勝者は利益を得る一方で、敗者は損をするという考え方です。
昔の古代の時代の食料について考えてみるとわかりやすいかもしれません。例えば、誰かが木の実を独占してしまうと、自分の取り分がなくなってしまったりします。またマンモスを買ってその肉を取った場合、他の誰かが多くとると、自分の取り分が少なくなると言うことがあります。
なので、他人が得をしていると、自分が損した気持ちになると言うのは、よく起こっていたのではないでしょうか。
もちろん現代においてもそういったケースはよくあります。
子供の頃に、お菓子をみんなで食べているときに、他の人がずるをして、たくさんとってしまう、、みたいなことがあると自分の取り分がなくなってしまうわけです。
古代のころからそういうことがよくあり、遺伝子にも刻まれているし、そもそも僕ら自身もそういった経験を多くしてきているので、どうも誰かが得をしていると自分が損するのではないか、、、と感じやすいのかもしれません。
自分が損している、という考えは捨てる
このあたり、実際の経済では、ゼロサム思考が成り立たないこともよくありますが、 今日の本題はそこではないので説明は省略します。
今回、言いたいのは「誰かが得をしているからといって、自分が損した気持ちになる」という頭の思考回路を持っていると、いろいろなことにイライラしてしまうのではないかなということです。
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