経験やお金がない人が「熱意」などを武器にしようとするのはあまり意味がない話

こんにちは!

今日も今日とて!答えます!

というわけで、相談内容です。

緊急の相談です。
来年大学生になるのですが、いち早くインターンを始めたいと思ってます。
ただ、何もかも未経験の身で行動力しか取り柄がありません。
いきたいインターン先が今度沖縄で採用イベントをやるのですが、そこに茨城から参加しようと思っています。
選考の武器になったらいいなという副次的な理由もありますが、その会社の代表に直接会って話したいという気持ちがいちばん強いです。
過去のけんすうさんの発信から勉強して、オンラインでDMするだけでは熱意が足りない、全然相手目線じゃないと感じました。
正直、背中を押していただきたい気持ちもあります。
お願いします。

お答えします!

自分の武器は何か?

結構このあたり、よく相談が来る項目でもあるんですが、抽象度をあげると「自分の武器があまりない若い人が、チャンスをつかむためには何をしたらいいのか?」の問いだと思います。

で、多くの人がミスりやすいのが、そこで

  • 大きな熱意

  • 行動力

で示そうとすることです。「ものすごい熱量を持って伝えればわかってくれるのではないか」とか、「スキルや経験がないからこそ、行動量の多さでなんとかしている姿を見せるべきではないか」と思うということですね。

これらを何も持っていない人が武器として使いがちです。

ただし、これは個人的には「そんなによい手段じゃないなあ」と思っています。質問主さんの質問にも「熱意が足りない、全然相手目線じゃないと感じました。」とありますが、まあそういうことです。

よくある

というのも「沖縄のイベントに茨城からわざわざ参加する」は、学生さんにとっては大きな出来事かもしれませんが、まあ、会社からしてみたら「おお、茨城から来たんだ、すごいね」くらいの出来事です。

飛行機と宿代を含めて、節約すれば10-20万円くらいだよなあ、と思うと、お金換算するとそのくらいの価値なんですね。

で、いって「茨城の子が来てわざわざ社長と話したいらしいっす」となっても、10-30分くらい話して「がんばってね!」くらいになるのが多くのパターンです。

これ系、割とよくあるパターンで、、「わざわざ遠くから来ました(熱意を認めてください!)」ってありふれている上に、ポイントとしてはそこまで加算されないんです。これが「海外の人が日本語を勉強してわざわざ来た」だとすごいなあ、となるかもしれませんが、まあ日本国内で、飛行機とか新幹線で数万円、数時間でこれるものなので、そのくらいでは別に何かが覆るほどのものではないかというか・・・。

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