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本屋さんでもマンガを売りたいと思っている理由

こんにちは!アルというマンガサービスをやっている、けんすうと申します。

IT業界バリバリなので「デジタルでのマンガ中心なのかな?」と思っているのですが、弊社「360度協力し合う」というValue(行動指針)を掲げておりまして、紙の本も売っていきたいし、書店さんも応援したいと思っています。

アル社 Mission _ Valueについて

これは一つの覚悟ともいえるもので、IT業界といえば、アメリカ勢に代表されるような「プラットフォームを作って、独占して、莫大な利益をあげる」というものを目指すほうが効率的とされていて、実際、GoogleやFacebook、Amazonなどはそれによりとてつもない価値の会社になっているわけです。

しかし、一方で、日本のコンテンツを考えた時に、それっていいんだっけ?と思うと、いまいちわかりません。プラットフォームが独占されると、コンテンツメーカーは、コンテンツをどう作るのか考えてみると、まあだいたい「プラットフォームに合わせる」という風になるわけです。

それにより何が起こるかというと、コンテンツの多様性の喪失だと思っています。まず、作品ごとの格差が膨大に生まれ、勝ち組はめちゃくちゃ勝つし、負け組はめちゃくちゃ負ける、という風になりそうです。そして、さらに「上位を狙うにはこういうコンテンツ」というノウハウが出てくるので、上位の作品が似通ってきます。

これに合わせてどんどん作っていくと、プラットフォームにコンテンツを作るだけの小作農みたいな感じになってしまう・・・というのはありうるなと。任天堂が輝いているのはプラットフォームとコンテンツを作っているからで、だからこそマリオやゼルダのような作品が生まれるのではないでしょうか。

というわけで、僕らがなりたいポジションは「漫画家とか、出版社側にたって、ITプラットフォームに負けない武器を提供する」ことかなーと思って活動をしています。

んで、書店さんに向けても同じだなと思っています。

書店さんとこんなのをやるよ

というわけで、何か書店さんとできないかなと思い、青山ブックセンター本店さんと、こんな棚を作ってみました。その名も「#マンガ好きの推しマンガ」です。

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どーんと設置させていただきました。

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これは、有名な漫画編集者の方や、作者さんから、オススメな漫画を聞いて、それを掲載するというものです。

マンガ好きな人が勧めるマンガは超おもしろいので、ハズレがない、すごい棚になっています。

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また、アルのユーザーや社員のオススメマンガも置いております。

「連載中じゃないとなかなか書店で目立つところに置かれない」とかの作者さんの悩みや、書店さんの「もっといろいろなマンガを売りたい!」という気持ちなどを解決するために何かできないか・・・と悩んでたんですが、弊社にはいった新しいメンバーが、周りを巻き込みながら速攻で実現してくれました。

もっとこういうことができるのでは、とか、こういう取り組みもあるのでは?とアイデアを出すのは簡単なんですが、とりあえず、何でも一つ、形にするのはめちゃくちゃ大事なので、形にできてよかったです。

青山ブックセンター本店は以下です。表参道から徒歩7分の、超素敵な書店で、僕も何年も通っているところです。

東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
表参道駅B2出口 徒歩7分
渋谷駅 (東口 / 宮益坂側) 徒歩13分

ということで

書店さんがマンガをもっと売りやすくするためのこともいろいろ考えているんですが、ぶっちゃけ僕らは「書店さんが何で一番困っているのかわからない」というのがありそうだなーと思っているので「雑談でもいいので話したい!」という書店さんや、出版社の方は、いつでも以下から問い合わせください!

ではでは!

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けんすう
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