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日本はDXは遅かったけど、AIは結構早いのでは

こんにちは!

今日は、お仕事でAIについて考えるシーンがあったんですが、これ実は「日本との相性がいいかも?」と思ったんです。

そのことについてゆるく書きます!

DXがやや苦手な日本

DXというものが日本でも浸透して、ずいぶんと変わりました。なかなかデジタルに舵を切れないね、と言われてたんですが、多くの人たちの頑張りで、相当な部分がDXしてきています。

DXとはデジタルトランスメーションの略なんですが、「デジタル化」とはちょっと違います。デジタル化は「今まで紙の書類を出してたけど、PDFで良くなった」みたいなレベルですが、DXの場合は「デジタル前提で考えて、0からフローを作り直す」みたいな感じですね。

例えば、社員からの何かの申請を、紙の書類ではなく、スマホでぽちぽちと押すだけで手続きが完了する、そのデータはデータベースにすぐに入り、取り出す手間が短縮される、そのデータを使って、社員の状態を一覧で見ることができ、マネジメントの瞬時に活用したり、経営へのデータとして使える・・・

みたいな感じです。

ただ、これをやるのは、フローを作り替える必要があるので、現場の反対も大きいんです。新しく仕事を覚えるのはめっちゃだるいですからね。

そういうのがあるので、保守的な会社ほど、DXをなかなかできていなくて、古い働き方のまま、、というのが結構長かったような気がしています。

そもそも、日本はルールを作って、ガッツリとその通りにやるのは意外と苦手です。自由度高く、空気を読みながら、良い感じにするという方が得意。なので、融通がきく今までの手法のほうがいいよね、というのがあったのかなあ、と予測しています。

というのも、僕の前の会社でもそうだったんですが、稟議が結構、紙だったんです。ネット企業なのに。そういうシステムでいいのがなかった、というのもありますが、紙だと「日付を遡って、前に承認したということにしよう」みたいなことが結構フレキシブルにできちゃうとか、急ぎのものは管理部門の人が手で持って承認者を回って捺印してもらう、とか、なんなら「印鑑を渡しておいて適当に捺印する」とかができちゃってたんです。

ここをデジタルのツールでやると、そういうやり方ができないとかがあって、、だから嫌がる人が多かったんですね。

そんな感じのことが、まだまだ日本社会だと大量にあるんじゃないかなと思っています。

AIはなぜいいのか

DXは日本社会にとっては、ちょっと難しくて、時間がかかるものかもなあ、と思ってたんですが、、

一方でAIは結構相性が良いのではないかと思ったのです。

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