編集者がメディアを作るとしたら・・・
こんにちは!
今日も今日とて質問に答えます!
なるほど!これ、思うところがあるので書きます!
編集の重要性
まず、僕は「編集の重要性」みたいなのはどんどん高まっていると思っています。
ただ、ここで勘違いしないほうがいいのが「編集という作業は、テキストとかを読みやすくしたり、ライティングしたりすることではない」ということです。もちろん、多くの編集の人はこれを理解している(企画とか、読者にどう刺さるのか、とか、ターゲティングとか、そのあたりが大事というのは誰しも知っている)のですが、
なまじっか、記事を書いたり、編集をしたりするのができすぎるから、そこにフォーカスしてしまう、というのはありがちです。なので、今回の質問主さんも、おそらく無意識に「記事を書くところを中心において、そこから考える」というのになっているのかなと。
結論でいうと「編集という技術を持っているから、テキストコンテンツを中心にメディアを考える」とやると、難易度が高くなるかなと思いました!
どゆこと?
幻冬舎の箕輪さんとかは、たとえば本の編集をするときに、校正とか、文章自体をいじるのはほぼしません。企画と、筆者の主張に嘘がないか(ファクトチェックの意味ではなくて、筆者も気づいていない、ごまかしで書いているところとかを見つける)とかにフォーカスします。
彼の活動は、今やラーメンや格闘技、サウナなどに及んでいますが、ラーメン屋をやるときも「もはや行列に意味はない。行列で競うな」とか「味で勝負しようとするな。味をあげていくためのプロセスを見せていき、語りたくなるものにしよう」みたいなことをいって、実際に人気のラーメン屋を作ったりします。
このあたり、ビジネスパーソンのホリエモンのアプローチとは違います。ホリエモンのラーメン屋は「セントラルキッチンで作ることにより、味の品質を高い位置でキープして提供できる。あとは立地」みたいな発想だと思います。
これと編集者の箕輪さんの発想は違うんですね。箕輪さんはやはり編集者的なアプローチです。
彼のメインの編集業は、もはや記事を書いたり、記事を編集することではなくなっているのは一つの象徴です。
他にも、NewsPicksを大きくさせて、今はPIVOTを大きくしている佐々木さんも似た感じです。彼ももともと編集者ですが、そこから動画を中心に動いているわけです。「記事から動画になっているな」というのを極めて感度高くつかんでいるからの挙動だなあ、と。
あとはオモコロとかR25とかも動画にかなり寄せていますしね。。そういう時代です。
つまりは、、「すでに記事メディアはかなり縮小傾向にあり、記事を中心にすると大変」というのは念頭においてもいいかもしれません。
個人的には、おそらく編集者としては文章とかテキストにこだわって時間を使ってしまうと思うので「今回のチャレンジでは一切テキストは使わない」くらいでもいいかもしれません。
ジャンルについて
あとは、ジャンルですが・・・。これも罠がありまして、
メディアでもWebサービスでもそうなんですが「アマチュアのミュージシャンでも質が高い人が多いので、紹介したい」とか「地下アイドルとかで人気の人を紹介したい」というのは、比較的よくあるアイデアで、チャレンジをする人もいるんですが、
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