才能がない人や作品を終わらせてあげる機能は割と重要では?

こんにちは!

今日は「才能ない人や、うまくいかない作品などはきっぱりと終わらせてあげる機能があったほうがいいよね」という話をしたいと思います。

「諦めなければ夢は叶う」とか「挑戦し続ける人生」とか「自分が決めた道は最後までやり遂げる」とか「やりきったかどうかが重要」とかのメッセージがあまりに多い世の中なんですが、それが不幸な人たちを作ったり、その人の成功を阻害している事があるなーと思ってるのです。

M-1は芸人をやめるきっかけである

僕は毎年、M-1をとても楽しみにしているんですが、M-1ができたきっかけをご存知でしょうか。

有名な話ですがM-1を作った島田紳助さんは芸人がお笑いをやめるきっかけとして作った、という話があるんです。

一部では「芸人がお笑いを辞めるきっかけのひとつとして」作られた大会とも言われている。「芸歴10年にもなって、M-1の決勝に出られないなら諦めた方がいい」とは、大会の名付け親で大会委員長も務めた、島田紳助さんからの殺生なメッセージだ。厳しいがそれが現実なのかもしれない。

引用した通りですが、簡単にいうと、芸歴が10年にもなっているのに、M-1の決勝に出られないなら別の道を選んだほうがいい、ということですね。

ダラダラと芸人を続けてしまって、生活も成り立たなくて苦しい状態で40歳、50歳となるよりも、30歳ちょっとで転職活動をしたりするほうが、よほど人生、うまくいくかもしれない、ということです。

やめるのは辛いし怖いよね

芸人の友達に聞くと、「芸人をやめる」というのは怖いらしいんです。

「売れない芸人はやめたらいいじゃん」みたいに外の人は簡単にいうわけですが、いわば「今までのキャリアを全部捨てて、無駄だったと割り切って、リセットして1からやりなおす」ということになるから、当然ですね。

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