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AIで知識を得ようとしたときに、「間違いが怖い」という人向けの、使い方

こんにちは!

今日は質問ベースでお答えしたいと思います!

アル開発室会員です!
最近AIの使い方に悩むことが多いので、連日の投稿とても助かっています。
AIを使うときのマインドセット、疑り深さ的なことについてお聞きしたいです。

今の会社(ITベンチャー)では生成AIの有料会員になっていて、社員に積極的な使用を促したりSlack のチャンネルで活用法をお互いシェアしたりしています。最新技術をいち早くキャッチアップして使ってみる姿勢が評価される社風もあり、客観的には恵まれた環境なのだろうと思います。

ですが、個人的には「AIが出した回答を信じるかどうか」の判断の仕方がいまいちわからず、グーグル検索→公共機関や大手企業サイトなどソースの確かそうな情報を複数見比べる→信用できそうな情報源が複数あったら信じる、という今までの調べ方のほうが安心できる気がしています。前職や大学でファクトチェックについて厳しく指導されたのもあり、GeminiやChatGPTの回答が正しいこと前提に作業を進めていくのがなんとなく怖いです。
実際、自分がすごく詳しい分野について簡単に質問してみると「いっけんしっかりしたことを言っているが、少し詰めればすぐに間違いとわかるそれっぽい答え」が返ってくることも多いです。自分で気づければいいですが、全く無知の分野だとおそらく信じてしまうと思います。

このような疑り深いスタンス自体が、AIに慣れるには不要なものでしょうか。けんすうさんのご意見をお聞きしたいです!

めちゃくちゃわかるので!回答をします!

知識を得るのに使えるか?

AIによって知識を得るのに使えるのか?という点ですが、これはモノによります。一般的なモノだったりすれば割と精度高く出る時もあれば、専門知識が必要なモノだと、イマイチだったりすることもありますね。

個人的におすすめなのは「一発で正解が出ると思わない」ということです。順序としては

  1. AIによって検索してもらってざっくりと知識の全体像を知る

  2. そこから気になるところを深掘りする

  3. 怪しそうなところは真偽を見極めるために調べる

です。なんか「遠回りじゃね」と思うかもしれませんが、自分で検索するよりも数段速い印象です。というのも、「なんか読みづらいサイト」とかで悩まされることがないからです。

結論で言うと、「AIで答えを出す」よりも「ソースをあたりやすくする」とか「検索する発想や方向性を一緒に考える」みたいな思考を持った方が相性がいいかなと思います。

例えば、僕がやるときには、まずは「検索をしてきて色々なところから情報を得てくるものを使う」とします。今回は「ミームコインっていうのが話題だが何だかわからないから調べよう」みたいな感じでやってみます。

まず、GoogleのGemini Advancedの1.5 Pro with Deep Reserchなどは有名ですが、簡単にいうと「何十サイトがググって、その結果をまとめてくれる」みたいなのを使ってみましょう。

これだと、「ドナルド・トランプさんのミームコインやメラニアさんのミームコイン」みたいな、最新の情報(ここ数日〜本日)もまとめてくれます。30-40サイトくらいをググってくれて、まとめてくれました。

これでいうと、例えば

、グーグル検索→公共機関や大手企業サイトなどソースの確かそうな情報を複数見比べる→信用できそうな情報源が複数あったら信じる

みたいなのの、最初のプロセスを省略することができるイメージです。

この段階で、完全に情報を信じるかどうかはまた別問題ですが、一旦散らばっている情報をまとめて、俯瞰してみるということはできます。

ここだけで終わらず、僕は「Felo」と「Perplexity」も使っています。

こちらも同じように良い感じでまとめてくれます。

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