けんすう
[学生の本音に答えるシリーズ] 第1回「ガクチカって何を話せばいい?」「地方は就活に不利?」「学生のうちは遊ぶべき?」
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[学生の本音に答えるシリーズ] 第1回「ガクチカって何を話せばいい?」「地方は就活に不利?」「学生のうちは遊ぶべき?」

けんすう

こんにちは!

今回は、ちょっとお試しに作っているコンテンツです。

就職活動や将来のキャリアに悩む現役大学生から寄せられた質問に僕が答えるというのをやってみました。こちらは、全4回のシリーズ記事の第1回となります。

実際に、弊社でインターンをしている学生さんをおよびして、自由に質問をしてもらって、それに対して答える・・・という形でやったんです。そしたら、リアルな質問が色々出てきたので、それに正直に答えています。

僕は学生起業を経てリクルートへ入社して、その後再び起業してKDDIへ事業売却し、現在アルの代表を務めているんですが、大企業とベンチャー企業の両方を、また就職と起業のどちらをも経験していたりします。

なので、このシリーズでは、さまざまな立場で仕事をしてきた立場から、いまの大学生が抱えるリアルな悩みに回答していくというものになっています。

それでは本編はこちらから・・・。

企業が“ガクチカ”を聞く真意って?

(質問) 大学に入学して約1年間、自分がワクワクすることや面白いと思ったことにチャレンジしてきました。

いざ就活が始まり、今までやってきたことが全て「ガクチカ」(就活用語で、学生時代に力を入れたことという意味)という枠に押し込まれ、企業によって評価されるとき、全てにやる気がなくなりそうで怖いです。

なるほどなるほど。

これはもしかして、ちょっと身構えすぎかもしれないですね・・・。というのも、企業側も単に聞きたくて聞いているだけなので、それに素直に答えるだけでいいんじゃないでしょうか。

例えば、初対面の人と仲よくなろう、と思ったら、「趣味は何?」みたいな質問をしたりするじゃないですか。その時に、「今まで楽しくやっていた趣味全てが、友達になるためのものだったのか・・・。やる気がなくなる・・・。」みたいには思わないじゃないですか。

なので、就活だからといって、質問一つ一つを、そんなに気にしすぎないほうがいいと思います。面接する側が聞いている質問は、話のきっかけだったり、単に緊張をほぐしたかったりとか、いろいろありますし。

じゃあ、なぜ「大学時代に何を力いれましたか?」ということを聞くかというと・・・。中途採用などで、社会人の面接をするのであれば、これまでの実績について聞くことができるんですけど、学生さんが相手だと、学業についてや、学生時代に何をしていたかくらいしか振れる話題がないからです。

ちなみに、面接をよくする経験から言うと、話されている内容はどうでもよくて、「どのように考えて、どういうふうに実行したか」みたいなところを重視してたりします。どう企画して、どう実行して、どう改善したか、みたいなプロセスを見るという感じですね。

というのも、ほとんどの場合、中身については判断できないんです。例えばすごい研究をしてた、と言われても、内容の善し悪しはわからないんですよね。

なので、ある課題に対してどう考え、どういう行動を起こしたか、という点と、それをしっかりとした論理展開で話せる人の評価が高かったりします。

というので、学生時代に「何に力を入れていたか?」というのを評価しているわけじゃなくて、その中身のプロセスとか、論理性などを見ていたりするので、学生時代に何かをやる際には、就活のことなんて気にせずに、やりたいことをやったほうがいいと思います。

会社選びは、「大企業かベンチャーか」ではなく「変化の速さ」を見る

(質問) 大企業に就職するのが良いことだとよく聞くのですが、それって本当ですか?

大企業とベンチャー企業だったり、就職と起業を比べちゃうのってあるあるなんですが、そういう比較って、人によって論点が違いすぎてまとまらないんですよね。

大企業といっても、ジャンルや業界、社風などによって驚くほど違ったりするのです。なので、大企業か否か、というので判断しようとしても、ほとんど使えない基準なんです。

なので、「会社の大きさ」で判断するのはあまり当てになりません。他の基準で探したほうがいいんじゃないかと思っています。

個人的にオススメなのは、会社の「大きさ」よりも「速さ」を見ることです。自分が求めるテンポの会社なのか、という観点ですね。

たとえば、リクルートと三井住友銀行を比べるとどちらも大企業なんですけど、速さが全然違うんですね。

リクルートとかは情報産業なので、めちゃくちゃ変化が速いです。数人のITベンチャーと、リクルート、同じように速いんです。

一方で三井住友銀行とかは、お客さんの大事なお金を預かっているので、安定性などを重視しており、スピードはそこそこです。これも、同じくフィンテックのITベンチャーなどでは、同じようなスピードだったりします。

なので、「大企業だからリクルートと三井住友銀行を受けよう」というよりも「こういうスピード感の会社がいいから、リクルートとこのITベンチャーを受けよう」みたいなほうが、自分にあった会社を受けられるかもしれない、と思っています。

どちらが自分に合うかは、当然人によります。スピードが速いということは良いことな気がしますが、1年前の知識が全く使えなくなったり、今まで培った技能とかが求められなくなったりすることもあるわけです。常に激しい競争に巻き込まれて戦う、ということもあります。

安定しているというのが良いことかも分かりません。銀行で15年働いて、キャリアも知識も経験もきちんと積み上がったけど、銀行自体が求められなくなり、必要がない職種になっていることすらもあるわけです。

というので「速さで会社を選ぶ」というのは一つの基準としてオススメしているんですが、もちろん他の要素で見るのもアリです。たとえば「年功序列なのか」「終身雇用なのか否か」などもありますね。これも良し悪しはあるので、どちらがいい、とかはないんですが、好みはあると思います。

結局のところ、自分に合う会社は何か、会社に何を求めるのか?で決めないといけないかなーという結論になっちゃいます。

地方で就職活動するのは不利?

(質問) 私は地方在住なのですが、就職活動をする上で、地方に住んでいるのって不利ですか?

これは、めちゃくちゃ不利だと思います。

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