マンガサービスの「アル」をリリースいたしました

こんにちは!インターネット系のサービスとかをよく作ったりしている、けんすうと申します。早いもので、そろそろ20年くらいサービスを作っている人になってしまいました。

そんな僕ですが、2019年の1月22日に、「アル」というマンガのサービスを作ったのでお知らせいたします。

Web版の「アル」
iOSアプリ版の「アル」

なんでマンガサービスなの?

小さい頃からマンガが好きだからです。

というか、こういってはなんですが、僕は趣味と呼べるものが、ほぼマンガしかなく、あとはインターネットくらいだったのですね・・・。

どんくらい趣味がないかというと、とある英会話学校での会話の練習で、「趣味は?」とビル・ゲイツ似の先生に聞かれたときに、趣味がなさすぎて、悩んだあげく「バナナを・・・食べることです」と答えたら、「いいかよく聞くんだ。バナナを食べることは趣味ではない。それは、食事だ。」とすごく丁寧な英語で言われたことがあるくらいです。

ただ、マンガは結構読んできていました。

小学校のころを思いだしてみると、「ファンロード」という雑誌とかをすごい読んでいました。マンガ好きな人による投稿系の雑誌なのですが、ここで新しい作品や漫画家さんを知るということが多かったです。

メジャーマンガも好きだったのですが、中学生に入ると、ヤングサンデーとかそっち方面にハマり、「ザ・ワールド・イズ・マイン」とか、アガペイズとかを好んで読んでいました。

今もしょっちゅう読んでいまして、もはや唯一の趣味がマンガという感じになっていました。

じゃあ昔からやりたかったの?

という話をすると、「マンガサービスやりたかったんですね!」と聞かれるのですが、決してそうではありませんでした。というか考えたこともありませんでした。

そもそも、僕がネットサービスを作るときには「ユーザーが投稿したりして今までなかったコンテンツがネット上に出て、みんなが見れるようになること」とかが好きだったので、それ系のサービスが多かったのですが、僕のビジネス力がなさすぎて、いつもお金を稼ぐのがうまくできない、という悩みがありました。

なので、なんか次に作る時は、ちゃんとビジネスモデルがあって、拡大できるようなものがいいのかなーと思っていました。

その中に、「マンガサービスを作ろう」みたいな案は一切ありませんでした。

なぜか。その理由の一つは、よいマンガサービスが今でも山ほどあるからです。

Amazon派はKindleアプリを使っているでしょうし、LINEマンガやピッコマなども人気です。Comico、GANMA!やマンガハックのようにオリジナルの良質なアプリもありますし、コミックDAYSや少年ジャンプ+のような、出版社が出しているアプリもかなり使いやすく便利なものとなっています。Pixivさんのような二次創作系ももうずいぶん前から人気です。

ユーザーにとっては最高なんですが、参入する側としては、競合が多くて、しかもLINEのようなネット系企業もすごい、出版社などのコンテンツを作っている企業も強い、というので、隙がありません。こんなところに、素人がのこのこ入って、勝てるわけがありません。

なので、なんかもっと、SaaSとか?D2Cとか?ECとか?モビリティとか?IoTとか?ブロックチェーンとか?Vtuberとか?VRとか?AIとか?みたいなものをやったほうがいいかなーと思っていたのですね。

じゃあどうして作ることになったの?

そんなこんなで、趣味レベルで、EC系のサービスでも作ろう、、と思っていて、全然別のサービスを一緒に友達と作っていたのです。

で、その中のあいた時間で「合法漫画村があったらいいんじゃないか」という話がぽっと出て、その友達がサクッと作ったのが「合法漫画村 - 漫画ビレッジ」というサービスです。

その経緯は以下です。

「漫画村を置き換えたい」 “合法無料漫画サイト”「漫画ビレッジ」開発者の思い

漫画村、すごいよくないなーと思ってめっちゃ嫌いだったんですが、一方で「無料漫画を統一した場所から見れる」っていうのはめちゃくちゃユーザーフレンドリーなわけで(当たり前)。

なので漫画家さんや出版社にもメリットある形でやりたいと思ったのが、漫画ビレッジでした。

そんなこんなで、ワーワーやりつつも基軸は他のサービスを作ってました。

んで、ほぼできて、出してみるかな・・・!くらいの時に、とある出版社の人から連絡があって、いろいろ話す機会があったのです。

趣旨としては、ざっくりとまとめてしまうと

「漫画村問題があったが、出版業界としても、あれを単に敵視しているのは意味が無いと思っている。むしろ、ユーザーにとってよかった面をちゃんと直視して、その上で、ユーザーにとっても、権利者にとってもよいサービスをできないかと考えている。ただし、出版社はあくまでいいマンガを作ることが強みなので、アプリやサービスについてはIT系の人がやったほうがいいのではないか?と思っているが、どうしたらいいか?」

みたいな感じでした。

それに対して、僕は「いやぁ、そういうのは、ITがわかっている起業家の人で、マンガへの愛があるような人が、数年かけてフルコミットとかしないと難しいと思うんですよー」と答えたところ「誰か探してくれないか」となったので、「いいですよー」といってたのですね。

そのあと、僕も、新しいサービスを作ったり、考えてたりしてたんですが、ある日、よーく考えてみると

「ITやサービス作りができて、マンガが好きで、数年から10年とか人生ぶっこめる人っているんだっけ・・・?」

となってきたわけです。

「これ、僕が一番その状況に近くて、僕が人生かけてフルコミットしたらマンガ業界に対して、貢献できるんじゃないか?」と。

むしろ偉そうに、横から「こういう人がやるといいと思うんですよ」とかいっている場合じゃないんじゃないかと思ってしまったのですね。

マンガが強いのは世界でトップで日本です。海外のIT企業の人たちに期待するのは難しいです。でも、国内のトッププレイヤーはだいたい他のことをやっているわけです。

そういう状況なので、僕が今飛び込むべきところはマンガサービスじゃないかなと。僕が飛び込むとマンガに携わる人全員が得するような仕組みを作ることができる可能性がある。

そう思ってしまいました。

 成し遂げたいこととか

僕も今年で38歳?くらいになるんですが、この歳になってくるとさすがにちょっと大人になってきて、「自分一人はほとんど無力で、周りの人に助けられているばっかりだなあ」とか「動機が善で、私心なく、社会や世の中のためにやりたいなあ」とか思ってくるわけですね。

昔はそういうのを見ても「建前でしょう」とか「自分をよく見せたいのでは?」とか斜に構えて見ちゃってたりしていましたが、年齢を重ねると、自分の欲望や快楽を優先したり、お金のために働いたりするのが、どうにも幸福には結びつかないな、という感じがして、ようやく、そういう気持ちがわかってきた気がします。

税金とかも、20代の頃は、なんでこんなに高いんだろう、とか思ってやだなーとか思ってたのですが、世の中を知っていくと、これらのものは昔からいろいろな人が税金を払ってくれているおかげなんだな、と気づくわけです。そのおかげで、小学校にもいけたわけですし、道路も穴とかなく、安全に整備されてたりするのだな、と。

その感情が高鳴りすぎて、この前、税金をたくさん払っている人に対して「○○さんの払ってくれた税金のおかげで、今日もアスファルトの歩きやすい道を歩いてくることができました。本当にありがとうございます。」とお礼をいったら「そんなの言われたの初めてよ」と気味悪がられました。

当然、税金だけじゃなくて、大学時代でも、新卒で入った会社でも、やってきた会社でも、今まで目一杯いろいろな人の支えを受けて生き続けてきたわけなので、自分の立場や能力、お金は社会のために使わないとなと真剣に思うわけですね。

特に、僕は、人生の多くのシーンで、マンガに学んだことを使ってきて、マンガにメンタルを支えてもらい、マンガに楽しませてもらったわけです。となると、そろそろ僕からも、マンガ業界に対して、いかに貢献していくのかを考えないといけない。そんな立場じゃないかと思うのです。

というわけで、マンガサービスを作ることを決意したという流れでした。

というわけで

というわけで、作ったのが「アル」です。

簡単にいうと「マンガに出会える場所にしたいなー」と思って作っています。ただ、データやユーザーがいないうちからマンガに出会える場にしようとすると、メディアっぽくなってしまいうので、もうちょっと長期を見据えて、Webとアプリでは出発点を変えています。

Webはユーザーさんが、そのマンガの好きなところやコマなどを投稿できるようにしている、コミュニティぽい場所です。アプリは、買っているマンガの新刊が出たときに通知してくれるようなサービスにしています。

Webとアプリは利用のされ方が違うので、出発点は違いますがいずれは機能も統合していきます。イメージ的には、まだステップ0.02くらいのところにいるので、はやく一歩目を踏み出せるようにがんばりたいです。

ちなみに、出版社の人たちにもかなりご協力していただいて感謝しかありません。まだリリースもされていないサービスに、真剣に取り組んでくれる人たちばっかりです。うれしい。。。

というわけで、むやみに長くなりましたが、残りの人生、全力ですべてを賭けてこのサービスに注力し、マンガに携わる人がみんな幸せにするような場所を作っていきたいと思っております。

今いるメンバーも、一緒に働きたいなーという人たちばっかりなので、うれしいです。

アル株式会社の取締役CTOになりました - UNIX的なアレ

→中学からの同級生で、nanapiも一緒に立ち上げた和田です。やはり頼りになりまくるというので、今回も頼む!とお願いして入ってもらうことになりました。

アル株式会社のVP of Productになりました

→漫画ビレッジを一緒につくった遠山です。すごいプロダクト目線でガンガン進めるパワーがすごい。

アル株式会社に入社しました - koogawa blog

→iOSエンジニアの小川です。ユーザー体験にものすごい敏感で、さわり心地など、細かいところまで目が行き届きます。

アル株式会社に入社しました。

→栗山はフリーで携わってくれてたエンジニアなんですが、とにかく勘所よくプロジェクトを進められるので、頼りになります。あと人との距離感を自然とつめるのがすごいうまい。

ちなみにメンバーも募集しています。エンジニアだけしかありませんが、他の職種も募集しないと・・・。バックオフィスとか・・・。

というわけで、よろしくお願いします😍

好きなマンガ一覧

書き切れないのですが、ぱっと思い浮かんだやつです。残り1000冊くらいありそうなので、このくらいで・・・😂

進撃の巨人
G戦場ヘヴンズドア
王様達のヴァイキング
沈黙の艦隊
ドリフターズ
阿・吽


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サポートされたお金はすべて、マンガサービスのアルに使われます。

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けんすう

インターネットでコミュニティサービスとかをよく作っています。今は「アル」というマンガサービスを作っています。

#スタートアップ 記事まとめ

スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
5つ のマガジンに含まれています

コメント5件

はじめまして、コメント失礼します。マンガに出会える場所ってとっても素敵です。これからもたのしみにしております!エンジニアではないので残念ですが、マンガが大好きなので、いつかメンバー募集に応募したいです…バックオフィスとか…
ほぼ同世代、こちらは昨年会社化してみて、中々思うようにいかず悩み中ですが、なんか凄い気持ち分かります。丁度そんなこと考えてました。言葉だけで恐縮ですが、応援させていただきます!
西野さんのサロンから来ました!アル使ってみます!
漫画のコマを引用したいというより漫画って絵を見ないとよく分からない。直球のサービスありがとうございます。応援します!
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