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コミュニケーションを活性化するときに「真面目じゃない」ほうがいいときあるよね

こんにちは!

今日、ちょっとANRIというベンチャーキャピタルのオフィスにいって打ち合わせをしてたんですが、そこで行われてた、リアルなコミュニティスペースのやり方がよかったのでご紹介します!

何をしてた?

ものすごくシンプルにいうと、「丸いテーブルに座って、刺繍をひたすらする」というのをやってたんです。

なんで刺繍?と思ってたんですけど、そこに、僕以外にも、もう一人、超有名なスタートアップ経営社の方がいらっしゃったんですね。

で、その人は、4時間くらい、ひたすらに刺繍をしていました。すごく忙しいのに。

一瞬無駄に見えるんですけど、これが結構いいなと気づいたのはそのあとです。経営者の人が、別に趣味でもない刺繍を、インキュベーションオフィス(スタートアップの人たちが入って、そこで仕事をしたりする)でしている、というのを見ると、大体の人は「あ、この人いま、暇なのかな」と思うんですね。

なので、声をかけやすいし、自分の事業の話とかをしやすくなります。話しかけやすさが尋常じゃないんですね。

これが「有名な人をお呼びしたので、みんな質問をしよう」となるとお互いに身構えるし、お互いにちゃんと時間をとってしまいます。カジュアルさがなくなってしまう。

なので、刺繍をやるという一見無駄なことが、コミュニケーション施策としてすごくうまくいってたんです。

コミュニケーションを真面目に設計しすぎていないか?

組織の問題の多くが、コミュニケーション不全だったりします。コミュニケーションが足りなかったり、コミュニケーションがミスっている、ということがあると、人間関係もうまくいかないし、仕事もズレが生じたりします。

だからコミュニケーションをちゃんとやろう、というのはどの組織でも起こってくるんですけど、、この施策を真面目にやり過ぎてしまうというのはよくある現象です。

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