長時間できること=仕事にしたほうがいいこと、かも。
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よく、大学生とか20-30代あたりの若い方が、キャリアに迷ったりするじゃないですか。
大人から「やりたいことをやれ」とか言われても、20歳そこそこで、職業にできる、やりたいことがある人なんて、20%くらいしかいないと思うんですよね。
だからといって「世の中に求められる仕事やりなさい」と言われても、10年後とかよくわからないじゃないですか。10年前とか、iPhoneとかなかったわけですし、10年後に何がどうなっているのかってやはり予測しづらい。
というわけで、キャリア論みたいなのはずっと問題になりつつありますが、答えもないものです。僕もすぐに意見が変わるものなので、「こうしなさい!」みたいな断言ができない分野でもあります。
それでも、今という瞬間を切り取って「こうじゃないか」というのも参考になるかなあ、と思ったので、2016年の最新版としての考え方を書いてみました。
そもそもキャリアって何さ
そもそも、キャリアとは何か?というところからなんですが、簡単にいうと「何をメインの仕事にするか」であり、キャリアプランとは「メインの仕事のためのステップアップの組み立て方」とかでしょうか。
個人的にはキャリアプランとかは立てられないもの、と思っています。キャリアプラン通りにいくのは20%くらい、と言われたりするらしいんですが、その数字はともかく、人生を計画どおりにいかせるのはなかなか難しいですよね。
僕の結論としては、以下の2つを満たしているものを探すといいのかなと思っています。
1:長時間やっても苦じゃないもの
2:世の中のニーズがあるもの
よく「好きなことをやりなさい」みたいなアドバイスあって、それはその通りだと思うんですが、それは、好きなこと=長くやれる可能性が高い、からにすぎないと思うんですよね。
たとえば、プロブロガーとして食っていこう、という考えが会った時に、ブログを書く、という行為に長い時間使えるかどうかが重要です。僕は、ブログを書くのが好きではあるんですが、毎日10本書けというのは無理なんですよね。1日1〜2本が限界だなあ、と思うわけで、そこに長時間使えないんです。
この記事を読んで思ったのですが、
プロブロガーのぼくが「毎日6本」記事を書いてるんですよ?なんであなたは「毎日1本」しかアップしてないの?
日に6本書けるというのは割と特殊な性質だと思うんですよね。逆にイケダハヤトさんは、会社の中で上司と調整をしていくとかは短い時間でも無理だと思うのですが、そういうのがストレスなく長時間できる人も結構いたりします。
好きかどうかよりも長時間使えるかどうかのほうが重要だなと思っています。仕事するとすると、1日8時間とか使わないといけないわけです。たとえば、人と話すのに長時間費やすことができない人は営業は向かない、みたいな感じですね。
これは、好き嫌いとはまた別です。嫌いでも、長時間できるものってたぶんあると思うんですよね。
僕とかは、コンビニのレジとかは知らない人とやり取りしなきゃいけないんで長時間は無理だなーと思うんですが、キーホルダーを袋につめる、みたいな単純作業はかなり長時間飽きずにできます。別に好きではないんだけど。
長時間できるというのは武器になるんですね。普通に仕事をする上では、そんなに飛び抜けた才能はいらないはずなので、長時間できるだけで、スキルなどはあがっていき、他の人との差別化ができていくのです。
しかし、ニーズが低いものをやるのはきついです。ニーズがないと、いくら長時間やっても報われないのです。
ニーズが限定的でもNo.1を目指すというのはたしかにあります。たとえば、コンビニアイスの評論家みたいなのはその例ですね。その人しかいないので、仕事になる。
しかし、今から「コンビニアイスを食べるのが好きで、それについての評論は長時間できる」という人がいたとしても、コンビニアイス評論家では仕事をしていけない可能性が高いです。というのも、コンビニアイスの評論家の需要に対して、供給がすでに満たされているからです。かなりがんばらないと勝てないんですよね。
一方で、たとえばプログラミングをする人、とかは世の中のニーズは高いものの、人が足りていないので、仕事にしやすいわけです。
冒頭に出したブロガーとかも、個人的には難易度高めだと思っていて、
- 長時間ブログを書き続けられる人が結構いる
- その割に世の中のニーズはそこまで高くない
んですよね。たとえば、iPhoneの新商品ネタなんかは、みんなが書くのでニーズが満たされているんです。ネタフルさんとかGigazineさんとかがみんなのニーズを満たしちゃっている。
もしブロガーとかになるとしたら、その人しかかけないものがあって、かつそれを長時間書き続けてもネタが尽きないとかじゃないと、もう辛いかもですね。
長時間できることを目指そう
というわけで、自分は何だったら長時間できるかしら、というのを洗い出してみるといいかもしれません。人と喋り続けるのは苦じゃない、とか、一人でもくもくとパソコンをいじるのは苦じゃない、とか、知らないことをモクモクと調べ続けるのは苦じゃない、とかそういうところからでもいいんです。
僕は、インターネットのサービスを作るのはとても楽しく長時間できるので、そのあたりです。
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というわけで、今、僕は会社で、新規事業の立ち上げをやっていて、ガッツリとサービスを作るという原点に立ち返っています。僕の直下で、新しい、やばいサービスを作りたい!という人がいたら、是非、採用ページから応募してください。
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