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トラウマやコンプレックスにどう向き合うか

こんにちは!

今日のマシュマロからのお便りは、こんな感じです。

こんにちはけんすうさん。いつも楽しく拝読しております。けんすうさんが常日頃おっしゃってる、「将来どうなりたいかという意識が今の自分を定義する」という考え方が、物凄く自分の生き方の選択肢を広げてくださいました。ありがとうございます。過去に起因する、トラウマやコンプレックスについてはどのように付き合われてますか?宇多田ヒカルが「寂しさや辛いことは、乗り越えなければならない山ではなく、それも一つの心象風景だ」と言ってたのですが、忘れることもなく囚われることなく淡々と日常を過ごすという解釈をしてるのですがけんすうさんの見解があればお聞きしたいです。

本気出して答えて行こうと思います!

未来が自分を作る

まず、僕がよく言う「未来が自分を作る」みたいな話の内容について説明します。

これは別にオカルティックな話でも、ポジティブな自己啓発的な話でもなくて、単に論理の話なのですが・・・。

みんな「過去からの積み重ねの上に今の自分がいて、過去の延長である」と考えがちなんですが、意外とそうではないんですね。それよりかは「未来どうなりたいのか」というほうが今の自分に影響します。

たとえば、昨日まで野球をずっとやってたとしても、「10年後にはプロサッカー選手になりたい!」と思ったら、たぶん今日野球やらずにサッカーやるじゃないですか。野球をやる意味があまりないので。

このように「将来こうなっていたいな」というのがはっきりとあると、今の行動に影響を与えます。逆に「昨日までずっと野球やってた」というのは、今の行動には影響をそこまで与えません。

なので、「昨日までダラダラと過ごしてたけど、今日からしゃきっと勉強してがんばる」という自分にもなれるわけです。将来がはっきりとしていれば。。

で、このあたりを防ぐのはどちらかというと習慣なんですね。習慣の力によって、昨日までやったことを今日やってしまっているだけ、ともいえます。

なので、過去の自分によって、今日の行動が決まってしまう、ではなくて、あくまで「習慣による惰性で今日の行動をしてしまっている」というのが問題なわけです。なので、ここは「習慣を変える」が正解です。

習慣の力を借りずに、気合とか、やる気とかモチベーションとかで今の行動を変えるのは困難です。「今日からこれをやるぞ!」とか決意を新たにする、とかもっとも無駄な行為とすら思うのですが、やりがちですね。

このあたりは習慣法の本とかがいろいろありまくるので、何冊か読めばだいたい理解できると思います。

というわけで「未来どうなりたいか?のほうが自分の今の行動に影響するよね」という話がここまでです。

過去との向き合い方

で、質問です。

過去に起因する、トラウマやコンプレックスについてはどのように付き合われてますか?

このあたり、程度問題というか、本当にトラウマとかPTSDの場合は、然るべき医療機関などにお話するといいと思うのですが・・・。

そうではないものについてだろうと思って話します。

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