起業したけど、限界を感じたら就職したほうがいい?
こんにちは!
今日は起業にまつわる質問に対して答えていきたいと思います。マシュマロという質問サービス経由で「アル開発室会員です」というと、ブログで答えるというのをやっております。
今日はこちら。
答えていきます!
会社は学校でない
これ、基本的にいうと「何かを学ぼう」「だから会社に入ろう」系のものは、基本的にはあまり賛成ではない派です。
もちろん・・・。会社に入ることで、学びを得たり経験を得ることは大量にあるとは思います。しかし、おそらくイメージされているような「事業をどう伸ばすのか」とか「売り上げをどう出すのか」とか「決算のやり方」とかは学べるかどうかはわからないんです。
たとえば、例として記載されているリクルートに入社したとしましょう。そこで「じゃあ、じゃらんの営業をやってください」というときに、学べるのか?というとそうではありません。じゃらんの裏側のオペレーションがどうなっているのか?などは分かると思いますが「事業をどう伸ばすのか?」は分かりづらいかなと。
というのも、じゃらんはもうずいぶん前に立ち上がり、ネット化もすんでいるからです。なので、今ある課題に対して解決法を出していく、という仕事はするんですが「サービスを作ったときに、売り上げがどうあげられるのか」といったような、起業に使えそうな技術やノウハウはわかりません。
じゃあ、新規事業部署にいったとします。僕は3年くらいそういう部署にいたんですが、これはこれで、もうスタートアップとほぼ同じです。制限があるスタートアップに近いです。「リクルートがやる意味はなんだ」とか「100億円に2年でいかないとダメだ」みたいな高い目標はありつつ、人員や予算はスタートアップよりも少なかったりします。
そこでは「リクルート流の何かすごいノウハウ」みたいなのはあまりないんです。もちろん「マッチングサービスをやるならノウハウがある」とか「営業のノウハウはある」なんですが、結局のところ、新規事業を立ち上げるのは新しいことをやらないといけないので、「こ、これがリクルート流のやり方なのか」みたいなのが学べるわけではありません。
諦めない不屈の精神、社内のリソースをどう調達するかの社内政治、リクルートという名義を使った広報をどうやるか、制限の中でどうマーケするか、サービスを途中でストップされないような数字や説得材料をどう作るのか、とかは学べるかなあ、という感じです。
同じように「売上の出し方」とかに関しては「結局、じゃらんやゼクシィみたいな圧倒的なカスタマー数がいると高くとれるだけでは」とかを先に感じると思うんです。じゃあ、その状態ってどう作ればいいのか?というとリクルートでの培ってきたいろいろなアセットが必要になるので、参考になるかというと怪しかったりします。
「決算のやり方」もそうです。大企業中の大企業の決算と、10人の会社の決算は全然違います。100人でも300人のところとも違うはずです。
しかも、じゃらんの営業になった、とかなら決算のやり方も見えない(正直、社外へのIRと情報はそんなに変わらないのではないかなと)でしょうし、ビジネスモデルも結局本とかで解説されているのと大差ない情報だと思います。
じゃあどうする?
というので、やるとしたらまだ
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