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アトツギ企業が今後注目な理由と、資本主義と、人類の善性

こんにちは!

なんかもう金曜日だし、疲れ果ててしまったので、「わかりやすさとかを犠牲にして、全力で考えていることを書く」みたいなことをしたいと思います!

資本主義の「問題」ではない「弱点」

最近は、「資本主義というものは僕たちの基本OSの一つなのに、全然知らないな」と思って、そのあたりをよく本とか読んで勉強しています。

よくわからない!という人は、以下のコテンラジオの資本主義の会とか

a Scopeの資本主義の未来編とかを聞くとわかりやすいです。

本だと、

とか

とかを読んでいました。

これらの勉強から考えたことを書きます。

個人的には「資本主義は相当うまくいっている手法であり、人類の生活を一変させたもの」という感じにとらえており、さらにいうと「人類にあったインセンティブ設計ができており、修正を区k理返すことで、基本的には良い方に向かっている」という認識があります。

とはいえ、資本主義の残っている問題というのもあります。これは、いろいろな人が色々なことを言っていますが、、多いのは「気候変動などの人類全体の問題があった場合にも、お金が稼げないならリソースが投下されない」とか「優秀な頭脳が大事なところではなくてお金儲けに向かう」とか、「格差が生まれる」とかがあります。

まあそうだよね、と思ってはいるんですが、最近思った資本主義の「弱点」でいうと、「時間軸を長く取るのが弱い」ということだなと思いました。

人間の善性について

いきなり話は飛びますが、人間の善性、みたいなものも同時に考えています。これもコテンラジオのシンドラー編を聞いてかなり考えさせられました。

ざっくりというと「ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺と、それを救った人たち」みたいな話なんですが、「悪いやつがめっちゃ殺して、良い人が助けた」みたいな単純な話ではなくて・・・。

大虐殺に関わった、ナチスのアイヒマンという人は、見方によっては「凡人で、出世くらいにしか興味がない普通の人。当時の法律に従って、ある意味淡々と問題解決に取り組んでいてた」という感覚を受けます。「ユダヤ人を大虐殺したとんでもない悪人」というイメージからは遠い。

当時の法律、当時の倫理観、当時の世界観でいうと、むしろ「法律を守って普通にやっている普通の人」になっちゃうんです。まあ、「ユダヤ人から人権を奪って絶滅させようぜ」みたいな法律、狂いに狂っているんですが、言い方を変えると「民主主義の手続きで選ばれた政権が作った法律だから、国民は従う義務があるよね」となってしまいます。

一方で、シンドラーは「社交的だが、妻のことも放って愛人を作ったりして遊んでいる。ユダヤ人を雇って工場経営などをするのも、最初はお金儲けのため」みたいな人なんですが、全財産を使って、見つかったら命を奪われる状況で、無理をして賄賂とかを送りまくってユダヤ人を助けまくっているわけです。

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