2020年代のネット業界はこうなるんじゃないか予測

未来を視るセンスがあるか?といわれると、僕はかなりない方だと思います。自分でもびっくりするんですが、過去の掲載された「○年後はこうなる」みたいな予測の外れっぷりは異常です。

ただ、未来について考えた、その的中率はどうでもよくて、それに向けて、どういうロジックを立てて予測し、そして現実にあわせてそれを修正し続けるほうが大事なんじゃないか・・・と思って、たまにはこういう未来予測のエントリーを書いてみようと思いました。

あと、「うわ、すげえ外している!」というのが未来で読むのも面白いかなーと思っています。

というわけで、10年後に恥をかくために、2020年代を予測してみました。

ちなみに2020年代に「ネット業界」みたいなくくりは微妙な気もしているんですけど、テクノロジーというと広すぎてよくわからない、になりますし、スタートアップ、といっても、Web業界周りくらいしかわかっていないので、こういう表現にしてみました。あと日本中心。海外わからない!

Disruptの終わり

10年代のうちはよくDisrupt・・・とか言われてたんですが、これは新しいテクノロジーによって既存の古い業界を破壊するぞ!みたいな感じの意味です。

Uberによって、タクシー業界が破壊されるぞ!みたいな。

ただ、この流れはほぼ無くなるんじゃないかと思っています。

じゃあ何が来るのか・・・というと「共創」だと思っています。大企業、というか古い企業と、テクノロジー企業が一緒になってものを作って、新しい価値を作り出すという流れが加速すると思います。

そもそも「ベンチャー企業が、既存のプレイヤーをボッコボコにして勝つ」みたいなのは、日本においてはやりづらいと思っていました。テクノロジー企業によって既存の業界が破壊される、というのは、シリコンバレーとかではよく見る図だと思うんですけど、日本においてはそれをやろうとすると、利害関係の調整が完了しないまま、空中分解しちゃうイメージです。

それよりかは、大企業が次なるイノベーションを起こすときの手助けをスタートアップがして、スタートアップは資金やバックアップなどをされることで成長できる、というほうが、日本の風土にあっている気がするんですよね。日本の風土ってなんだよ、という感じですが。

というので、サイバーエージェントさんがテレ朝とやったり(これはまあ大手企業同士といえるかもしれないですけど)、LayerXさんが既存の金融機関とあれこれいい感じなものをやったり、アル社が出版社のデジタルでのマーケティングとかを協力したり、、とかできるんじゃないかなーと思っています。

共同規制の推進

政府による法規制と民間の自主規制の間を取る「共同規制」が今後は増えてくるんじゃないかなーと。

よく「日本は基本的に、何かやろうとしたら法律が壁になる」みたいに言われるじゃないですか。「危険そうだから規制しよう」となりがち、とか。なので、シェアリングエコノミーとか、「公道で、いい感じの電動キックボードを走る」みたいな時とか、ドローンとかのときに、日本勢が立ち遅れて、他国に負ける、みたいなことがよく言われたりします。

しかし、当たり前なんですけど、政府も「日本をダメにしてやろう」なんて思っていないわけですね。危険だったり、国民のためにならないものは規制するほうがいい、という方向にいくのはある種当たり前なわけです。

ただ、すべてを政府がコントロールする、というのも効率的じゃないですし、すべてを業界が自主規制でやる、というのも効率的じゃないですよね。政府は「反営利団体」であり、民間企業は「営利団体」なので、そこを調整し、一番ベストな方法を取るようにしないといけないわけです。

政府と大企業とかとはうまくやれてると思うんですけど、スタートアップ企業というか、若い企業はそこが苦手なイメージがあります。ただ、このあたり、ネット系企業が成熟して、ちゃんとやれる人が増えてきたので、新しくて小さなベンチャーもその知見にアクセスできるようになったので、共同規制をうまくやる事例が増えてくると思っています。

VR空間のブレイク

まあVRは世界中で間違いなくブレイクすると思うんですが、日本人は、世界トップクラスにVRゲーム内で過ごす時間が長い国民になるんじゃないかと思っています。

日本人は、容易にアイデンティティを複数持つことができます。おじさんが美少女になることも違和感なく流行ってしまいますし、女子高生がSNSのアカウントを複数持つことも一般的です。Vtuberという変な文化も生み出されています。

日本人の30-60歳くらいの人たちが、ガッツリとVR空間で時を過ごして、変なものを創っていくんじゃないかなーと思っています。プラットフォームは取れないと思うんですけど、そのプラットフォーム上で、変な文化を作るというのはありそうです。

2021年くらいには、VRのゲームがなんかブレイクして、その上で、VRChat的なコミュニティが日本でもぐっと流行るんじゃないすかね・・・。

折りたたみスマホ

スマホは折りたたみになるんじゃないすかね。Galaxy Foldを使ってみるんですが、初期でこの出来なので、価格が10万円近くまで下がり、耐久性があがったら、みんなこっちになると思います。

画面はでかいほうがいい、というのは当たり前なので、AR時代の前はスマホの大画面化の最後の波として、折りたたみスマホがメインになったりする可能性があります。

ただ、大画面化しても、マンガ読んだり、YouTubeを観たりとかの流れはあまり変わらないそうですね・・・。

テキストの大幅な衰退

今だに日本ネットの文化の中心地はテキストですが、一気に動画に流れると思います。具体的にはYouTubeやTikTokがブレイクします。

え、ブレイクしているじゃん、いつの時代?という感じですが、ビジネスパーソンとかがTwitterをやっているようなノリで、みんな動画で発信したりすることになりそうです。

ただ、YouTubeはちょっと敷居が高い感じがしているのですが、なんかもっとライトにとった動画とかが増えて、なんでもYouTubeとかで視ることになるんでしょうねえ。

Googleの検索は調べ物専用になり、主にYouTubeやTikTokなどで検索する時代が来るような気がします。

AR時代到来

来るぞ来るぞといわれているAR時代ですが、まあくると思います。ARグラスが出るのは2022年くらいなんですかね・・・。

主な用途は何か?というのはわからないんですが、5Gともかけあわさって、メガネを通して、自分が見ている世界の情報をリアルタイムに処理して便利になる何か、とかなんですかね・・・。たとえば相手の顔をスキャンして、名前がでたりとか、そういうの。

スマホのキラーはカメラだった、スマートウォッチは健康管理だった、みたいな何かが発見されると思うんですが、なんとなく「事故をへらす」みたいなやつじゃないかと思っています。

ARグラスをかけて歩いていると、危険を察知したら情報をくれる、とか・・・。(車が迫ってきているよ、とか、そういうの)。

中国をのぞくアジアのネット統合

アメリカと中国が、テクノロジー分野でもバリバリにやっていて、この流れはしばらく続くと思います。そして、この2ヶ国は仲が悪いので、お互いにお互いのサービスは使わなそうです。

EUはEUで、グローバル企業を警戒し続けているので、超巨大グローバルIT企業は今後、なかなか難しい戦いになってくるんじゃないかと思います。

じゃあ日本はどうなるのか?というと、Yahoo!JAPAN(Z)と、LINEの経営統合があり、そこから先、日本(ソフトバンク)と韓国(NAVER)によって、自社の経済圏を台湾、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、などの国に広げていくんじゃないかと思っています。

なので、Zコーポレーションによるそれらの国のスタートアップ買収とかが増えてくるんじゃないかなーと。理想は、LINE(or カカオトーク)による、メッセンジャー部分も抑えられるといいんですけど。インドネシアとかはまだチャンスないかな?

となると、日本のネット勢も、「北米を目指すよりも、Zに乗っかって、中国以外のアジアから攻めるか」というふうになるんじゃないかなーと予想しています。

AIによる最適化

AIという言葉を聞かない日はないですが、普通に普及していくと思います。ホワイトカラーがやっているちょっと技術がいる仕事から仕事を奪っていくのかなーと。

写真をいい感じに加工する、とか、情報伝達レベルの翻訳をする、とか、書類の整理をいい感じにする、とかですね。

ブロックチェーン

詳しくないんでバカなことをいってバカだと思われたら恥ずかしいので割愛します!

といって逃げようと思ったんですが、検討はずれだったりしても面白いかなと思って書きます。

まず、最初の2-3年ですごい勢いでいろいろな金融機関がブロックチェーンを使っていくのは間違いないと思っています。ただ、著作権とか不動産とか、みんながイメージしやすいブロックチェーンでの管理は、思ったより進まない予感です。この10年は、なんだかんだいって、金融機関が中心になりそう。ネットも「ネットがあれば、世界中の映画が見放題になり、音楽も聴き放題になる」とか「あらゆる人が動画で発信して、芸能人とかもネットに動画を投稿するようになる」とか2000年代はじめからいわれてたけど、そうなるのに、10-20年かかったりしているので、テクノロジーは意外と早くすすむし、その一方で、意外と社会に溶け込むのに必要なピースが出揃うのは10年以上かかる、と思っています。

あとは金融機能の民主化というか、「Wordpressみたいなのがでてきたから、新聞社や雑誌社以外でもガンガンとネットメディアを立ち上げられるよね」みたいな事例の金融版が出てきたりして、なんか、楽しくなりそうな気がしています。なんか思ったよりショボイところがそれをやって、ネットユーザーが受け入れて、、みたいなところからはじまるんじゃないかなーと。

IoT

一時期流行って、また静かだなーと思っている人もいると思うんですが、20年代で爆発します。爆発するというか、自然に溶け込みそう。爆発的にリアル世界にセンサーがついて、その情報をもとに最適化をAIが行う、みたいな?

部屋中の微生物の数と質を把握して、生産性をあげるために空気清浄機がなんかすごいことをする、みたいなのとか・・・?

起業

起業でいうと、重視されるのが「営業・利害関係の調整」あたりだと思います。LayerX社とか、ミラティブ社、ONE MEDIA社とかが強いなーと思うのはそこですね。プロダクト力や開発力はもはや当たり前、その上で「その業界といかに協力しあって大きな価値を出すか」というのができる人たちが起業で成功すると思っています。

プロダクトだけ創っていたいです、とか、熱意と勢いで、すごいものを作って、業界にインパクトを与える!みたいな勝負は、この2020年代はつらそうなイメージがあります。そんなレベルだともう生き残れないというか・・・。

これは年齢を重ねて経験がある人が有利にも見えますが、優秀な若手はそこも軽々と実現しているのが今です。怖い。

その他

リモート会議はどんどんと進化するので、リモート勤務OKの会社が増えてくるとかはありそうです。仕事の管理手法も進化していますしね。

副業の流れは、むしろ「転職を推進するためのもの」として活用されそうなイメージです。転職は怖いけど副業なら・・・というので、大企業からベンチャーでのお試し勤務をする人が増えて、人材流動が増えるとか。

残業という概念はかなり減ると思います。残業が0の会社も増えてくる気がします。週4日勤務を実験的に実施する会社もちらほら出てきそう。

というわけで

ぐわーって書いてみましたが、正答率はおそらく10-15%いけばいいほうだと思います。

正答率が0%だったら10年後にめっちゃ笑いましょう!

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コメント (3)
楽しく読ませてもらいました。
テキストは壁画だよ(笑)
面白かったです。ARでスマホを持たなくなるってことはないですかね
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