web3でソーシャルブックマークを創るとしたら?の企画案
こんにちは!
さて、弊社では、web3系のサービスをいろいろと企画したり開発したりしていて、とても楽しい毎日を過ごしているんですが、今日は「ソーシャルブックマーク的なサービスをweb3で作れないか?」というのを考えてみました。
web3の前提
まず前提として、web3でできるのではないか?と期待されている一つが、「貢献する人が、きちんとインセンティブをもらえる」というものです。
よくいわれるんですが、FacebookもInstagramもTikTokもTwitterも、投稿してコンテンツを作っているのはユーザーにも関わらず、そのコンテンツ作成者にはインセンティブは支払われません。
意地悪な言い方をすれば、投稿者には1円も還元せずに、儲かるのは運営会社の創業者、投資家、従業員だけだよね、とも言えます。ちなみにザッカーバーグ氏の個人資産は8.4兆円です。
もちろん、実際は、多くのリスクを背負って開発をし、長い間かけてシステムを作り上げて、多くの人が無料で使える、楽しい場所を作ったという点で非常に価値があるので、利益を得るのは当然ではあるんですが、、
「web3」というムーヴメントは基本的にはカウンターカルチャーの要素が現在では強いんです。なので、web3文脈では
Web2.0では暴利を貪るプラットフォームが生まれてしまう
web3の精神、技術を使って、Web2.0とは違うサービスを創る
という感じで話されることが多いです。
これが正しいかどうかはどうでもよくて「web3の思想的の出発点として」、このポイントを基準にして企画を考えてみます。
ソーシャルブックマークとは?
ソーシャルブックマークとは、Web2.0の初期時代に流行った仕組みです。
簡単にいうと「みんながおもしろいと思ったものをブックマークする」というサービスです。そうすると「特におもしろいと思う記事が上位に来るので、記事発見に役に立つ」というものです。
海外だと、当時「delicious」というサービスや、ニュースサイトだと「digg」というサービスが盛り上がっていました。日本だと「はてなブックマーク」がいまだに強い場所として残っています。
はてなブックマークでは、未だに1000ブックマークいったらかなりのヒットになるので、「投稿する人が数%くらい、閲覧する人が残りの90%以上」みたいな設計で成り立ちそうです。
ソーシャルブックマークを抑えるとよさそうな理由
ソーシャルブックマークの仕組みが良い理由としては、おもしろい記事やサイト、動画を見に来る人たちが多く集まることです。
というのも、メディア系のインターネットビジネスにおいては、「お客さんが記事を探しに来る場所を抑える」というのが鉄則なです。
Webメディアなどをやる時にやりがちなのが
良いコンテンツを創る
そのコンテンツを見に来る人たちを増やす
という形です。これは間違っていないんですが、「わざわざ特定のメディアを見に行かない」というのがあるため、コストがかかる割にビジネスとして成り立ちづらいというのがあります。
ご自身のことを考えてみてもらうとわかるんですが、何かのコンテンツを見るときには、だいたいのケースで、Yahoo!ニュースやSmartNewsのようなアグリゲーションサービス、もしくはTwtitterなどのSNSで発見する、というのが多いのではないでしょうか。
新聞社のサイトやメディアのサイトを観に行く、というのはよほど好きなジャンルだったり、好きなメディアでないと成り立たないんです。
そして、ユーザーがまず記事を探しに来る場所を抑えていないメディアはとても弱いんです。毎回の記事をバズったり、SEOで集客できるようにしないとビジネスにならないからです。でもこれをやっていると、メディアとしての統一感もなくなっていくので、これまた難しい。
なので、ここ最近で成功したオンラインメディアは、NewsPicksのように「他社のコンテンツを集めて来る&著名人のコメントでより価値を高める」といったように「まずユーザーがコンテンツを探しに来る場所」を抑えたところになるわけです。
そこを抑えてしまえば、NewsPicksのように、オリジナルのコンテンツを創ることで、より拡大していくことができるわけです。
もうひとつの成功例はMERYなどがあげられますが、あれも、キュレーションメディアという仕組みを使って、安価にユーザーがコンテンツを探しに来る場所を設計して、そこから高品質なコンテンツを作って提供するという形なので、実はNewsPicksなどと同じだと思っています。
web3でのソーシャルブックマーク
というので、web3でソーシャルブックマークを設計するとしたら・・・を考えてみたんですが、、
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