
最終面接だけ落ちてしまう人は、経営層が何をみているのかを知るだけで通りやすくなると思う
こんにちは!
今日はマシュマロの質問に答えていこうと思います!
けんすうさん、いつもためになる投稿ありがとうございます。いま転職活動中なのですが、多くの企業で一次面接〜三次面接は非常に好感度高く手応えも感じながら通過するのにもかかわらず、最終面接(社長/役員面接)で必ず落とされてしまいます。つい先日も苦労して5次面接まで行ったのに落とされた企業があり、自分には社長・役員といった位の高い人とコミュニケーションする力が決定的に足りない気がしており、焦りを感じています(5社最終まで進み5社とも全敗)。どうしたら目上の人に刺さるようなコミュニケーションができるようになるでしょうか。仮にけんすうさんが最終面接の面接官なら、どのようなポイントを見ていますか?
ちなみに今30歳で、お客さん相手にリアルでコミュニケーションをする機会はそこそこありますが、普段の業務で社長クラスの方と話す機会はほとんどありません。社内で積極的に目上の人と飲み会に行くとか、キャバ嬢の話術を学ぶとか、そういうことが必要なのでしょうか…。
お答えします!
コミュ力とは何か?
まず、一次面接などと最終面接の違いを整理しておくと、、
一次面接・二次面接はいわゆる、人事担当者や現場のマネージャークラスがすることが多いんですけど、ここでは、スキルや経験、人格などの“適性”を細かくチェックすることが多いです。
専門スキルはあるのか?とか、業務経験はあるのかとか、コミュニケーションに問題がないか?などをみられる訳ですね。一緒に働く人とかも多いので、即戦力かどうかとかも重視されますし、嫌なやつだったらこられても困るので、そういう人は弾かれる、とかもあります。
一方で、最終面接は、多くは社長や役員などの人です。
この辺りの人たちが何をやっているかというと、いわゆる経営ですね。なので、現場の仕事である「執行」とは違います。
じゃあ、こういう立場の人がどこをみているのか、、というと、一般的には、候補者のマインドやビジョン、カルチャーフィット、採用した時のリスクなどをみます。
この立場の人たちは、会社の方向性を決める人たちとも言えますし、現場の人たちとはみている時間軸が違います。現場の人たちは短期的に結果を出すことが仕事ですが、このレイヤーの人たちは、長期的な会社の発展のために働きます。
なので、会社の理念や経営方針への共感を大事にする人とかが多いですし、長期的に、組織の将来を任せられるかどうか、他の社員へのいい影響を与えてくれるか、将来リーダーシップを取れる人材かどうか、みたいな面で見られたりします。
この違いをまず把握しておくのが重要かなあと。
なんとなく「立場が目上の人が苦手」とか、年上の人が苦手、みたいな感じで捉えておくとそれはミスりそうだなと。例えば、質問主さんよりも年下の25歳の経営者とかでも、この辺りの視点は変わらないんじゃないかなと思います。
どういう人材が求められるか?
ということを踏まえた上で、役員の人たちがどのような人を求めるのかを整理すると、、
人や会社によって違うと思いつつ、大雑把にいうと
「自分のスキル・経験・考え方が、御社にとってどんなメリットをもたらすか」を具体的に示せるか
チームの文化や価値観になじんでくれるか、トップと理念・信念が一致しているか
もし将来的にリーダー・マネージャー候補としての採用が想定されているなら、人を巻き込む力や物事を前に進める推進力があるか
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