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長期目線がいいと言われても、早期に諦めた方がいいやつもあるのでは?

こんにちは!最近書いているテーマについて質問があったので、お答えします!

アル開発室会員です。

最近の「時間軸は長く取って考えた方がいい」
「余裕がないと長期目線の戦略は取れない」の記事を読んで、

・すぐに結果が出なくて焦ったときには、長めの時間軸を意識した方がいい
・長めの時間軸を意識するために、余裕のあるうちに早めにやっておいた方がいい

ということはわかったのですが、「長めの時間軸を意識してやってはいるものの、全然結果が出ないこと」に
ケリをつけるにはどうしたらいいと思いますか。

例えば、M-1であれば「結成から15年経って結果がでなければ参加できない」という条件が設定してありますが、世の中にある挑戦って、そのような条件が設定されていないものがほとんどですよね。

例えば
・YouTubeで長期目線を持って頑張ろうと思ったけど5年間チャンネル登録者が伸びません。

という人が、「そろそろ潮時か?」と判断すべきかどうかって悩むところだと思うんです。
「いやいや、もっと長期的な目線を持たなければ」と考えて、10年、15年と結果が出ていないにも関わらず、ずるずるとそれをやってしまうことも起こり得るよな、と。
もしかしたらその時間を結果が出ることに使えたかもしれないわけで、そう考えると長期的な目線を持つということがすごく恐ろしいことのように感じられます。
だからこそ、時間軸は短期的に取ってしまいがちなのではないでしょうか。

・積み立て投資
・貯金
・ダイエット
・トレーニング
・英語
・最新技術の勉強

とかは長期的な目線を持てば確実にいつか成果が出そうなことだとは思うのですが、

・副業
・SNS運用
・起業
・アート活動
・その他もろもろの挑戦

って、「やれば必ず結果が出る」というものではありませんよね。
そういったものに関しては、どれだけの長期的な目線を持てばよくて、「ケリ」はどういった条件のときにつければいいのか、を教えてほしいです。

これ、よく聞かれるし、僕も悩むんですが、結論で言うと

  • 長期的な目線で取り組めば成功したのに、すぐに諦めてしまう

  • すぐに諦めて色々試すべきなのに、ダラダラやってしまう

の両方の失敗があるので、「ものによる」というのは確実ですし、その上「こういう基準でこうするべき」みたいなわかりやすい指針も作れません。なので、人に聞いても、色々な答えが返ってきてしまいます。

一方で気をつけないといけないのは「早期に諦めたのは、長くやってたら成功したか?というのは確認できないし、認知もしない」一方で、「長くやってて、最終的に諦めたのはめちゃくちゃ記憶に残る」というのがあるので、後者の方が気づきやすいというのがあります。ここは注意です。

また、「確率論」で考えると、ある程度の筋などはわかるんじゃないかなあ、と思うので、いくつか例を出してみます!

YouTuber

・YouTubeで長期目線を持って頑張ろうと思ったけど5年間チャンネル登録者が伸びません。という人が、「そろそろ潮時か?」と判断すべきかどうかって悩むところだと思うんです。

これは、そもそも目標設定によると思うんですが、登録者100万人以上のYouTubeチャンネルは、日本国内だと、おそらく1000人くらいなんです。ランキングサイトを見ると100万人を超えると、上位900位に入るので。抜け漏れなどを考慮しても、1000人くらいですね。

これは上位0.1%くらいじゃないか、と言われています。

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