バンドザウルスとのコラボNFTについて頭を悩ませている話
こんにちは!けんすうです。いつもがんばっています!
というわけで、slothというNFTをやっているんですが、コラボがどんどん進んでおりまして、好調です。
今日とかは、ハロウィンの衣装なども出してみました。いろいろな服に着せ替えられて自己表現ができるというところをがんばっています。
アバタービジネスというのは、基本的には「一瞬めちゃくちゃに盛り上がることはあるけど、持続し続けるものでもない」と思っていて、、いろいろ打ち手は打っていかないといけないんですが、今のNFTにおいては、そこそこの最適解なのではないかと思ってがんばっています。
んで、今度、キングコングの西野さんがやっている「バンドザウルス」とコラボすることになって、その衣装を考えているんですが、それがすごい頭を悩ませているので、その話です。
衣装案
とりあえず、僕らが作ってみたのは、素直に、「バンドザウルスのきぐるみを再現したもの」です。こんな感じですね。
ですが「うーん?なんか違う・・・?」という気もしたので、今度は「ファンは肉と呼ばれているから、肉にしよう」と思ったのが以下です。
ファンは小さい差を喜ぶのではないかと思って、焼き加減で差をつけてみました。
そして、この段階で、西野さんに見せたところ、フィードバックとして
コレというのはこの衣装です。
これは、めちゃくちゃなるほど!と思いました。
というのも、プペルの衣装を作るときも、コスプレにしないようにしようという話で作ってたんです。
つまりは「コンセプトや大事なものはそのままにしつつ、その状況に合う最大のものを作る」ということです。
たとえば、ミュージカルのプペルの衣装って、絵本や映画とは全然違うんですね。
コスプレ感がないように、メディアや状況に合わせて変えていくのがとても大事ということです。
そして、西野さん、ラフまで描いてくださって、、(めちゃくちゃ忙しいのに深夜に描いてくれた)
「たとえば、カジカジを描く時は、情報は最小限にして(ファンなら分かるぐらいにして)、これぐらいなのかも」とのことでした。
で、これはめちゃくちゃ勉強になるなと思ったんです。
首の概念
バンドザウルスのデザイン的な特徴を僕なりに言語化すると
「きぐるみなのに、人っぽい」
というところなんじゃないかと思ったんです。
たとえば、昔のゴジラとかの特撮のキャラクターって、実は首に特徴があるんです。なぜかというと、「人が着るものは、首元に特徴があると人っぽくなってしまうから」ですね。
手足と頭はともかく、なんか首が人間ぽいと、一気に「あー、きぐるみ着ているな」という感じになるんじゃないかと仮説を持っています。
で、バンドザウルスは、意図的に「顔だけ恐竜の被り物をしている」というのを強調したデザインになっていて、それがちょっとおもしろさにつながっていると思っています。
西野さんが取り上げるバンドザウルスの写真って、スーツとか、襟元がしっかりしている、フォーマルよりの服が多いんですね。
おそらく、こっちのほうが違和感が出ておもしろいからだと思うんです。
んで・・・。さっきのように、slothくんというナマケモノの衣装にこれを使うと
下がちゃんとした服であるというのが、よくわからないことになる
となってしまうんです。
人が着ていないのに、は「人が恐竜のかぶりものをしている違和感のおもしろさ」がなくなるので、なんかごちゃっとしてしまう。
もう一度見てみましょう。
なんか情報量が多いというか「よくわからない」になってしまっているのかもしれないと思いました。
だとしたら、西野さんの案のように「動物なのにもっと強い動物に食べられているような感じできぐるみになっている」というほうが、かわいいのかもしれない・・・!と思いました。
というわけで
これからまたデザインを考え直しなんですがキャラクターの造形などに関しての知見が溜まっていっておもしろいです。
コラボ相手の方々に「これはもうちょっとこうなんです」みたいな指摘をもらうたびに、チームがパワーアップしていっているのがすごくいいなあ、と思っているこの頃です。
発売したらみなさん買ってくださいー!では!
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